2007年12月08日

son of a... フレンズ3-9その10

チャンドラー: The ball is Janice. The ball is Janice. (goes to kick the ball but kicks Ross's foot instead.) (そのボールはジャニスだ。そのボールはジャニスだ。[ボールを蹴りに行く、しかし、ロスの足を間違って代わりに蹴ってしまう])
ロス: Oww!! Son of a...! Ow! Come on! (あぁ! ちくしょう…! もう、やめてよ!)

Son of a...! と絶句していますが、これは、Son of a bitch! 「ちくしょう! くそ!」という決まり文句ですね。
S.O.B. や SOB または s.o.b. などと表記されることもよくあります。
bitch は元々は「メス犬」という意味で、そこから「尻軽女、意地悪女」という女性に対する蔑称になります。
son of a bitch は「ひどい女の息子」みたいなことですね。
そんな風に bitch という言葉は卑語なので、その手前で止めているのでしょう。
止めてもその後に何が来るかは誰にでもわかりますし。

卑語と言えば、映画によく登場する、f*ck, f*cking という表現がありますが、これは「テレビドラマであるフレンズでは使えない」ようですね。
使っているのを聞いたことがありません(多分)。
DVDの映像特典のNG集を見ていると、セリフをトチった後に俳優が言う言葉に「ピー」という音が入ることがあるのですが、これはきっと f*ck 系の言葉なんだろうなぁ、と私は思っているのですが…。

で、bitch も卑語は卑語なのですが、フレンズでその言葉が使えない、ということでもないようで、過去にも bitch という単語は登場しています。

フレンズ2-22その21 では、「罵(ののし)り合う」というニュアンスの動詞として使われていました。
レイチェル: I mean I was in there just listening to them bitch about each other... (あそこにいて、パパとママがお互いを罵り合っているのを聞いている時…)

フレンズ3-2その25 では、
モニカ: That bitch always hated me. (あの意地悪女はいつも私を嫌ってたわ。)
というのもありました。

過去記事の解説では取り上げていなかったのですが、以下の 1-4 のセリフが一番典型的な使われ方ですね。
かっこいい男性の部屋を覗いていたフィービーたち、その恋人らしき人が部屋の中を歩いているのを見て、
フィービー: Oh, wait, she's walking across the floor.. she's walking.. she's walking.. she's going for the pizza- (YELLS) Hey, that's not for you, bitch! (あ、待って。彼女はフロアを歩いて行くわ。歩いてる、歩いてる…彼女はピザに手を伸ばそうとしている… [叫んで] ちょっと! それはあなたのピザじゃないわよ、このアマ!)
このセリフを言った後、「私ったら興奮して、すごい言葉を言っちゃったわ。」みたいな顔をしていた気がします。
それくらい過激な言葉なわけですね。
アリー my Love ではネルとリンがすれ違う時に、"Hi, bitch!" などと軽く挨拶していたりしたのですが、あれもああいうキツいキャラならではの演出ですね。


ジョーイがタッチダウンして、モニカのチームが先制します。
モニカ: Score! Seven to nothing! (得点![やったわ!] 7対0よ!)

Score! はまさにスコアを入れた時の喜びの叫びですね。
フレンズ1-12 で、初めてフーズボール・テーブルが登場した時、
モニカ: [Monica scores on Chandler and Joey] Score! [points at Chandler] You suck! ([モニカはチャンドラーとジョーイに対してポイントを獲得して[シュートを決めて]] やったわ! [チャンドラーを指差して] あなた(たち)って下手ね!)
と、いきなり勝って、勝ち誇っていましたね。
You suck! と言うところがいかにもモニカらしい(笑)。

フレンズ1-16その3 でも、注文した以上のものをアースラが運んできたと聞いて、
チャンドラー: Score. (やったな。)
と答えていました。


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posted by Rach at 18:28| Comment(4) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
Son of a bitchとかchill out!slap me five!なんてスラングはすぐに記憶するんですけど、テストに出るような肝心な事が頭に残らないんですよ。

“オマエの母さんでべそ”は、Mother Fu××er!なのかなあ?そういう発想はすぐ働くのにテストに出るような肝心な事は忘れてしまうんですよ。

いい方法はないものでしようか?

愛沙の「実践現代中国語単語集」
世界情勢から中国語を学ぼう!
こちらにもお越しください。
Posted by 中国語アドバイザー愛沙 at 2007年12月08日 19:32
使ってはいけない言葉を子供の前で言ってしまうとか言ってはいけない場面でつい言ってしまうパターンはコメディーでは多いですね。フレンズでは3回あったのは覚えています。
Ross: SON OF A BITCH! (turns to his right to see three kids staring at him) (To the kids) Oh relax! I didn't say the 'F' word! (They go away)
Hugh Grant演ずる首相が初めて官邸にはいって新人のメードと顔合わせをして恋に落ちる映画がありますが、そのときの台詞がおもしろいです。
prime minister:Hello, Natalie. (よろしくナタリー)
Natalie:Hello, David. I mean, sir. Shit, I can't believe I've just said that.And now I've gone and said shit. Twice. I'm so sorry, sir. (はじめまして、デヴィッド、いえ閣下、Shit、ファーストネームで呼んでしまったりして信じられないShit、それに愚かなことを(shit)いってしまった。二度目です。申し訳ありません)
prime minister:You could've said "fuck" and we'd have been in real trouble.(気にしなくていいよ、"fuck"を使ってたとしたらそれは問題だっただろうけどね)
Natalie:Thank you, sir. I had a premonition I was gonna fuck up on my first day.Oh, piss it!(ありがとうございます閣下、初日からfuck upするんじゃないかと嫌な予感があったんです、なんてこと、またやってしまった)
"6回目"
Posted by catch at 2007年12月09日 00:54
愛沙さんへ
スラングって面白い表現が多いから、すぐに覚えちゃいますよね。

