2008年01月08日

インドのタージ・マハルじゃなくて… フレンズ3-10その8

[Scene: Sarah's bedroom, her room is decorated with a space motif.]
サラのベッドルーム。彼女の部屋は宇宙のモチーフで装飾されている。
ロス: So, this must be kinda neat for ya, huh? I mean, your Dad tells me that you get a couple of days off school, and you, you ah, don't have to sell those cookies anymore. (それで、これは君にとっていいことに違いないよ。つまり、君のパパが言うように、君は学校を2、3日休めるし、そのクッキーをもう売る必要がないんだ。)
サラ: Well, I kinda wanted to sell the cookies. The girl who sells the most wins a trip to Space Camp, and gets to sit in a real space shuttle. (私はそのクッキーを売りたいのよ。一番たくさんクッキーを売る女の子は、スペースキャンプへの旅行を獲得できるの。そして、本物のスペースシャトルに座ることになるのよ。)
ロス: Wow, you ah, you really like all this space stuff, huh? (わぁ。君は、君は本当に、こういう宇宙のものが好きなんだね?)
サラ: Yeah. My Dad says if I'd spend as much time helping him clean apartments, as I do daydreaming about outer space, he'd be able to afford a trip to the Taj Mahal. (そうよ。パパは言うの、もし、私が外宇宙のことを考えている時間と同じくらいの時間を、パパがアパートを掃除する手伝いに費やしたら、タージ・マハルに旅行できるくらいのお金が貯まるだろうって。)
ロス: I think you would have to clean a whole lot of apartments to go all the way to India. (インドまで行くためには、アパートのを片っ端から掃除しないといけないと思うよ。)
サラ: No. The one in Atlantic City, Dad loves the slots. He says he's gonna double the college money my Grandma left me. (違うの。アトランティック・シティにあるタージ・マハルよ。パパはスロットが好きなの。パパはいつも言ってるわ。私のおばあちゃんが私に残してくれた大学(入学)資金を倍増してやるって。)
ロス: Huh. Well, good luck to Dad. (はぁ。そうだね、パパに幸運を祈ってるよ。)

motif は「主題、動機、テーマ、基調、モチーフ」。
motive 「動機」と形や意味が似ていますが、motif はフランス語から来た言葉のようです。

スペースキャンプ(Space Camp)について。
Space Camp Online
9歳から11歳までの子供が参加できるようです。
参加費用なども書いてあります。2008年春だと、6日間で 749ドルのようですね。
Wikipedia 英語版: United States Space Camp

これを題材にした、SpaceCamp という1986年の映画もあったようです。
Wikipedia 英語版: SpaceCamp

as much time as で、「…するのと同じくらいの時間」。
help him clean apartments で、apartments と複数になっていますね。
an apartment は、an apartment building 「アパートの建物」の中で、一家族、一世帯の区画を指しますね。
フレンズたちのようにルームシェアしている場合は、ジョーイ&チャンドラーの部屋が、an apartment になるわけです。
フレンズ2-16その14 では、「ジョーイは別の部屋に引っ越したがっている」と勘ぐるチャンドラーに、
ジョーイ: Why would I want another apartment? I've already got an apartment that I love. (どうして俺がもうひとつ別のアパートを欲しいってことになるんだよ? 俺にはもうすでに愛すべきアパートがあるっていうのに。)
というセリフもありました。

ただ、研究社 新英和中辞典には、apartment = apartment house [building] という語義もあり、場合によっては、建物全体を指すこともあるようです。

apartments を clean するとお金が稼げるように言っていますので、これは自分の部屋を掃除するとかではなくて、そういうアパートの複数の部屋部屋を掃除する(あるいは、アパートのビルをいくつか掃除する)というのがパパの仕事だということみたいですね。
そして、サラは宇宙のことばっかり考えているので、その膨大な時間をパパの仕事の手伝いに回したら、さぞかし儲かって、タージ・マハルにまで旅行できるくらいにお金が貯まるよ、といつも言われている、という話です。
まぁ、よく言われる話ですよね。そんな夢みたいなこと考えてる暇があったら、手伝いしたら?、勉強したら?、仕事したら?みたいに。

a whole lots of は「全部、全て、片っ端から」。
a whole lot of apartments については、apartment が「一世帯の区画」を指すのなら、「アパートの部屋部屋を片っ端から、端から端まで」という意味になるでしょうし、「アパートメント・ビルディング」という建物を指すのなら、ここらじゅうにあるあらゆるビルを掃除して回る、みたいな意味になるでしょう。
部屋単位で考えているにしても、ビル単位で考えているにしても、とにかくものすごい数の部屋、存在する部屋の全てを片っ端から掃除していくくらいじゃないと、インドまでは行けそうにないよね、ということのようです。

