2008年01月13日

食べたから買わざるを得ない フレンズ3-10その13

ロス: Mon? (モニカは?)
モニカ: All right, I'll take one box of the Mint Treasures. One, and that's it. I-I started gaining weight after I joined the Brown Birds. (to Ross) Remember? Dad bought every one of my boxes and I ate them all? (そうね、ミント・トレジャーズを1箱もらうわ。1箱、それだけよ。私はブラウンバーズに加入した後で、体重が増え始めたんだもの。[ロスに] 覚えてる? パパが私の担当の箱を全て購入して、私がそれを全部食べちゃったのを。)
ロス: Ah, no Mon. Dad had to buy every one of your boxes because you ate them all. But ah, y'know, I'm sure that's not gonna happen this time. Why don't I just put you down for 3 of the Mint Treasures and just a couple of the Rudolphs? (あぁ、違うよ、モニカ。パパはモニカの箱をことごとく買わないといけなかったんだ。だって、モニカがそれを全部食べてしまったからね。でも、ほら、今回はそんなことは起こらない、って僕は確信するよ。ミント・トレジャーズ3箱とルドルフを2箱だけ、名前を書いておいてもいいだろ?)
モニカ: No. (だめよ。)
ロス: Oh, come on, now. You know you want 'em. (もう、いいじゃないか。自分でもわかってるだろ、それが欲しいってことに、気付いてるだろ。)
モニカ: Don't, don't, don't, don't, don't do this. (やめて、やめて、やめて、やめて。そんなことしないで。)
ロス: I'll tell you what, Mon, I'll give you the first box for free. (いいかい、モニカ。最初の1個は、ただであげるよ。)
モニカ: (she reaches out for it and stops) Oh God! I gotta go! (runs out) ([モニカはその箱に手を伸ばすが止める] あぁ、なんてこと! 行かなくちゃ[逃げなくちゃ]! [走り出す])
ロス: Come on! All the cool kids are eating 'em. (chases after her.) (ねぇ! かっこいい子供は全員それを食べてるよ。[モニカを追いかける])

every one of は「一つ残らず、どれもこれも」。
all 「全部」と同じことですが、一つ一つの箱をあれもこれも残らず全て、という感じが強調されるような気がします。

「娘が売らないといけないものだから、とパパが全部買ってあげた。モニカは全部それを食べた。」

「モニカが売る前にそれを全部食べてしまったから、パパはそのお金を払わないといけなくなった。」
とでは因果関係が全く異なります。
「ものは言いよう」というか(笑)。

Why don't you...? 「何故君は…しないの?」→「…したらどう?、…したらいいんじゃない?」
はよく出てきますが、Why don't I.... ? というのもあるんですね。
「何故僕は…しないのか?」→「別に僕が…してもいいじゃないか、してもいいだろ?」みたいなニュアンスになるのですね。

for free は「無料で」。
そのクッキーを食べ過ぎて太ったことを思い出したモニカは何とかその誘惑に打ち勝とうとします。挙句の果てには逃げ出します。
ロスが cool kids の話を持ち出したのは、小さい頃に「太るから我慢しなくちゃ」と思っていたモニカに、ロスがそういうことを言っていたんでしょうね。
ちょっとくらい太っても気にすることないさ、かっこいい男の子も全員それを食べてるんだからさ、って。


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posted by Rach at 10:28| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ふふふ。
モニカって・・・太ってましたもんね(笑
そんなにおいしいのかなぁ、そのクッキーって。
ほんとものは言い様ですネ♪

今日のは、さらりとわかりやすかったです〜。
あまり難しいの、なかったですね(苦笑
よかったわ〜、たまにこうでないと(汗

ムダオはユダヤ人ですが、
ユダヤ人の中でも「敬虔度」がいろいろあるようで、
ムダオは低めですね。豚とか食べてますし・・・。
普通の格好をして生活しています。
NYなどでは、敬虔度の高いユダヤ人を見かけました〜。
彼らは、帽子・・・のようなものを被っています。

では応援ぽちりんこ☆☆☆
Posted by ゆぶ at 2008年01月13日 22:43
ゆぶさんへ
今回のはシンプルでしたね。シンプルだけれども、日本人がこの英語のセリフを聞いた時に、モニカが言ったセリフにロスが論理的に反論している、というのがすっと理解できるようになれば、かなり英語力がついた、と言えるのかな、と思います。

やはり「敬虔度」というのはあるようですね。ものすごく敬虔な方だと、他宗教の方との結婚は難しい、ということもあるのかも?と思ったりします。相手に合わせて改宗しないといけないとか?