「お前の母ちゃん、でべそ」って、友達に悪態をつく伝統的な(?)表現ですが(その割には実際に言っているのをあまり聞いたことないですが)、これは「相手が大切に思っているであろう母親を貶める(おとしめる)ことで、その相手の心を傷付ける」という悪口ですよね。
英語圏の人は母親を大事にするし、母親に対する愛情もはっきり口にするけれど、日本人はあまりそういう部分は表に出さない、それなのにこういう悪口が日本語に存在するのって面白いなぁ…と以前から思っていたんですよ。

motherf*cker は過去記事でも取り上げたことがあるのですが、
フレンズ1-11その4
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470078.html
その相手に対して「お前は母親とそういうことをするヤツだ!」と相手を貶める表現ですよね(もちろん、その相手とされている母親をも侮辱することにもなるわけですが)。
だから、「母ちゃんでべそ」という悪口とは、ちょっとニュアンスが違うような気もします(よくわかりませんが)。

テストに出るか出ないかで覚えることが決まってしまう、っていうのは本当につまらないですよねぇ。私みたいに大人になってから英語を勉強し直す場合には、そういう「品行方正な英語」だけを扱わなくて済む、というところが利点なのかな、と思います。

実は、私が初めて motherf*cker という単語を知ったのは、大学受験の浪人時代。予備校の先生が授業中に教えてくれたんですよ。確か映画「プラトーン」のセリフだったと思うのですが(未だにプラトーンは見てないので確認できていませんが)、f*ck という言葉の意味と、どうして motherf*cker がひどい意味になるのか、ということまで、黒板にデカデカとその単語を書いて説明されていました(笑)。

高校の先生ならそこまで出来ないかもしれませんね。私はそういう先生の教え方がすごく面白いし、興味をそそられると思いました。「楽しく学ぶ」ことの原点は、そういう楽しく興味深い授業をしてくれた予備校の先生の影響がものすごく大きいんです。

テストに出るから大事だ、というわけではないですよね。テストに出るのは「テストに出しやすい」から出ているだけだと思います。受験生や学生の間はそれでも「テスト対策」をせざるを得ないから、つらいところなんですが(笑)。

貴ブログの三国志のお話ですが、諸葛亮孔明、大好きなんですよ。ああいう聡明な人っていいですよね(笑)。昔、NHKの人形劇「三国志」では森本レオさんが声をアテていた、人形の造形もとても美しかった(笑)。その孔明様ってすごく人気があったらしくて、バレンタインに孔明様宛てにチョコレートがいっぱい届いたとか。人形だからチョコ食べられないのに、ですよ(笑)。
Posted by Rach at 2007年12月09日 15:17
catchさんへ
フレンズたちの内輪の話ならいいけれど、目上の人とか親の前とか子供の前では、使わない方がいい言葉ってありますよね。
そのセリフは 10-7 ですね。
それ以外に私が思い出すのは、8-12 のゲームの機械が出てくるエピソードで、「ベンに見せたくない言葉」が出てくるシーンがありますよね?

「Hugh Grant演ずる…恋に落ちる映画」、長い形容詞句をつけて映画を説明していただいてありがとうございます。Hugh Grant と見た時に、どの映画かわかりましたよ、何しろ、この映画について言及されるのは "6回目" ですからね(笑)。

実は、「本当にこれが6回目なんやろうか?」と思って、検索して調べてみたんですよ。本当に今回のが6回目でした。(ほんとに数えて下さっていたんですね!)
コメント欄でこの映画について触れていただいた記事のタイトル、私もメモっておきました。これから一緒に数えていきましょうね(爆)。

その「相手は首相なのについうっかり下品な言葉を使ってしまう」というやり取り、本当に面白いですねぇ。最後の piss も元々は「おしっこする」ですから、お下品な表現ですよね。
そのシーンを見ていなくても、そのセリフだけで、その彼女がとっても可愛い人だと思えてしまいます。catchさんがその映画をお好きなの、わかる気がします。
もうこのやり取り聞いて、その映画わかったような気になっちゃったから、やっぱりまだ見なくてもいいかなぁ。あと何回引き合いに出されるかが楽しみだし(笑)。さて、7回目はいつになるでしょう?
Posted by Rach at 2007年12月09日 15:23
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