[cut to the guys' team.]
男性チームに画面がカット。
マーハ: (coming over) The game is over? We eat now? ([近づいてきて] 試合はおしまい? もう(夕食を)食べる?)
チャンドラー: No-no-no-no, the game's not over. We're switching teams. (いやいやいや、試合は終わってない。僕らはチームをスイッチした[取り替えた]んだ。)
ジョーイ: Yeah, Chandler finds me so intimidating that it's better if we're on the same team. (あぁ、チャンドラーは俺のことをものすごく脅威に感じて、僕らが同じチームの方がいい、って思ったんだよ。)
intimidate は「(人を)怖がらせる、脅す」「(才能などが)(人を)威圧する」ですから、それに、-ing 形がついた形容詞の intimidating は「脅威的な、おびえさせるような」という意味になります。
finds me so intimidating は、「find+目的語+補語」で、「(目的語が)…だと認める、わかる、知る」ということですね。
チャンドラー: No ah, hold on a second, Joe. Where do Dutch people come from? (いや、ちょっと待って、ジョーイ。ダッチの人たちってどこから来るんだっけ?[出身はどこだっけ?])
ジョーイ: Ah well, the ah, Pennsylvania Dutch come from Pennsylvania. (あぁ、そうだな、ペンシルベニア・ダッチはペンシルベニア出身だよ。)
チャンドラー: And the other ah, Dutch people? They come from somewhere near the Netherlands, right? (それじゃあ、それ以外のダッチの人たちは? 彼らはネーデルランドあたりのどこかの出身なんだよね?)
ジョーイ: Nice try. (to Margha) See, the Netherlands is this make-believe place where Peter Pan and Tinker Bell come from. ((いい試みだけど)その手には乗らないぞ。[マーハに] ねぇ、ネーデルランドっていうのは、架空の場所だよね。ピーターパンやティンカーベルがそこの出身なんだよね。)
マーハ: Oh, my. (まぁ。)
ロス: Enough with "geography for the insane," okay? Let's play some ball, guys. (「正気でない人[頭が変な人]のための地理学」はもういいよ。ボールをプレーしようよ、みんな。)
フレンズ3-9その18 で、the Dutch girl という表現が出てきました。
そこでも書いたように、ジョーイはもう「ダッチ」が彼女の名前だとは思っていないようですが、Dutch という言葉の意味は深く知らないことが上のやり取りでわかります。
ペンシルベニア・ダッチは「17〜18世紀にペンシルベニア州に移住したドイツ系の子孫」のこと。
フレンズ1-21その3 でもう少し詳しく説明しています。
Netherlands は、the Netherlands と the をつけた形で、「ネーデルランド、オランダ」を指します。
オランダの公式名称は、英語では、the Kingdom of the Netherlands といいます。
英語の発音は「ネザーランズ」という感じ。
日本語のオランダと言う名前は、Holland という俗称から来たものですね。
英語の発音は「ホ(−)ランド」になります。
Nice try. を直訳すると「いい試み」というところですが、これは「いい試みだけど、お前の思い通りにはいかないぞ」というようなニュアンスでよく使われます。
ジョーイは、チャンドラーが変な質問をして、ジョーイにボロを出させようとしていると考えて、ナイス・トライ「俺を陥れる良い作戦、試みだけど、その手には乗らないぞ」と言っていることになります。
ネーデルランドなんて名前を出したけど、それはピーターパンに出てくる架空の国の名前だよねぇ…と、ジョーイはマーハに説明しています。
チャンドラーは俺を騙そうとしてるけど、俺はそれには騙されないぞ!と得意になってしゃべっているのですが、ピーターパンのいる国って、それは、
ネバーランド、だろっ!(笑)。
これには大笑いしました。
確かに英語で書くと似てるんですよ。
Netherlands と Neverland ですからね。
マイケル・ジャクソン所有の遊園地の名前もネバーランドでしたねぇ。
Wikipedia 英語版: Neverland Ranch
ということで、チャンドラーは、ジョーイが Dutch と聞いてとっさにオランダ人だとわからなかったことから、the Netherlands という国の名前も知らない可能性が高い、と思ったのでしょう。
それで、トンチンカンな答えをしてマーハの前で恥をかくだろうと見越して、その名前を出したんですね。
上手い具合にネバーランドと間違ってくれるかどうかまで見切っていたかどうかは知りませんが、それも想定していた、という方がチャンドラーらしいですね。
もうそんな下らない地理クイズみたいなのはやめて、早く試合を始めよう、というロス。
オランダの別名も知らない人と地理の話をしても無駄だよ、ということですね。
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Intimidating...
って・・・
"You are so intimidating!"
って言われたことあるんですよっ
そのときは意味がわからなかったんですが・・・
でも、変なんですよね。
ムダオの友達のパーティーにお邪魔して、
おうちに入って、ただ立ってただけのときに言われたんです☆
高いヒールをはいてたからじゃないか?
ってムダオには言われたんですけど・・・?
これってほめ言葉じゃないですよね。
アメリカ人は
ホカの国の存在を気にしてない人が多い気がします☆
だから地理とかも弱そう ププ なーんてね♪
Tinker Bellって子供服のブランドかとず〜っと思ってました。
ANGEL BLUEもおとぎ話の主人公?
「彼徳潘」は 中国語でPeter Pan です。
NetherlandsもBergium、Luxembourgもスペリングが少しとまどうところです。
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明日からシンガポールです、しばらく遊びに来れないかもしれません...
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intimidating って「心理的にプレッシャーを与える」みたいな感じの意味みたいですね。
今回のジョーイのセリフの場合は、「俺が凄すぎて、チャンドラーがびびってる」みたいなニュアンスで、「俺はすげーんだよ!」と自慢している感じ、つまりは誉め言葉ですよね。
ゆぶさんの場合も、ゆぶさんに対して面と向かって言ったのであれば、誉め言葉の一種なんでしょうね。
高いヒールをはいて、スッと立っているその姿にオーラを感じて(笑)、何だか、おいそれと声を掛けちゃいけない、と思わせる、軽い調子で「ねぇねぇ、おねーちゃん」と声を掛けにくい、みたいな感じ、なのかなぁ、と思いますが…。
アメリカは何しろ本土が広いので、他の州に行くだけでも大変ですよね。ですから、他の国の位置とか正式名称とか、そういうことにはあまり興味がないかもしれませんね。
ありますねぇ、ティンカーベルとか、エンジェルブルー、という子供服のブランド。
ピーターパンの中国語って、「これは人名です」と言われたら、何とか読めそうな気がしますね。
国の名前のスペルって難しいですよねぇ。間違ったら失礼だと思いますし…。
明日からシンガポールなんですね! ゆっくりシンガポール生活を満喫して下さいね。良いお年をお迎え下さい!
play some ball は「ちょっとボールで遊ぶ」みたいな感じなんでしょうね。その 2-14 では、ジョーイがチャンドラーに対して怒っているシーンでしたね。「球技全般」で使える、便利な表現なんですね。
ポン酢の語源はオランダ語??
調べてみたら、
Wikipedia 日本語版: ポン酢
にもそう書いてありました。
味から「酢」というのはわかるけど、「その”ポン”っちゅーのは何やねん!」と確かに突っ込みたくなるネーミングですよね。
広辞苑で調べてみると、やはり
「ポン酢=ポンス(pons オランダ)(柑橘類の意)…(以下略)」
と書いてありました。
名前の由来を考えるのって、楽しい(笑)。