2008年01月17日

電卓で文字を書く フレンズ3-10その17

[Scene: Monica and Rachel's, Chandler is entering numbers on a calculator as Ross reads off how much he's sold.]
モニカとレイチェルの部屋。チャンドラーは計算機に数字を入力している。その時、ロスは自分がこれまでどれだけの量を売ったかを読み上げている。
ロス: Okay, 12. Twenty-two. Eighteen. (Chandler starts laughing) What? (よし、12、22、18。[チャンドラーは笑い出す] 何?)
チャンドラー: I spelled out boobies. (boobies って書いちゃった。)

read off は「(リスト、数字などを)すらすらと読み上げる」。
spell out は「文字を一字一字綴る」。
ですから、チャンドラーのセリフは、boobies っていう文字を書いちゃった、文字を綴っちゃった、みたいなことですね。
このセリフの意味「???」という感じだったのですが、DVDの日本語字幕にヒントが隠されていました。
日本語字幕は、
「逆に見ると”おっぱい”」
と書いてあり、その「おっぱい」の上に、BOOBIES というルビ(?)がふってあったのですね。
そう言われれば、使われているアルファベットは全部、数字に見えそうなものばかりのような…。
そう思いながら、"spell out boobies" でグーグル検索していると、

5318008 という数字を計算機で入力して逆さまに見ると boobies になる

という文章を発見したんですね。
試しに手元の電卓でやってみると、確かに大文字で BOOBIES と書いてあるように見える! これだわっ!(笑)。

上のロスの挙げた3つの数字を足すと、52にしかなりません。
何をどう足してもそんな凄い数(5318008)にはなりません。
チャンドラーは、ロスの言うのに合わせてボタンを押しているように見えて、実はちっとも計算をせずに、計算機で遊んでいただけだ、ということがわかるセリフなのでしょう。
実際の画面でも、チャンドラーは電卓をひっくり返して、boobies だ、とロスに示していますね。


モニカ: (comes up and starts looking through Ross's cookie supply) Ross, put me down for another box of the Mint Treasures, okay? Where, where are the Mint Treasures? ([近づいてきて、ロスのクッキーの支給品を調べ始める] ロス、ミント・トレジャーズをあと1箱分、私の名前を(リストに)書いておいて。ミント・トレジャーズはどこ、どこ?)
ロス: Ah, we're out. I sold them all. (あぁ、なくなっちゃったよ。それは全部売っちゃった。)
モニカ: What? (何ですって?)
ロス: Monica, I'm cutting you off. (モニカ、僕はモニカにやめさせようとしてるんだよ。)
モニカ: No. No, just, just, just a couple more boxes. It-it-it’s no big deal, all right? I'm-I'm cool. You gotta help me out with a couple more boxes! (だめ、だめ。ただ、ただ、ただあと2箱でいいの。大したことじゃないでしょ? 私は、私は冷静よ。ロスは私を助けてくれないといけないわ、あと2箱でいいの!)
ロス: Mon, look at yourself. You have cookie on your neck. (モニカ、自分を見てみなよ。首にクッキーがついてるぞ。)
モニカ: (covers her neck) Oh God! (runs to the bathroom) ([首を手で覆って] なんてこと! [トイレに走っていく])

out は「なくなって、品切れで」。
sold out の out のニュアンスですね。
We're out of .... で「(私たちは)…を切らしている、…が切れている」という意味になります。
フレンズ3-6その20 では、
チャンドラー: Do you have any beers? We're out of beers. (ビールあるかな? 俺たち、ビールを切らしちゃってさ。)
というのもありました。

cut off は「断つ、中断させる、やめさせる」。
cut 「切る」、off 「離れる、分離する」、で、その人を何かから「切り離す、分離する」イメージですね。
これは、「クスリを断つ」のように、何か依存しているものから切り離そうとする、やめようとさせるニュアンスでしょう。
モニカが動揺している、声が震えて同じ単語を繰り返しているさまは、明らかにヤク中の人のそれをイメージしていて、ただのクッキーの話がモニカにとっては随分と大袈裟な話になっていることがわかります(笑)。
甘いものがやめられなくて、つまり依存症になった結果、昔のモニカは激太りしていたわけなので、その症状がまたぶり返してしまった、という感じでしょう。
自分で冷静だ、と言っているところが却って冷静でないことを示している、ということですね。

首にクッキーがついてる、というのは、クッキーのかけらがついている、ということではなくて、「クッキーの食べ過ぎで首にクッキーが生えてきたよ」みたいなニュアンスなのでしょうかねぇ?
同じものばかり食べてる人に「そんなに団子ばっかり食ってたら、しまいに団子になってしまうで。」みたいに言ったりしますが(しませんか?)、そんな感じかなぁ。


(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ

posted by Rach at 14:28| Comment(3) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
シンガポールからこんばんは。お勉強に来ました。

シンガポーリアンも Cut it off!をよく使いますよ。
企業の決算レポートを見てるとwrite offがよく出てきますね。
間もなく帰国しま〜す。

愛沙の「実践現代中国語単語集」!
秘密諜報機関の採用試験問題入手!
こちらにもお越しください。
Posted by 中国語アドバイザー愛沙 at 2008年01月17日 20:22
あっは。
早速手元にあった電卓で試しましたところ・・・
まぁ・・・
見えますね。でも感動するほどじゃないかなぁ〜^^;
でもチャンドラーかわいいから、許しちゃうじょ♪♪

でも解説がなかったら「???」って感じでしたぁ。

モニカ大変ですね〜。。
しかもロス、自分で蒔いた種なのに、えらそうに(汗
<やっぱロスはいや〜^^

Rachさんは皆好きなんですよね!
みんな個性的だからなぁ〜。

応援ぽちりんこ☆★☆
Posted by ゆぶ at 2008年01月18日 02:49
愛沙さんへ
「やめろ!」という意味で、Cut it out! というのもよく聞く表現ですよね。
write off は「抹消する、切り捨てる、清算する、貸し倒れとする、損金処理する…」などの意味があるようですね。帳簿から切り離す、取り除く感じが出ているような気がします。

ゆぶさんへ
確かに感動はしない(笑)。でも、ネイティブの間では結構有名なお遊びなのかなぁ? もし全然知らない話だったら、電卓にどんな数字を入れたかを説明するんじゃないかと思うんですが。

ロスはモニカに対してはいつも「いじめっ子」キャラですねぇ。そうやってからかうのが彼は好きみたいだな。まぁ、私はそういう子供っぽいところも可愛いかな、と思ったりします。(あんまりしつこくされると、私もキレるかもしれませんが…笑)
Posted by Rach at 2008年01月18日 10:24
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。