(just as he gets in front of Margha, Monica comes up and tackles him)
ちょうどチャンドラーがマーハの前に来た時に、モニカが近づいて来て彼にタックルする。
モニカ: Whoa! Whoa! Tackled by a girl! Bet ya don't see that every day, do ya? (わぁわぁ! 女の子にタックルされてる! そんなの毎日は見られないことよねぇ?)
ロス: Whoa! Whoa! Whoa! What's with the tackling? (おいおいおい! そのタックルは何だよ?)
モニカ: What? I just touched him and he went over. (何って? 私はただ彼にタッチして、彼が転倒しただけよ。)
ロス: Okay, you wanna play rough? We can play rough. (よし、モニカはラフプレーをしたいんだな? 俺たちだって、ラフプレーをするぞ。)
にらみ合うロスとモニカ。
その時、
Let's get ready to rumble!
という声がナレーションで入る。
Bet ya don't see that every day, do ya? について。
ya = you のことで、I bet you don't see... ということですね。
I bet は「私は思う、確信する」。
「(か弱い)女の子にタックルされる男なんて、めったに見かけないわよね、毎日こんな光景見られるもんじゃないわ、珍しいものを見たわね、マーハ!」とモニカは言っているのです。
わざとマーハの前で、チャンドラーのかっこ悪いところを見せ付けた上、それを「これってすごく恥ずかしいことよねぇ。」と言葉でも説明しているわけですね。(かなり、いじわるだ)
you wanna play rough? We can play rough. について。
play rough は「ラフプレーをする」。
この場合の rough は副詞で「手荒に、乱暴に」という意味ですね。
ラフプレーをする、という日本語(?)を英語にしたいと思った時に、「目的語を a rough play にしたら、動詞は何を使うんだろう?」と悩んでしまいそうですが、このように、play rough 「ラフに・ラフな状態でプレーする」と書けばいいのですね。
you wanna...? We can... というのは、「お前がそれをするっていうのなら、こっちだってそうしてやるぞ。」みたいな感じです。
ルール違反だと思うからこちらはやっていないだけで、そっちがその気なら、こっちだっていつでも同じ手を使えるんだぞ、ということですね。
モニカとロスがにらみ合って、その後、フットボールのシーンが続くのですが、その導入として、効果的な Let's get ready to rumble. というナレーションが入ります。
rumble は「(雷・腹などが)(低い音で)ゴロゴロ・ガラガラ鳴る」という意味ですが、「(不良グループなどが)けんかをする、騒ぎを起こす」という意味もあります。
Let's get ready to rumble. を直訳すると、「けんかの準備をしようぜ!」「今からけんかだぜ!」みたいなことでしょうか。
このアナウンスのようなもの、何かの決まり文句のようでもあります。
と思って探したら、ありました、ありました!
Wikipedia 英語版: Let's get ready to rumble!
アメリカのボクシング、プロレスのアナウンサーである、マイケル・バッファー(Michael Buffer)が使うキャッチフレーズだそうです。
Wikipedia 日本語版: マイケル・バッファー にも詳しい説明があります。
その有名なコールについてもきちんと説明されています。
Michael Buffer: Let's Rumble.com という彼の公式サイトもあります。
サイトの ENTER をクリックして、左側のマイケルさんの写真の下に、CLICK TO PLAY AUDIO とあるのでそこをクリックすると、Let's get ready to rumble! が聞けます。
フレンズのナレーションに入っていたのと同じですね。
ランボ〜〜〜という感じで、声がなが〜く伸びて、余韻があります(笑)。
会社では聞かないで下さいね。周りの人の注目を浴びちゃいそうだから(笑)。
家で聞くと元気が出るかも。
その後は、音楽に乗って彼らがフットボールをしている様子が映し出されます。
その部分は以下のネットスクリプトに詳しいト書きで描写されています。
The One Without A Name... Yet: Scripts: The One With The Football
そのト書きの解説はここでは省きます。
ただ、そのシーンの動きとト書きとを付き合わせしてみると、英語の勉強になると思いますので、興味のある方は、是非ネットスクリプトをご覧になって下さい。
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rumbleは子供の頃に見ていたNHK教育の子供向け英語番組を思い出します。カミナリ様(高木ブーではない)の絵とrumble rumbleのナレーションで稲光!
Let's get ready to rumble.やっちまおうぜ!というのは絶妙表現ですね。
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あれ?フレンズって、ナレーションなんて、入りましたっけ??
忘れてしまいました・・・
このときが特別だったのかな?
またもや、知らないフレーズ・・・
覚えておきます♪♪
使うかなぁ??アハ。
いつもありがとうございます。
愛沙さんがおっしゃっている子供向け英語番組って、私は全然知らないんですよねぇ…(愛沙さんと私ではかなり世代が違うようだから…笑)。カミナリゴロゴロ、が rumble rumble なんですね?
rumble ってちょっとやんちゃなイメージがあるんでしょうね。だから、そういうエンターテインメント系の試合にはぴったりな表現なんでしょう。「やっちまおうぜ!」というのはよくニュアンスが出ていると思います。
年末年始はシンガポール、なんですか? 素敵ですね。私は年末に近場に一泊旅行するくらいです(笑)。実家も近いので、「里帰り」も日帰りですから。インターネット封印生活、って寂しいかもしれませんが、シンガポールでゆっくりお過ごし下さいね。
いつもありがとうございます。
フレンズではいつもはナレーションなんか入らないんですが、この時だけは、にらみ合うモニカとロスのバックに、どこからともなく(?)、Let's get ready to rumble! という声が聞こえてくるんですよ(笑)。
「知らないフレーズ」って、Let's get... のことですか? 私も今回調べるまで全く知らなかったです。そういう格闘技が好きな人には有名なフレーズなんでしょうね。誰かが喧嘩を始めそうになった時に、横から叫ぶといいかもしれません(おいおい…笑)。