ガンター: Remind me to review with you which pot is decaf and which is regular. (どっちのポットがディカフェで、どっちがレギュラーかを君と一緒に復習するのを忘れないように僕に注意してね。)
レイチェル: Can't I just look at the handles on them? (そのポットについてるハンドルを見るだけじゃだめなの?)
ガンター: You would think. (君はそんな風に思うんだろうけど(違うよ)。)
レイチェル: Okay, fine. Gunther, y'know what, I am a terrible waitress. Do you know why I'm a terrible waitress? Because, I don't care. I don't care. I don't care which pot is regular and which pot is decaf, I don't care where the tray spot is. I just don't care. This is not what I want to do. So I don't think I should do it anymore. I'm giving my week's notice. (よし、いいわ、ガンター。ねぇ、私はひどいウェイトレスよ。どうして私がひどいウェイトレスかわかる? だって、私はどうでもいいの、どうでもいいの、どうでもいいのよ、どっちのポットがレギュラーで、どっちのポットがディカフェかなんて。どこがトレイスポットかもどうでもいいの。ただ、どうでもいいだけよ。これは私のしたいことじゃないもの。だから、私はもうこれ以上それをすべきじゃないと思うわ。1週間後に辞める、って宣言するわ。)
ガンター: What? (何だって?)
レイチェル: Gunther, I quit. (ガンター、私はやめるの。)
チャンドラー: (to Joey) Does this mean we're gonna have to start paying for coffee? (Joey shrugs his shoulders.) ([ジョーイに] これって、俺たちはこれからコーヒーの代金を払わないといけない、ってことになるのかな? [ジョーイは肩をすくめる])
remind me to は「僕に…するのを思い出させて、気付かせて、注意して」。
review はアマゾンのカスタマー・レビューなどからわかるように「批評、論評(する)」という意味ですが、この場合は、「復習する」という意味のようですね。
少し前にその違いを教えたのでしょう。
そして、ちゃんと覚えたかどうかまた後でチェックするからね、という話になっていて、そのことを僕が忘れるといけないから、復習するのを忘れていたらそれを教えてね、みたいなことでしょう。
handle で見分けがつくんじゃないの?と答えたレイチェルに、You would think. と答えるガンター。
「君はそんな風に思うんだね。君ならそう思うだろうね。」でも、実際は違うんだよ、ということを示唆しているのでしょうね。
そんなことかな、そう思うならそう思ってたら、みたいなことかなぁ、と。
notice は「通知、告知」。
without (previous) notice なら「予告なしに」。
on such short notice なら「直前の通知にも関わらず」。
そして、give a week's notice は「1週間前に解雇・退職の通知をする」。
解雇する側も、辞める側も、どちらも急に言うと、その後の処理が困るので、1週間の猶予が必要だ、ということですね。
2002年のサンドラ・ブロックとヒュー・グラントの映画に「トゥー・ウィークス・ノーティス」(原題: Two Weeks Notice)というのがありましたね。(邦題はカタカナそのまんまだ!)
Wikipedia 英語版: Two Weeks Notice
これまた見てないのですが(舞台がNYらしいので、見ないといけない!)、あらすじを見てみると、やはり2週間後に辞めるという辞表、から、このタイトルがついたみたいですね。
カタカナそのまんまのタイトルってどうかな?といつも思うのですが、こんな風にその意味が覚えられるのならいいかもしんない(笑)。
この緊迫した場面で、チャンドラーは「レイチェルが辞めたらコーヒー代を払わないといけなくなるのか?」と尋ねています。
気にしてるのはそれかい!?、さらには、今までコーヒー代を払ってなかったんかい!?という感じなのですが、実際は、自分たちのアドバイスのせいで、レイチェルが行動に出てしまったことにびっくりしているのでしょうね。
そういう冗談でも言わないと、やってられない、みたいな感じです。
(Rach からのお願い)
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お金払わなきゃいけないんだろうなぁ・・・
やっぱり旦那さんならチャンドラー♪
え? もう遅い?
はーい。
今日学んだこと・・・
on such short notice
Such a じゃないんですね!
