2007年12月28日

オランダに愛されてる俺 フレンズ3-9その29

いったんはレイチェルを試合に参加させるモニカですが、モニカの目にボールをぶつけてしまい、また go long するように言われてしまいます。
モニカはフィービーに投げようとするのですが、フィービーはジョーイとチャンドラーに阻まれ、そしてロスがモニカに向かって突進してきます。
なすすべのないモニカは、ロングパスをレイチェルに投げ、そして…レイチェルがそれをキャッチ!
レイチェル: (in triumph) I did it! Touchdown! We did it! ([勝ち誇って] やったわ! タッチダウンよ! 私たちがやったわ[勝ったわ]!)
チャンドラー: Hey-hey-hey, you know, Rachel? Funny thing, actually, the ah, end zone starts at that pole. So you're five feet short. So we win! (ねぇねぇねぇ。レイチェル? 面白いことに、実際、エンドゾーンはポールから始まっているんだ。だから、君は5フィート足りないんだよ。だから、俺たちの勝ちだ!)
ロス: Yes, yes, yes! (そうだ、そうだ、そうだ!)
フィービー: Wait-wait-wait-wait! So, explain something to me though. If, if nobody tagged Rachel, then isn't the play still going? (待って待って待って! それじゃあ、私に説明して欲しいんだけど。もし、もし誰もレイチェルにタッチしてないんだったら、そのプレーはまだ続いてるんじゃないの?)
(they all start to dive for the ball and Monica and Ross grab it at the same time.)
彼ら全員がボールにダイブしようとする。そしてモニカとロスがボールを同時に掴む。
ジョーイ: Let me in, let me in! (俺に入らせろ、俺に入らせろ!)
ロス: No way! Let go! (だめだ! 離せ!)
モニカ: Let go?! I'm a tiny little woman! (離せ、ですって? 私は小さな小さな女性なのよ!)
チャンドラー: Guys! Guys! Come on, it's Thanksgiving! It's not important who wins or loses. The important thing is, (to Joey) the Dutch girl picked me! Me, not you! Holland loves Chandler! Thank you, Amsterdam! Good night! (みんな、みんな! (今日は)感謝祭だぞ。誰が勝ったとか負けたとかは重要じゃない。重要なのは、[ジョーイに向かって] あのオランダの女の子が俺を選んだ、ってことだ! 俺だぞ、お前じゃない! オランダはチャンドラーを愛している! ありがとう、アムステルダム! さようなら[おやすみなさい]!)

ネットスクリプトでは、そのレイチェルが見事にボールをキャッチするシーンのト書きに、

Then with the grace of Jerry Rice (no offense to Jerry Rice), Rachel catches the ball...

と書いてあります。
Jerry Rice って誰なんだろう?と思って調べてみたら、元 NFL の有名なワイドレシーバー(wide receiver)だそうです。
私は、NFL には詳しくないので全然知らなかったのですが(ごめん)、皆さんは彼のことをご存知でしたか?
Wikipedia 日本語版: ジェリー・ライス
Wikipedia 英語版: Jerry Rice
彼の業績やそのすごさは、日本語版ウィキペディアで簡潔に書かれていますので、手っ取り早く知りたい方はそちらをどうぞ。

で、そのト書きの意味を訳してみると、

その時、ジェリー・ライスの恩寵によって(ジェリー・ライスに対して悪気はないのだが)、レイチェルはボールをキャッチし…

みたいな意味になるのでしょう。
史上最強とも言われる神のようにすごいワイドレシーバーが力を貸してくれたかのように、ダメダメだったレイチェルがそのロングパスを見事にキャッチした、と表現しているのですね。
遊びでやっているタッチフットボールの試合で、それもレイチェルのキャッチを形容するのにジェリー・ライスの名前を持ち出したことに対して、no offense to... 「彼に悪気があって名前を出したのではないけれど」と注釈を入れている、ということかな?
セリフの解釈とは直接関係ありませんが、名ワイドレシーバーと言えば彼!という、みんなの共通認識があることがわかりますね。

せっかくレイチェルがキャッチしたのに、実はまだエンドゾーンまで5フィート足りなかった…それでボールの奪い合いになります。
最後までボールを離そうとしないロスとモニカに向かって、チャンドラーは、感謝祭は「感謝をする日」だから、勝ち負けを気にしちゃダメだ、などと演説しています。
が、結局、チャンドラーの言いたいことも「一人の女性を巡る勝ち負けの話」じゃないか、っていうオチですね(笑)。

最後のオランダ、アムステルダムなどが出てくるセリフは、アメフト中継の終わりをイメージしているのでしょうかね。
オランダやその首都のアムステルダムで試合があって、チャンドラーのチームが勝ったりすると、そんな風にナレーションが入りそうです。
最後のBGMも、Good Night! で終わるところも、スポーツ中継の終わりっぽいし。
オランダのことを言う時に、チャンドラーはここでは、the Netherlands ではなく、Holland という名前を使っていますね。
やはり、彼らにとっては Holland という名称の方がなじみがある、ということでしょうか?


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posted by Rach at 09:56| Comment(4) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あ〜。こういう人物名を出されて、
笑いをもってかれちゃうと、
全くわかんなくていつもショボーンとなってる女がここに・・・。

特にフットボールのことなんか
知識ぜろですからねぇ・・・。。

チャンドラーはそれにしても、
根に持つタイプ笑

今日もおつかれさまでした〜。
ぽちりんx2です。
Posted by ゆぶ at 2007年12月29日 07:04
ゆぶさんへ
いつもありがとうございます。
そうそう、人物名を出されると、ノンネイティブにはつらいですよねぇ…。特に普通の会話だと、一瞬聞き逃しちゃうと、後から「え? 誰って?」と確認することもできないし。

それに対して、ドラマのセリフの場合は、字幕やスクリプトでスペルもわかるので、ネットで検索して調べることは可能です。そこが大変ありがたい。
私も、NFLの知識はぜろですからねぇ。でも、これでこの人の名前は覚えたぞ(笑)。

感謝祭だぞ、と言いながら、勝ち誇るチャンドラーが面白いですよね。自分が選ばれたのが、よほど嬉しかったんでしょうねぇ。
Posted by Rach at 2007年12月29日 07:21
レイチェルが見事にキャッチしたところのト書き
with the grace of Jerry Rice の意味として
ジェリーライス並みの優美さでと解釈したほうがよいのではと感じました。
カッコ書きでジェリーライスに対して悪気はないと追記した理由はフットボールど素人のレイチェルの思わぬ幸運を「捕球できないボールは地球上にはない」くらいのジェリーライスと同等だと表現したからだと思います。with the graceを恩寵によっての意味にとるとジェリーライスに対して悪気はないというのが?になってしまいます。
Posted by teruchan at 2012年05月20日 19:33
teruchanさんへ
コメントありがとうございます。

with the grace of Jerry Rice の解釈については、おっしゃる通りですね。私の「恩寵」の訳は間違いで、「ジェリー・ライス並みの優美さで」が正解だと思います。

まさにご説明通りで、「ど素人のキャッチを、ジェリー・ライスに例えた」ことは失礼だと思い、「ジェリー・ライス、ごめんね」的な意味で「悪気はないんだけど」と書いたのでしょうね。
私の最初の訳では確かに筋が通りません。

貴重なご指摘、ありがとうございました。
Posted by Rach at 2012年05月21日 16:34
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