2008年01月06日

NYを見る唯一のチャンス フレンズ3-10その6

ジョーイ: And I gotta go sell some Christmas trees. (それから、俺はクリスマスツリーを売らないといけないんだ。)
フィービー: Have fun. Oh wait! No, don't! I forgot. I am totally against that now. (楽しんで。あぁ、待って! ダメよ! 忘れてたわ。私は今、それに対して完全に反対の立場なの。)
ジョーイ: What? Me having a job? (何に反対なの? 俺が仕事を持つことに反対なの?)
フィービー: No, no, I am against innocent trees being cut down in their prime, and their, their corpses grotesquely dressed in, like, tinsel and twinkly lights. (to Joey) Hey, how do you sleep at night? (違う違う。私が反対しているのは、何の罪もない木々がその絶頂期に切り倒されてしまうことについてよ。そして木々の死体はグロテスクに装飾されるのよ、ほら、金ピカの金属片とか、ピカピカ光るライトとか。[ジョーイに] ねぇ、夜眠ってる時どんな感じ?[どんな風に眠ってるの?])
ジョーイ: Well, I'm pretty tired from lugging the trees around. Hey, Phoebe listen, you got this all wrong. Those trees were born to be Christmas trees. They're fulfilling their life purpose, by, by making people happy. (木々をあちこち引きずり回しているからものすごく疲れてるんだ。ねぇ、フィービー、聞いてよ。君はこのことを完全に誤解してる。その木々たちは、クリスマスツリーになるために生まれてきたんだ。彼らは生涯の目的を果たしているんだよ、人を幸せにすることでね。)
フィービー: Really? (本当?)
(Phoebe turns and looks at Monica, while Joey frantically motions to Chandler to help him out.)
フィービーは振り返ってモニカを見る。その時、ジョーイはチャンドラーに、助けてくれよ、という仕草を必死にする。
チャンドラー: Yes! Yes, and ah, ah, the trees are happy too, because for most of them, it's their only chance to see New York. (そうだよ、そうだよ。それにその木々たちも幸せなんだよ。だって、その木々たちのほとんどにとっては、ニューヨークを見られる唯一のチャンスだからさ。)

I forgot. というのは、つい Have fun. と言ってしまったけど、やっぱり楽しんじゃだめよ。私はそれに対して反対の立場だってことを、すっかり、ころっと忘れてたわ、という感じ。
今、思い出したから、慌てて否定している、というニュアンスです。

in one's prime で「全盛期に(の・で)、絶頂期に、最盛期に」。
prime の形容詞の意味は「主要な、第一の」。
prime-time は「プライムタイム」と日本語になっていますが、「ゴールデンタイムの、テレビの視聴率が最も高い時間帯」のことですね。
a prime minister だと「総理大臣、首相」です。

corpse は「死体、死骸」。
「ティム・バートンのコープスブライド」(原題:Tim Burton's Corpse Bride)という2005年のアニメ映画もありましたね。
原題をそのままカタカナにしたような邦題ですが、「死体の花嫁」だと、子供が怖くて見られないから、でしょうか?
Wikipedia 英語版: Corpse Bride
Wikipedia 日本語版: ティム・バートンのコープスブライド

tinsel は「キラキラ・ピカピカ光る金属片・糸」。

how do you sleep at night? というのは、そんな風に何の罪もない木々を切り倒して、死体にキラキラピカピカの装飾をつけるような残酷な仕事に携わっているのに、何か呪われたりはしてないの? 夜には寝苦しかったり、金縛りにあったりすることはないの?みたいに尋ねているようですね。
この時期には、普通に行われている仕事なのに、フィービーにかかると、とんでもない悪行のように聞こえます。
そして、祟り(たたり)でもあるかのように言っているのですね。
前世・来世やカルマを信じるフィービーらしい発言です。

でも、ジョーイはそういうフィービーの意図には気付いていないようです。
夜はよく眠れている?という質問だと思って、「重たい木々をあっちこっちに運ぶ仕事だから、すごく疲れちゃって、だから、よく眠れているよ。」という答えのようですね。
チャンドラーの「ジョーイはフィービーの質問の意図がわかってないなぁ」という仕草に笑えます。

was/were born to be... は「…になるために生まれてきた」。
クイーンの I Was Born To Love You なら「君を愛するために生まれてきた」ですね。