そして、こちらは私だと、
give a week's notice
じゃなくて
give one-week notice
とかにしてしまいそう(汗
何なんだろう?この勘違いは・・・
では応援ぽちりんこ★★
(個人的には、レイチェルが現在の仕事がイヤでたまらないと言うのを聞くのは、イヤでたまらないんです。ってほどでもないですが、ちょっと残念。)
最初の remid me なんですが、形は命令形ですよね。ここでの意味、使われ方もRachさんの解説でよくわかります。
辞書にもその意味での例文がありますね。
で、話がまた例の「私の愛情の対象」に飛ぶんですが、ポール・ラッド扮するジョージがジェニファー・アニストン扮するニーナに言うセリフに同じ remind me があって、
昨年はまっていたときけっこう考え込んだ表現なので、また無駄話ですけど。
ニーナは、ゲイのジョージとひょんなことからlive together (と言ってもいわゆる同棲ではなくて、文字通り一緒に住んでるだけの roommateです)するようになるんですが、ジョージがほかの男性!とデートすることに早くも一種の嫉妬?の感情というか、心配、懸念を抱くようになってる。という流れなんですが、
そのジョージが男性とのブラインドデートから帰った日の夜、ニーナに言うセリフ、
Oh,um. Remind me never to go on another blind date.
この remind me ですね、日本語字幕で「もうブラインドデートはこりたよ」みたいな感じ。(さっき日本語吹き替え音声で聞いてみましたが、同じでした。)
このジョージのセリフでニーナはほっとして幸せな気分になる。ところがニーナの寝室に
は、やがて判明するニーナ懐胎の責任者?である恋人が眠っている!
この映画の構成の骨組みが予見されるいい場面なんですが、それはおいといて。
この remind me けっこう引っかかりました。なんで命令形にするんだ?って。
形は疑問文ですが、Why don't you ~ ? で軽い勧誘、すすめを表現するのと似た感じで、形は命令形でもあまり命令形の強い意味はない表現なのかと考えました。
辞書に、that reminds me ~ で、「そう言えばそれで思い出したけど〜」がありますけど、これなんかも似た表現でしょうか。
上の文でthatが省略されていると考えるのは無理があるかもしれませんね。その形だと、
That reminds me I should never go on another blind date. みたくなるんでしょうか?
Remind me never to go on ~ みたいなto不定詞は違う表現ですよね。
ごちゃごちゃすみません。
それで、フレンズ、ガンターのセリフも、「そう言えば、これも注意しておかなくちゃ」みたいな感じにもとれますよね。
「思いださせてよ。僕が忘れてたら注意して。」と言いながら、言いたいことはしっかり言ってるわけですもんね(笑)
ついさっきまで、「シットコムというのは、よくわからないけど、shitに、ドットコムをつけた shit.com みたいなものか、それにしても辞書には出ていない。」
それはウソでもなんでもなく、ついさきほどまでそんな程度の理解でした。
で、今夜ググってみたんですが、最初はよくわからん。
「シットコム 起源」でヒットした記述がたぶん正しいんでしょうね。
situation comedy の略なんですね! 辞書にもsitcom があります!
で、白状しますと、この situation comedy てのが、(映画好きの私ですが)よくわからないんです。
「ある状況」ね。フレンズの場合は、6人の半?共同生活みたいな状況か。
あまり厳密な意味はなく、多くの場合(アイラブルーシーが起源とか)笑い声をバックに入れた連続テレビ番組のコメディという感じでOK?
こういう状況でこんなセリフの言えるチャンドラーって「いいっ!」ですよね?(笑)
ゆぶさんのご指摘部分、いろいろと面白い発見があったのでレスが長くなりました。すみません。
on such short notice なんですが、such a .... って言いたくなりますよね。
ぐぐってみると、
"on such short notice" の検索結果 約 161,000 件
"on such a short notice" の検索結果 約 27,700 件
ですから、on such a short notice として使っている人も結構いるようです。
辞書を見ると、notice は不可算名詞のように書いてありますから、a がつかない形が正しいのかな、と思います。
on such short notice は TOEIC の Part 4 によく出てくるフレーズかなぁ。(アメリカ在住のゆぶさんには TOEIC 関係ないと思うのですが、他の方の参考までに書かせて下さい…笑)
会議を招集した人が出席者に対して開口一番、「急な呼び出しに集まってくれてありがとう」みたいに言うパターンに出てくるフレーズですね。(TOEICテスト新公式問題集 解答・解説編 p.112 にも出てきます。)
検索している時に発見したのですが、フレンズ3-23 に
Thank you so much for coming on such a short notice.