でも、サラの言っているタージ・マハルはインドではなくて、ニュージャージー州のアトランティック・シティにあるとのこと。
そのセリフから、そこにカジノがあるらしい、ということがわかるので、"Taj Mahal" "Atlantic City" の2語をサーチボックスに入れてぐぐってみると…出てきました!
Trump Taj Mahal Atlantic City Hotel & Casino
Trump Taj Mahal という名前のホテルとカジノがアトランティック・シティにあるのですね。
Trump という名前がついているように、不動産王ドナルド・トランプ氏が 1990年に開業したカジノのようです。

話を聞いていると、とんでもないパパのようですね。
2倍にしてやる、と言いながら、要はギャンブルにそういう大事なお金をつぎ込んでしまっている、ということです。
ロスも「パパの幸運を祈る」としか言えない(笑)。


(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ

posted by Rach at 09:12| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Rachさん、こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。

フレンズ、1話は難しいんですね。
それを聞いて安心しました(笑)
独特の絡みが、よく分からなくって、
今のオチはなんだろう???
って思うこともしょっちゅう・・・。

でも続けていこうと思います。

ランキング、応援させていただきます、ポチ★
Posted by かず at 2008年01月08日 10:44
かずさんへ
こちらこそ、またご訪問していただき、ありがとうございます。さらにはポチ応援までしていただき、ありがとうございます。

そうです、フレンズ第1話(パイロット版)は難しいのです(笑)。私の過去記事でも、フレンズ1-1 はコメント欄がものすごく長くなっているのですが、それは最初の話だから見た方が多いのと、さらにはそのセリフが一筋縄ではいかないものが結構多いからだ、と私は思っています。

最初はわからなくて当然です。ずっと見ていくうちに、あの時のセリフはこうだったのか、と後でわかることもあります。とにかく気長に(笑)、理解しなくちゃ!とプレッシャーはかけないで、ただそのエピソードを楽しむ感覚で続けていかれたらいいと思います。頑張って下さいね。
Posted by Rach at 2008年01月09日 10:20
宇宙大好き少女のサラのセリフのouter spaceは出所のはっきりしない直訳の外宇宙などではなく宇宙空間とすべきだと思います。ウィキペディアの宇宙空間の項目が参考になるのではないでしょうか。
Posted by teruchan at 2012年05月21日 23:11
teruchanさんへ
コメントありがとうございます。

おっしゃる通り、outer space は「宇宙空間」にすべきですね。どうやら当時の私は、outer の「外」のイメージが強くて、「外」という言葉を入れたくなってしまったようです。

貴重なご意見、ありがとうございました。
Posted by Rach at 2012年05月23日 16:47
最近日本のロケットが初めて外国の衛星を打ち上げたニュースがあったり、アニメの"宇宙兄弟"が放送中なのでいいタイミングだと思いコメントしました。
僕自身もouter spaceの正確な意味を知っていたわけではありませんでしたが外宇宙といわれてみてもなにかぴんとこなくてひっかかったので調べてみてわかった次第です。英語の専門用語には一つ一つの言葉の意味はわかっても熟語になるととんでもない思い違いをすることがありますね。
外宇宙がレイチさんのご覧になったどこかのSF作品に使われていた用語だということはありませんか?
Posted by teruchan at 2012年05月23日 23:04
teruchanさんへ
コメントありがとうございます。

そうですね、今また、宇宙ブームみたいなものが起こっているような気がしますね。
多分、私はアニメなどで「外宇宙」という言葉を聞いたのだと思いますが、そういう時の外宇宙の概念は、太陽系の外、みたいな感じだったかもしれません。それだとなおさら、「宇宙空間」の意味と食い違ってしまいますよね。
我ながら、何の意識もなく「外宇宙」と書いてしまったようです。これからは書いた後、もっと客観的に読み直したいと思います。
Posted by Rach at 2012年05月25日 17:41
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。