その敬虔なユダヤ教徒の方が被っているという帽子は「キッパ」と呼ばれるもののことですね?
Wikipedia 英語版: Kippah で写真を見ることもできます。

ユダヤ教徒の帽子、と聞いて思い出したのが、ID4(インデペンデンス・デイ)。
エイリアンの総攻撃のため、生き残った人々がエリア51の地下に避難しているシーン。
主人公デイヴィット(ジェフ・ゴールドブラム)の父親ジュリアスが、ユダヤ教の祈りを捧げようとしているところに、大統領から解雇されたニムジキ国防長官がやってきます。
ニムジキ: I'm not Jewish.
ジュリアス: Nobody's perfect.
ちょうどそのシーンの時に、ジュリアスは茶色い小さな帽子を頭に被っていました。
今まであまり見たことない帽子だなぁ、と思っていたのですが、ここで Jewish という言葉がなければその帽子がユダヤ人特有のものであるとわからなかったかもしれません。

そして、このセリフのやり取りが面白かったので、余計に覚えているんですね。
ニムジキ国防長官は「私はユダヤ教徒ではないから、ユダヤ教の祈りに参加するのはどうも…」みたいに躊躇しているセリフなのに、それを「君がユダヤ教徒でなくても、私は君を責めないよ。完璧な人間などいないのだから。」みたいに、ユダヤ教徒でないことを人間の欠点のように言っている、それも全く悪びれた風もなくしれっと言っているのが面白いようです。
Posted by Rach at 2008年01月14日 10:23
ユダヤ人が被るものは・・・
河童のお皿くらいの大きさのやつですよね(笑

例えがちょっと微妙ですが^^

ほほー、そんなシーンがあったのですねっ
それで鮮烈に覚えてらっしゃるんですか〜。

でも、ユダヤ人のステレオタイプにのっとったスクリプトですよね〜。
私が出会ったユダヤ人たちは、
ユダヤ教徒でないことが欠点というように思っていることを
かもし出すような人はいませんでした(笑
ユダヤ人の中にはいるのかもしれませんが、ネ。
でも人々にそう思われているというのが、
ユダヤ人の持つ悲しい歴史の大きな要因のように思えます。

私の結論は「宗教はこわい」です。いろいろな意味で☆
Posted by ゆぶ at 2008年01月15日 03:41
ゆぶさんへ
キッパをそんな風に例えていいのかどうかは確かに微妙ですが(笑)、形状は skullcap (スカルキャップ、頭頂部に被る帽子)ですよね。

ご指摘の通り、「ステレオタイプにのっとったスクリプト」だと思います。ID4 はある意味、そういうステレオタイプのキャラクター描写で成り立っているような映画ですね。
フレンズ2-11(その5)
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470322.html
で、ID4 のそういう側面について語ったことがあります。

「ユダヤ教徒でないことを人間の欠点のように言っている」という表現、またそれを「面白い」と言ってしまうことについては、誤解を招く恐れがあるかもしれません。
誤解のないように言うと、自らの信仰が強いことを表しているセリフだということでしょう。
このジュリアスというお父さんは、息子のことをとても愛していて、かわいげのある人です。その人がさらっと言うセリフなので、聞いている国防長官もあっけにとられている、という感じです。
実際、信仰のあるなしに関わらず、その祈りの輪の中に入るように勧めていて、長官もあっけにとられながらもその輪に加わる、という、異宗教の人間が寄り添い励まし合う、というこの映画のテーマを表しているシーンであるようにも思えます。

ハリウッドにはユダヤ系の方が多いと聞きます。そのハリウッドの大作でこのセリフが許されているということは、ある意味、「人々にそう思われている」というところを逆手にとった、とも言えるのかもしれません。
このセリフ、少なくとも私はいやな感じには聞こえず、そんな言葉が自然と出てしまう「彼の信仰の純粋さ」を微笑ましく感じました。

私にとっては宗教は「こわい」というより「難しい」ですね。人が心の拠り所としているものだから、それを否定するようなことを言ってしまってはいけない、という部分がとても難しいです。相手の宗教に関する知識が足りないと、知らず知らずのうちに相手を傷つけるようなことをしてしまう可能性もありますし。

私にできることは、「相手の宗教を尊重すること」しかありません。私は「いちおう仏教徒」という程度の信仰しかありませんが、それ以外に自分の中で「心の拠り所」となっているような考え方、ポリシーというのはあります。それを否定されるといやな気持ちがするのと同じで、人が何かを信じているという気持ちは尊重したいと思います。
Posted by Rach at 2008年01月15日 12:07
>ロスが cool kids の話を持ち出したのは、小さい頃に「太るから我慢しなくちゃ」と思っていたモニカに、ロスがそういうことを言っていたんでしょうね。


Rachさんの育ちの良さが出てしまいましたね(笑)。
「クールな連中はみんなやってるぜ」というのは「最初の一回分は無料であげるよ」というセリフと同じで 売人が青少年にドラッグを勧める時の一種の決まり文句です。
ここでのロスの売人口調のパロディが、後半の「cookie dude」のオチにつながる伏線になっています。
Posted by ネムネム at 2009年11月06日 19:32
ネムネムさんへ
そこはかとなく漂う私の育ちの良さ(?)に気づいて下さりありがとうございます(爆)。

ネムネムさんのご説明、納得です。おっしゃる通りですね。
cool には若者が憧れる「イケてる、アブなくてかっこいい」みたいなニュアンスがありますものね。

「食べたらまた太る」という強迫観念があって、手を出しちゃいけない、と思っている感覚が、ドラッグの感覚に繋がるわけですね。「ダメだとわかっているのに、つい手が伸びそうになってしまう、拒もうとする気持ちが折れてしまいそう」なモニカの気持ちを、ロスは「ヤクの売人口調」でからかっているわけですね。
それが後半の大学の寮の話に繋がっているのも面白いです。このエピソードは、そういう「ドラッグのイメージ」をいろいろと感じさせるパロディーが含まれていたわけですね。

大変勉強になりました。ありがとうございました。
Posted by Rach at 2009年11月09日 09:36
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