まぁ、そういう木は山奥から運ばれてきたのでしょうから、これがNYを見る唯一のチャンスと言われれば確かにそうかも。
ジョーイを強力にバックアップするようなフォローでないところが、チャンドラーらしいです。

フレンズ1-19その2 では、ロスのペットであるおサルのマルセルが逃亡し、行方不明になった時、
チャンドラー: It's his first time out, so he'll do some of the touristy things. I'll go to Cats. You go to the Russian Tea Room. (初めての外出だから、観光客みたいなことするんじゃない? 俺はミュージカルのキャッツに行ってくる。君たちはロシアン・ティー・ルームへ行ってくれ。)
と言っていました。
クリスマスツリーが初めてNYを見るとか、おサルがNYを観光するとか、そういうネタがチャンドラーは好きですね(笑)。


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posted by Rach at 11:37| Comment(4) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>その時、ジョーイはチャンドラーに、助けてくれよ、という仕草を必死にする。
この時のジョーイの目を見開いてるであろう顔・・・
想像できちゃいます(笑

かーわーいーい!

またもや、
in one's prime
なぁんて、知りませんでした〜!!!
プライムタイムって日本語になっているんですかっ?
それすら知らない(汗・・・

うぅ!
応援ぽちりんこです・・・
Posted by ゆぶ at 2008年01月06日 16:04
ここの冒頭のやりとりもいいですね。

フィービー流イチャモンもあいかわらず冴えてるし、それに対して反撃したり(けっこうマトモ?な反撃か。ジョーイとしては)(爆)困ったりするジョーイ。まぜかえすチャンドラー。役者に不足なし。

で、ここのフィービーの「自然愛護」?論調は、あ、あそこで見たな聞いたなと思って、ほんとならDVDをかけまくって探さなくちゃならないところ、
このサイトのおかげですぐにわかりました。サンクスでした。

2−15その3 例のパーソナルチェア? ジョーイが買いこんだ豪勢な安楽椅子。
おお〜っ ってチャンドラーと二人で惚れ込んでしまって笑える。
そこへ、フィービーが、「二頭の牛が犠牲になったおかげで、あたんたちが足あげてテレビ見られるのよ。」
このときのチャンドラーの言い分は、かなり滅茶苦茶でね。それも笑えました。
Posted by engl at 2008年01月06日 19:52
はじめまして。
ブログ村から来させていただきました。

私も今フレンズでリスニングの勉強をしています。
まだ1話のみですが・・・。
笑い声が入ってるところで笑えない自分がかなしいです。
毎日続けていこうと思います。
こちらでも勉強させていただきますね。
Posted by かず at 2008年01月06日 21:09
ゆぶさんへ
ジョーイもかわいいですよね(笑)。

「プライムタイムが日本語になっている」というのは言いすぎなのかもしれませんが、昔、そういう名前のニュース番組があったんですよ。視聴率の話などでも時々プライムタイムという言葉が使われていることもあるので、日本人でも聞いたことがあるかなぁ、というくらいの認識なのですが…。


englさんへ
「まぜかえすチャンドラー」という表現がぴったりですね。そうそう、彼は「まぜかえす」のが好きなんだ。

私のブログを調べることでわかった、と言っていただけると嬉しいです。フィービーなら「自然愛護、動物愛護」みたいに、それぞれのキャラに特有のリアクションというのがフレンズにはありますよね。そのキャラらしいセリフが出てくるととても嬉しくなります。そして、「前にも聞いた」と思い出せるのも楽しいですよね。

私もフレンズ2-15その3 の、そのチェアに関するやり取りの部分、大好きです。
キャラ立ちしてきたキャラクターが、そのキャラのイメージとブレないジョークを言うところが、フレンズの最大の魅力なんでしょう。そして、それが連続ドラマを楽しめる大きな理由でもあるのだろうと。


かずさんへ
はじめまして。ご訪問&コメントありがとうございます。

かずさんもフレンズで勉強されているのですね。そういうお話を聞くと、フレンズファンの一人として、とても嬉しいです。本当にあの笑い声の全てで一緒に笑う、ということは、かなり難しいですよね。笑うからにはその面白さがわからないといけなくて、面白さをわかる、というのはそのセリフの裏に込められたいろんな意味を読み取る、ということですから。

これからも頑張って下さい。またお越しいただけると嬉しいです。
Posted by Rach at 2008年01月07日 10:13
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