2008年01月05日

ヤツがやって来る フレンズ3-10その5

[Scene: Central Perk, the gang's all there discussing the incident.]
セントラルパーク。フレンズはみんなそこにいて、その出来事[事件]について話し合っている。
モニカ: You broke a little girl's leg? (ロスは小さな女の子の脚を骨折させたの?)
ロス: I know. I feel horrible, okay? (わかってるよ。最悪の気分だよ。)
チャンドラー: (reading the paper) Says here that a Muppet got whacked on Sesame Street last night. (to Ross) Where exactly were you around 10-ish? ([新聞を読みながら] ここに書いてあるよ。昨晩、セサミ・ストリートでマペットが殴られた、って。[ロスに] 10時頃、ロスはどこにいたんだ?[どこにいたのか正確に答えろよ。])
ロス: Well, I'm gonna see her. I wanna bring her something. What do you think she'll like? (僕は彼女に会いに行くよ[お見舞いに行くよ]。何かその子に持っていきたいんだけど。彼女は何が好きだと思う[何を喜ぶと思う]?)
モニカ: Maybe a Hello Kitty doll? The ability to walk? (多分、ハロー・キティの人形なんかどうかしら? 歩ける能力とか?)
(Rachel starts to laugh, and Ross notices her.)
レイチェルは笑いそうになるが、ロスがそれに気付く。
レイチェル: I'm gonna get back to retraining. (gets up) (私は再教育[再訓練]に戻るわ。[立ち上がる])
ロス: All right. See you, guys. (starts to leave) (よし、じゃあね、みんな。[立ち去る])
チャンドラー: Look out, kids! He's coming! (Ross continues to leave with his head down in shame.) (気をつけろ、子供たち! 彼が[ヤツが]来るぞ! [ロスは恥ずかしくて頭を下げた状態で、そのまま立ち去る])

whack は「(…を)(棒などで)強く・激しく打つ、強打する」。
映画「グッドフェローズ」(原題: GoodFellas)では、「殺される、バラされる」という意味で whack が使われていました。
乱暴なやり方で惨殺されるニュアンスが感じられますね。

チャンドラーの質問は、警察の尋問風です。
セサミでマペット襲撃事件があったという記事が新聞に載っているかのように言って(もちろん嘘ですが)、小さな女の子をけがさせただなんて、このマペット襲撃事件もお前のしわざじゃないのか?と言いたいのですね。

その女の子に持っていくものの説明として、she'll like が使われています。
she likes という現在形ではないですね。
つまり、見た後で、「わぁ、それ素敵!」と気に入るだろう、と思われるものは何かな?という質問のようです。

こんなところでハロー・キティの名前が何気(なにげ)に出てきてびっくりですが、アメリカのセレブにも人気だと聞きますね。
その後の、the ability to walk というのは、何ともイヤミな答えです。
ロスがそれをなくしてしまったのに、一番今彼女が欲しいと思っているのはそれじゃないかしら、なんてねぇ。

continue to は「…し続ける」。
continues to leave を「立ち去り続ける」と訳すと変ですが、要は、そんなことを言われても、立ち止まることなく、そのまま去っていったということですね。
ただし、それを言われてがっくり来たので、頭を下げるという動作はしたのだ、ということでしょう。

He's coming! というのは何だか恐怖映画のキャッチコピーみたいですね。
「あいつがやってくる」「ヤツが来る」みたいな。
ほとんどジェイソン扱いされているかわいそうなロスです。


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posted by Rach at 14:55| Comment(3) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Whackですか・・・
また一つ単語を習いましたっ
よくホラーとか観るので、使われてソウ♪

またまた、
レイチェル友達と座って話してたんですね(笑
そこに笑ってしまいました。。

アメリカ人もうなだれるのは一緒なんですね☆

応援ぽちりんこ。
Posted by ゆぶ at 2008年01月06日 09:40
こんにちは。Rachさんの優しさと丁寧な解説には頭が下がる思いです。胸を借りるつもりで勉強に来ました!

horribleってホラー映画みたいでterriblrよりterribleなんでしようね。
terribleとterrificってスペールが似てるだけに要注意ですよね。
He's coming!って連呼されるとヤツが来るって臨場感が湧きます。

Hello Kittyはアジア中で人気者です。しかし、タカラのリカちゃんは日系のデパートでしか手に入らない。バビーのほうが主流なんですよ。同じ肌の色のアジア人なのに...これは企業戦略の勝敗なのかなあ?と感じ。逆に少子化日本も開拓しきってない市場に出て行けば子供関連の消費減を補えるのかなあ?そんな事を日々考えながらシンガで不良学生...すでにプー太郎になりつつある...日々を過ごしてます。

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Posted by 中国語アドバイザー愛沙 at 2008年01月06日 10:59
ゆぶさんへ
whack はあまり聞かない単語ですか? マフィアの映画に出てきたくらいですから、乱暴な感じの漂う動詞なんだろうなぁ、と思います。

気まずくなったので立ち上がるレイチェルですが、そもそも座ってちゃいかんだろうっ!って感じ(笑)。
ロスも反省しているのに、追い討ちかけられてかわいそうですよねぇ。


愛沙さんへ
「優しさと丁寧な解説」だなんて…ありがとうございます。

ロングマン現代英英辞典には、terrible の synonym として horrible が挙がっていて、どちらが意味が強いかやその違いみたいなものは比較する形では出ていません。
ただ、語義を見ると、terrible の方に extremely 「極度に」という言葉が使われているので、意味の強さは terrible の方が強いのかなぁ? ホラー映画みたいに、horrible には「ぞっとする怖い感じ」のニュアンスは感じますよね。

horrible は horror の形容詞形、terrible も辞書には書いていないけれど恐らく terror の関連語ですよね。horror と terror の「恐怖」のニュアンスの違いが、それぞれの形容詞にも出ているということでしょうか。

キティちゃんはアジアでも人気なんですね。でもリカちゃん人形はバービーに負けている、と(笑)。日本の製品は海外でも評価が高いですから、他国での展開が今後も重要になってくるでしょうね。
キティちゃんも、リカちゃんも、私の子供時代のキャラクターなのに、未だに残っているところがすごいです。娘の幼稚園グッズもほとんどキティちゃんです。私がキティラーなわけではなくて、キティちゃんで揃えておくと無難な感じがするんですよ(笑)。
Posted by Rach at 2008年01月06日 11:36
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