ジョーイ: All right, we have to pick captains. (よし、キャプテンを選ばないとな。)
チャンドラー: And then "Tenilles [Tennilles]." (そして、それから、テニールもね。)
フィービー: Okay, so how do we decide that? (じゃあ、それをどうやって決めるの?)
モニカ: Well, why don’t we just bunny up? (そうね、バニー・アップをするのはどう?)
レイチェル&チャンドラー&ジョーイ: What? (何?)
モニカ&ロス: (holding both of their hands above their heads making rabbit ears with their fingers.) Bunny! ([頭の上に手を上げて、指でうさぎの耳を作る] バニー!)
チャンドラーの、And then "Tenilles." という謎のセリフ。
ネットスクリプトでは、Tineals と書いてあり、DVD英語字幕では、Tenilles と書いてあります。
"Tenilles" でぐぐってみると、Google が
もしかして: Tennille's
と聞き返してくれます(さすがは、グーグル…笑)。
そして、その Tennille's で検索してみると、以下のサイトを発見。
Amazon.com: Captain & Tennille's Greatest Hits (Captain & Tennille)
Captain & Tennille というグループ名だったんですね。
つまり、DVD字幕の綴り(Tenille(s))も誤植だった、ということになります。
正しい綴りは、Tennille と、n が2つ重なった方のようです。
詳しくはこちら(↓)。
Wikipedia 英語版: Captain & Tennille
70年代後半から80年代前半にかけてヒットしたアメリカのデュオ。
”キャプテン”・ダリル・ドラゴンと、トニー・テニールのコンビで、二人は1975年に結婚したそうです。
日本語では「キャプテン&テニール」と表記されているようですね。
彼らのオフィシャルページは以下のサイトで、今の彼らの姿を写真で見ることができます。
"Captain & Tennille" Home Page
今でも、お二人、仲良さそうですね(笑)。
今回は、ジョーイが「二人のキャプテン」という意味で、captains と複数形を使ったので、それに合わせてチャンドラーは、Tennille も複数形(Tennilles)にしてみた、ということのようです。
「captains とそれから、Tenilles」と言っていたので、captains & Tenilles みたいな名前のコンビがいるのかな?、とは調べる前から何となく思っていました。その読みが当たった感じです。
そういう意味で言うと、それが二つとも複数形であることに注目して、最初から、「captain Tenille」という二つの単語で検索していれば、ウィキペディアの英語版を始めとする、「キャプテン&テニール」関係のサイトがたくさんヒットして、そういう名前のグループがいるんだ、今回はそれをもじったジョークだったんだ、ということがすぐにわかったはずです。
(余談ですが、単語を二つにすると、ちょっとした綴り間違いのような「ゆらぎ」は勝手に考慮して探してくれるようです。Wikipedia 英語版や Amazon のサイトでは、Tenille という間違った綴りの表記もあって、ネイティブでも間違ってしまう綴りのようですね。)
ジョーイが複数形にしたから、チャンドラーも複数形にした、そういう「言葉遊び」の感覚を養うのも、ジョークを理解するのには大切なことですね。
みんなが「バニー・アップって何?」と聞いている隙に、説明もせず、バニー・アップをする二人。
みんなが「???」となっているくらいですから、一般用語ではないでしょう(笑)。
要は、うさちゃんみたいに頭に耳を立てる真似をする、ということです。
それを早くやったものが勝ち、という決め方らしい。
「そんなん、知らんやつにはわからへんやん。言うたもん勝ちやん。」的な、「知らない人には圧倒的に不利な決め方」でした。
ロスもモニカも、ゲラーボウルをしていた子供の頃に戻ってしまっていて、友達のことなど全く眼中にない、自分たちが昔やっていた通りにことを進めて、お互い相手に勝つことしか考えていない、というのがよくわかりますね。
(Rach からのお願い)
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up、downを使うとネイティブっぽい表現って多いですね。
roll up(手を洗う時に袖まくって)、up to my neck(身動きが取れない)とか walk down ,write down what I'm saying等等。
bunny upは可愛いい〜表現ですね。
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こちらこそ、いつもお世話さまです。
up, down をちょっと付け足すことで、すごくネイティブっぽい表現になりますよね。
write down の down などは、「書き留める」「書き付ける」の「留める」「付ける」に似たニュアンスがありますよね。下方向に力が働く、という感じがします。
up here, down there などの場所を表す副詞にくっつく場合もネイティブっぽいなぁ、といつも思います。
bunny up って可愛いですよね。実際にロスとモニカがそれをやって見せるのですが、見た目も可愛いですよ。何かに使えそうなんだけど、使うシチュエーションが思い浮かばない(笑)。
ヒラリーさんって中国語ではそう書くんですね。「これは人名ですが、誰の名前でしょう?」と聞かれたら、日本人でも何となくヒラリーさんだとわかりそうな感じはしますね。