ロス: Okay, (to Chandler) this play, I want you to do a down-and-out to the right, okay? Break! (よし。[チャンドラーに] このプレーは、チャンドラーには、右方向にダウンしてアウトしてもらいたい、いいかい? 解散!)
レイチェル: Wait, what am I gonna do? (待って。私は何をすればいいの?)
ロス: You? You go long. (君? 君は遠くへ行って。)
レイチェル: Wait, how long? (待ってよ、どのくらい遠く?)
ロス: Until we start to look very small. (僕らがとっても小さく見え始めるところまで。)
レイチェル: Okay. (わかった。)
ロス: Break! (解散!)
go long 「遠くに行っておいて。」とは、体(てい)よくレイチェルを戦線離脱させようとしているのですね。
上手くないために傍にいられると足手まといになるので(←失礼)、邪魔にならないような遠くに行っておいて、ということです。
それだけでもかなりひどいのに、僕らの姿が very small に見えるところまで、とはあんまりですね。
遠くにしても、「どんだけぇ〜!」って感じです(笑)。
でも、その意味に気付かず、素直に従うレイチェルが可愛いというか、ほんとに何にもわかってないんだなぁ、というか。
試合をしている時、ボールがフィールドの外に転がって行き、そのボールをきれいな女性が足で止めます。
ジョーイ: Haaaaa! Hey-hey, thanks for stopping our ball. ([美人なので見とれて] はぁー! ねぇねぇ、ボールを止めてくれてありがとう。)
女性: (in a foreign accent) You are playing American football? ([外国のアクセントで] あなたたちはアメリカン・フットボールをやっているの?)
ジョーイ: Yeah! Wow, you're like, from a whole other country! (そうだよ! わぁ、君は、ほら、全く別の国の出身みたいだね[別の国から来た人なんだね]。)
女性: I'm Dutch. (私はダッチ[オランダ人]よ。)
ジョーイ: Hi-hi, I'm Joey. (はーい、俺はジョーイ。)
女性: I'm Margha. (私はマーハよ。)
ジョーイ: I'm sorry, Dutch, I didn't get that last little bit. (ごめんよ、ダッチ。その最後がちょっと聞き取れなくて。)
チャンドラー: (running up) Hey Joey, you wanna play football or you wanna.. (sees Margha) Hi, I'm Chandler. ([走ってくる] やぁ、ジョーイ。フットボールをやりたいのかそれとも… [マーハを見て] はーい、僕はチャンドラーです。)
マーハ: Hello, Chandler. (こんにちは、チャンドラー。)
ジョーイ: Her name is Dutch and also "Margham." (彼女の名前はダッチで、マグハムでもあるんだ。)
マーハ: Margha. (マーハよ。)
ジョーイ: Mar-klan. (マークラン。)
マーハ: Mar-gha. (マー・ハ。)
チャンドラー: Mar-haaaan. (マーハ〜ン。)
Dutch は「オランダ人の、オランダ語の」という形容詞ですね。
名詞としては「オランダ語」、the Dutch で集合的に「オランダ人、オランダ国民」という意味になります。
I'm Dutch. が「私はオランダ人だ。」という意味なのは、すぐにわかると思うのですが、ジョーイはダッチを彼女の名前だと思っているのですね。
だから、自分も名前を名乗っているのです。
I'm sorry, Dutch. と呼びかけていることからもわかります(笑)。
チャンドラーは、こちらにやって来る時に、ジョーイが女性としゃべってるのはわかったんでしょうね。
それで、ゲームの途中なのに女の子と話すなよ、女の子をナンパしてるのか?みたいに言おうと思ったんでしょう。
"You wanna play football or you wanna hit on her?" みたいなことでしょうか?
Her name is Dutch and also "Margham." とジョーイは言っていますが、スパイじゃあるまいし、「またの名」みたいでおかしいですね。
この「マーハ〜ン♪」というチャンドラーの発音もおかしいのですが、この Mar-haaaan. という綴りを見ると、映画「舞妓Haaaan!!!(まいこ・はーん)」を思い出すのは私だけ?
外国人の名前は読みにくいものですが、英語圏の人も、オランダ系の名前は発音しにくいようです。
ちょっと安心しますね(笑)。
(Rach からのお願い)
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このオランダ女性も顔がうっすり思い浮かぶような。
あ!コメント、ありがとうございました〜。
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ぽちもしておきますね〜♪
フレンズは、日常会話がすごく多くて勉強になりますね!