というセリフが出てくるんですよ。
DVDでも確認してみたのですが、DVDの字幕も、on such a short notice で、音声も、such a ... になっていました。だからやっぱりネイティブでも使っている人は結構いる、あまり違和感を感じない人もいる、ということのようです。
ゆぶさんのコメントを見ていて、my week's notice や a week's notice と、Two Weeks Notice の違いに気付きました。映画のタイトルにはアポストロフィーがない、ですね。
Wikipedia 英語版: Two Weeks Notice を見ていたら、Punctuation error という興味深い項目を発見。
パンクチュエーションというのは、句読点、句等法、つまりどこにコンマをつけるべきか、みたいな話ですね。
この場合はアポストロフィーのあるなしが問題らしくて、この映画のタイトル、Two Weeks Notice は本来であれば、Two Weeks' Notice が正しい、と。「二週間の」という所有格にならないといけないから、two weeks の後にアポストロフィーをつけないといけないんですね。(week の所有格は week's だけど、weeks という複数形の所有格は weeks' になる、ということです)
two-week とハイフンで結ぶと、two-week notice で同じ意味になるような気もするのですが…。そんな風にハイフンがつくと、複数形の -s はつかない、と確か学校で習いましたよねぇ?(ten-minute walk みたいな感じで)
よくわかりませんが、give one week's notice でも、give one-week notice でも使えそうな気がします。
1週間の場合は、one week ではなくて、a week を使うのが通例、という感じかもしれません。
remind という動詞は、すごく「英語っぽい」動詞ですよね。
フレンズ2-10その8 で
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470305.html
フィービー: Doesn't Russ just remind you of someone? (ラスを見て、あなた、誰かを思い出したりしない?)
というセリフもありました。
直訳は「ラスはあなたに誰かのことを思い出させない?」ですが、自然な日本語にすると、「ラスを見てると、誰かを思い出さない?」になりますよね。
remind someone to do だと「人に…することを思い出させる、注意する」ですね。
単純な命令形なので、Remind me to... だと「私に思い出させろ」みたいな感じになりそうですが、実際は「注意してくれるように頼んでいる」というニュアンスなんでしょう。
研究社 新英和中辞典には、
Remind me to take my umbrella with me. 傘を持っていく[帰る]のを忘れないように私に注意してください。
という例文が載っていますが、これも丁寧な表現を使っていないただの命令形なのに日本語訳は「ください」になっていますね。これで失礼な表現でもない、ということでしょう。「私ならうっかり忘れそうだから、あなたがちゃんと覚えてそれを後で注意してね。」みたいな感じかなぁ?
ジョージのセリフ、Remind me never to go on another blind date. は「僕が二度とブラインドデートに行かないように注意してね。また僕が別のブラインドデートに行きそうになったら止めてよね。」みたいな感じでしょうか。remind me to なら「…するように注意する」で、remind me never to だったら「…しないように注意する、…しようとするのを止める」ということかなぁ、と。
そんな風にニーナに頼んでいるわけだから、今回のデートが散々であったことが想像できますよね。それで日本語訳が「もうブラインドデートはこりたよ」になっているのでしょう。
ニーナは「デートはこりた」と直接聞いたわけではないけれど、「もう二度と行かないように俺に注意してくれ」というセリフで、相手のことを気に入らなかったことがわかってホッとしている、という展開ですね。この遠回しなセリフがおしゃれな感じがします。
ガンターの場合は、「僕に思い出させてね」と言っていますが、実は「後でもう一度テストするよ」という予告なんでしょうね。
シットコムはおっしゃる通り、situation comedy の略、sitcom です。
シットコム、でぐぐると、日本語でもそれなりに「シットコム」という言葉が使われているのがわかります。ドラマの紹介文などでは割合よく見かける言葉です。もちろん、知らない人は全く知らない、という類の言葉でもありますが(うちのダンナさんも「何だそれは?」と言っていましたし…笑)
sitcom の定義はよくわからないのですが、私の中では、ああいう笑い声がバックに入る連続テレビドラマ(コメディ)を指しているんだろう、くらいの認識です。
