2007年12月03日

呪いが解けるその2 フレンズ3-9その5

モニカのラフプレーは反則だ、と抗議するロスですが、
モニカ: (to Chandler and Joey) I won the game. ([チャンドラーとジョーイに] 私は試合に勝ったのよ。)
ロス: Oh yeah? Then how come you didn't get the Geller Cup? (あぁ、そう? そしたら、どうしてモニカはゲラー・カップをゲットできなかったの?)
レイチェル: Um, there was a Geller Cup? (まぁ、ゲラー・カップというのもあったの?)
ロス: Yes, it was the trophy you got if you won the game. But our Dad said, "Nobody won that game," and he was sick of our fighting. So he took the trophy .... (pauses to collect himself, as he is on the verge of tears saying this) threw it in the lake. (そうだよ。もし試合に勝ったら貰えるトロフィーなんだ。でも、パパは言ったんだ、「その試合の勝者はいない。」って。そして、パパは僕たちの争いにげんなりして、そのトロフィーを取り上げて… [落ち着くために一呼吸おく、その時ロスは、これを言うのに今にも泣きそうになる] そのトロフィーを湖に投げたんだ。)
チャンドラー: And was the curse lifted? (そして、呪いは解けた?)

the Geller Bowl に続いて、今度は the Geller Cup という言葉まで出てきました。
今さらですが、cup は a coffee cup などのいわゆる「カップ」「茶碗」のことで、ここでの cup は「優勝杯」のことですね。
そういう優勝杯を争って競う試合のことも、cup と呼びます。
嬉しそうに、「そんなものまであるの?」という感じのレイチェル。
確かに、ゲラー家内での毎年恒例の試合にしては、えらく本格的ですねぇ。

collect oneself は「心を落ち着ける、気を取り直す、気を静める」。
collect は元々「集める」という意味なので、動揺している時に、頭が混乱して、気持ちや考えがまとまらない時に、それを寄せ集めて一つの考えにまとめる、みたいなニュアンスがあるのかな、と思います。
get oneself together 「落ち着く、自制する」という表現もありますが、それと似たニュアンスでしょうか。

on the verge of は「今にも…しようとして」。
on the verge of tears だと「今にも泣きそうになって」ですね。

トロフィーを湖に投げた、の後の、チャンドラーのセリフ、And was the curse lifted? には大笑いしてしまいました。
湖というのは、昔話や神話などで、神様や精霊が住んでいると思われているような場所ですね。
そこに何かを投げ入れると、それで呪いが解ける、という展開もよくあるように思います。
そういうものをイメージして、「そのゲラー・カップのトロフィーを湖に投げたら、何かにかけられていた呪いが解けました…めでたし、めでたし…ってなったの?」と、その「湖に投げる」という大袈裟な行為を茶化しているのです。

フレンズ3-8その19 でも「呪いが解ける」という表現が出てきました。
そこでは、"The curse is broken." と、動詞は break が使われていました。

今回の lift の基本的な意味は「持ち上げる」で、そこから、物理的な物体だけではなく、「封鎖・包囲」「関税」などの障害を取り除く、という意味にもなります。
lift a ban on なら、「…の禁止を解除する」という意味ですね。
何か障壁となっているものを「持ち上げて外す」というニュアンスでしょう。
呪いの場合も、大きな手(神かまたは神に匹敵するような大きな力)がそれを持ち上げて外すことで、呪いが解けたようなニュアンスが感じられますね。


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posted by Rach at 13:58| Comment(4) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。勉強になります。ミススペル等々ご指摘ありがとうございます。直感だけでいつもつっぱしっちゃうので恥ずかしいです。
How embarrased!

lift the curseっておもしろいですねlifet the sanctionと同じ使い方なんですね。

寒いので風邪などひかぬようがんばってください。加油!

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こちらにもお越しください。

Posted by 中国語アドバイザー愛沙 at 2007年12月03日 22:17
はじめまして。
フレンズで最近勉強を始めたので細かく解説されていて勉強になります。

こちらのサイトへはみんなの英会話奮闘記から参りました。
さきほどみたところ上位サイトはどれも接戦ですね。
ACEさんのサイトは情報盛りだくさん、リウマチばあさんは独自路線でコアな読者層がいる気配、ほぼ毎日さんは幅広いジャンルで価値のあるネタが多い。実はほぼ毎日さんのブログでフレンズで英語学習を紹介していたのがきっかけでフレンズをみはじめたんです。
今後はこちらのサイトも応援したいと思います
よろしくおねがいします。
Posted by hana at 2007年12月04日 09:33
愛沙さんへ
いえいえ、こちらこそ、いつもいろいろと教えていただいてありがとうございます。
何かの単語を見て、その関連語を思い出す、ということはとても大事なことですよね。
やっぱり、愛沙さんも、lift the curse って面白い表現だと思われます? break は何となくわかるけど、lift はなかなか日本人には出てこない発想かなぁ、と思いました。

中国語の「電話するから」ですが、Wait for me to call (you) みたいな感じなんですね?
Posted by Rach at 2007年12月04日 11:39
hanaさんへ
はじめまして! ご訪問&コメントありがとうございます。

そうですねぇ、「みんなの英会話奮闘記」は接戦ですね。挙げて下さった他の方のブログ、みなさん魅力的ですよね。そういう素敵なサイトと順位を競わせていただいていること、大変光栄に思っています。

ずっと前から、そして今でも、「フレンズで英語学習」をお勧めしている人は本当に多いですねぇ。私もそのうちの一人として、多くの英語学習者の方に、フレンズを使って英語学習していただけたらいいなぁ、フレンズの英語の解釈についていろいろと意見を交換できたらいいなぁ、と思っています。

また、何かお気づきの点がありましたら、ご指摘下さい。こちらこそ、よろしくお願いします。
Posted by Rach at 2007年12月04日 11:49
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