アメリカ人に根強い人気のあるSeinfeld
(日本語訳だと「となりのサインフェルド」になるようです)って、ご存知ですか?
ジョークが日本人にあまり通じないようで、
日本では人気ないみたいなんですけど、おもしろいですよ♪
(英語は時々難しい単語とかあってわかりません。。)
言葉遊びが多いと思うので、
日本語を見ないほうが(聞かないほうが)面白いと思います!
外国人の名前とか地名とか日本語とちがったり発音に困ることがありますね。例えば、Sunjoseサンホセ、Johannesburgヨハネスブルグ、Viennaウイーン等等。
Chandlerもユダヤ系なのですか?
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愛沙の「実践現代中国語単語集」
こちらにもお越しください。
時々見せていただいています。すごい勉強量ですね。
Blog更新ってほんと大変です。
Friendsのファンで、揃えて勉強しています。
というか、ひとりで何度も見ているだけですけど。。
自己紹介として、英語の勉強は、Friendsと英語読書、そんな
偏った状態ですが、だんだん進歩したようなので、思い切って
受けてみた 2003年、TOEIC 830点でした。
それ以来受けてないので、来年また受けようかと思っています。
TOEICのために勉強しているんじゃないとはいえ、点数落ちたくないものです。。。
いきなりやってきて勝手に自己紹介をして、ついでに質問まで
してしまいますm(_ _)m
最近またFriendsを1から見ていたんですが、
最初の最初、離婚したロスを激励するジョーイが、
世の中にはいろんなアイスフレーバーがあると言ったあとで、
You got married. You were like, what? 8?
と言ったあと、Grab a spoon! と励ます場面が
あります。この、8って何でしょうか?
英語字幕を見るまでは、ate かなぁ??と思っていたんですが、
違っていました。
気になって、先日こちらでログを探したのですが、見つからず、
あったらごめんなさい。
教えていただけたら幸いです
またお越しいただき、ありがとうございます。
貴ブログでのお返事で、ゆぶさんが私の経歴の記事にまで目を通して下さっていたと知って、嬉しいです。
上の記事に出てくるオランダ人女性は、ジョーイが唸るだけあって、かなりの美人ですよ(笑)。
サインフェルド、って名前しか知らないんですよ。残念ながら、日本ではアメリカほどの人気はないようですね。言葉遊びが多いようなそういうウィットに富んだ会話っていうのは、やはり英語そのもので理解しないとその面白さの本質がわかりませんよね。
機会があれば見てみたいと思うのですが、「機会があれば見てみたい」という作品が目白押しで…(笑)。
いつもありがとうございます。
名前・地名などは、英語と現地語でも違うし、さらには日本のカタカナがまた違っていたりして、何が正しいのかよくわかりませんよねぇ。
Chandler はユダヤ系ではないような気が私はするのですが、実はよく知りません。ロスとモニカはユダヤ系だ、という設定になっていますね。後のエピソードではハヌカの話が出てくることもありますが、でもクリスマスも普通に祝っていますし、厳格なユダヤ教徒、ということでもないようです。レイチェルは微妙で、多分ユダヤ系なんじゃないかと思うけれども、それをはっきりと示すセリフなどはないように思います。
貴ブログでの「シリコンバレー」の中国語にはウケました。そう言われればそう読めるかな、みたいな。漢字で見ると、人の名前みたいですね。
はじめまして。コメントありがとうございます。
フレンズを見て、英語の本を読んでいたら、それで充分なんじゃないでしょうかねぇ? 私はもっと偏っていて、英語の本はほとんど読みません。読破した洋書など一冊もない、という有様です(笑)。洋書を読むと英語力がが伸びるんだろうなぁ、とはいつも思っているのですが、何故かすっと手が伸びないんですよね。もっと落ち着いてから読もう、とか思っちゃって。子育てが終わった老後にでも読もうかな、なんて(爆)。
いきなり受けて830点だったんですか、すごいですね。「点数落ちたくない」というの、よくわかりますよ。やっぱり受けるからには、自分の勉強してきたことが点数アップの形で結果に出て欲しいと思いますよね。
そのフレンズ1-1 の "8" については、過去の記事で説明していないと思います。探していただいたようで、申し訳ありませんでした。
その "8" については、明日か明後日に別記事として書かせていただきたいと思います。実は他のエピソードにもそういう "8" が出てきたことがあって、出来たら一緒に説明したいなぁ、と思いまして。
もったいつけているわけではないのですが(笑)、もうしばらくお待ち下さいませ。