詳しい説明は、Wikipedia 日本語版: シチュエーション・コメディ
に書いてあります。
Wikipedia 英語版: Situation comedy の Characteristics という項目の冒頭に、
the characters remain in the same situation
という言葉が出てきます。
つまり、連続ドラマであるということで、基本的な設定・状況がいつも同じ、ということですね。フレンズの場合であればフレンズ6人が友達で、いつもコーヒーハウスでたむろしていて…という状況が同じだ、ということでしょう。その「決まった状況」というのが存在して、その中で各人のエピソードが進行していく、という感じなのでしょうか?(よくわかりませんが)
上で話題になってた on such short notice ですけど、この表現、映画の「羊たちの沈黙」の冒頭にあったような気がして、いま確認してみました。
ありましたけど、ちょっと違ってました。
on such short notice → at such short notice
WISDOM英和では、「at」はイギリス英語的となってました。
映画の冒頭で、ジョディ・フォスター扮するクラリス捜査官(見習い)をスコット・グレン扮するクローフォードが呼び出したところ。
もちろん、「急に呼び出してすまない」みたいなところです。
この映画のスコット・グレンはなかなか上品でイギリス紳士って感じもしなくはないんですが、しゃべってる英語がイギリス風かどうかは残念ながら力不足でわからず。
トマス・ハリスの原作が手元にあるのであたってみました。この場面は、たまたま原作と似た感じの脚本になってますが、違う表現でした。煩雑になりますが、
I hope the call didn't spook you.
(急な呼び出しで)「君をおびえさせなかったらいいんだが。」くだけて言えば「ビビったかな?」でしょうか?(笑) 気分は映画のセリフと同じ?
(このspook って単語、ミステリ物でよく見かける言葉です。)
それはともかく、on (at) such short notice の多くが、そんな感じの相手の心情を思いやる話し手の気持ちの現れ、相手の立場を考慮した表現(形式的なものでも)なんでしょうか。
わざわざご丁寧にどうもありがとうございますっ
ふむふむ。
どっちでもいいカモなのですねっ
そっかぁ。。
英語って不可算名詞・・可算名詞・・・の違いがあって、
まじでめんどくさいよ〜☆
そして、my week's noticeは何でしょうか??
このような言い方もあるのですか?
これで1週間っていう意味に??
結構複数形の所有格の「’」は省略するアメリカ人って多そう。
問題になってるってどこかでチラリと聞いたような気がします。
ではでは〜。
at such short notice という表現を教えていただきありがとうございます。
何故か私はロングマンで見落としていたようですが、ロングマンにもその件について記載がありました。
at short notice British English
on short notice American English
と書いてあります。
「羊たちの沈黙」はこれまた見てなくて(名作なのになぁ…笑)、スコットさんがイギリス人かどうかは私もわかりませんが、その可能性は高いのかもしれませんね。
そして、原作本にまで当たっていただいてありがとうございます。その原作のセリフも面白い表現ですよね。フレンズでは spooky 「気味が悪い」という形容詞はよく出てきます。
「急な連絡にもかかわらずすぐに駆けつけてくれて、反応してくれて」みたいなニュアンスが on (at) such short notice にはあるようですね。
他の映画で聞いた気がするなぁ、とか、原作本ではどう書いてあるのかなぁ、と思って実際にそれに当たってみる、という「まめさ」や「フットワークの軽さ」は、学習において大切なことですよね。私も大変勉強になりました。ありがとうございます。
ゆぶさんへ
いろいろ考えてゆくと、却って my week's notice の my が変な感じに見えてきますよねぇ。主語が I だから、I'm giving a week's notice. でいいような気がするけど(笑)。どうしてわざわざ my をつけてるんでしょう? 「私の予告」であることを強調しているのかな?
give in one's notice, hand in one's notice で「辞表を出す、申し出る」という意味になるようです。その流れで行くと、a week's notice と my notice が合体したような形、なんでしょうかねぇ??
複数形の所有格の ' は、student's でも、students' でも聞こえる音は同じですし、ネイティブでもそれほど厳密には区別していないのかもしれませんね。こだわる人はこだわるのでしょうが、それは日本語の場合でも同じかな。