2008年01月18日

レーザー・フロイド フレンズ3-10その18

チャンドラー: So, how many you sold so far? (それで、これまでで何個売ったんだ?)
ロス: Check this out. Five hundred and seventeen boxes! (これを見てくれよ。517箱だぞ!)
チャンドラー: Oh my God! How did you do that? (そりゃすごい。どうやってそんなに売ったんだ?)
ロス: Okay, the other night I was leaving the museum just as Laser Floyd was letting out of the planetarium. Without even trying, I sold 50 boxes! That's when it occurred to me. The key to my success: The munchies. So I ah, started hitting the NYU dorms around midnight. I am selling cookies by the case. They call me "Cookie Dude"! (よし話してやるよ。ある晩、ちょうどプラネタリウムのレーザー・フロイドが終わった頃に、博物館を出たんだ。何も努力しなくても、50個売れたんだよ。その時、僕に(ある考えが)ひらめいたんだ。僕の成功への鍵がね。むしゃむしゃ食べるやつら、だよ。それで、真夜中頃にNYU(ニューヨーク大学)の寮を訪ね始めたんだ。僕はクッキーを大きなケースごと売る。彼らは僕を「クッキー・デュード」って呼ぶんだよ。)

How did you do that? は、何かすごいことをした相手に対して「すごいね、どうやったの?」と驚く時の決まり文句です。
フレンズ2-4その1 でも、鍋から鳩を出したレイチェルに、ダンカンという人がそのセリフを言っていました。

さて、Laser Floyd (レーザー・フロイド)とは何でしょう?
ネットでいろいろ検索していて以下のサイトを発見。
H.R. Macmillan Space Centre -Laser Shows- Laser Pink Floyd: The Wall
Seattle Center -Create your Seattle Center Experience!
また、ニューヨーク・タイムズの1992年11月15日の記事で、レーザー・フロイドが取り上げられているようです(↓)。
The New York Times: Dancing With the Galaxies on Laser Beams

上の各サイトの情報によると、どうやら、夜遅くにプラネタリウムで、ピンク・フロイドの音楽に合わせてレーザー光線を使ったショーがある、ということのようです。
「Pink Floyd の音楽に乗せた、音と光のスペクタクルショー」みたいなものでしょうか。
「それが終わった後」だから、遅い時間であることを示すセリフなのかな、と思います。

ピンク・フロイド (Pink Floyd)は有名なロックバンドですよね。
フレンズ1-2 のセリフにも、Pink Floyd が登場します。
大変面白いやり取りなのに、何故か過去記事では飛ばしているので、以下に一部を取り上げます。

フレンズ1-2 の冒頭、キスの重要性を説く女性陣に対して、
チャンドラー: Yeah, I think for us, kissing is pretty much like an opening act, y'know? I mean it's like the stand-up comedian you have to sit through before Pink Floyd comes out. (そう。俺たちにとっては、キスはほとんど前座みたいなもんだよ。つまり、ピンク・フロイドが登場するまでの間、ずっと座って(聞いて)なければいけないスタンダップ・コメディアンみたいなもんだよ。)
ロス: Yeah, and-and it's not that we don't like the comedian, it's that-that... that's not why we bought the ticket. (そうだよ。そして、僕らはコメディアンが嫌いだっていうわけじゃないんだ。ただ、コメディアンを見たくてチケットを買ったんじゃない、ってことなんだよ。)

チャンドラーの中では、キスは前座に過ぎなくて、後のメインの行為(笑)が、ピンク・フロイドのような大御所並みに重要だ!と訴えたいわけですね。
その後のロスのセリフも、キスが嫌いなわけじゃないけど、女性に優しくしたり…と自分がいろいろ尽くしてあげたことは、キスのためじゃないんだ、みたいなことですね(笑)。

ピンク・フロイドの話が長くなったので、続きは明日にします。


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posted by Rach at 11:34| Comment(3) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
The Munchies というのは違う意味じゃないでしょうか。 マリファナを吸って数時間すると無性にお腹がすくんですよ。  それじゃないでしょうか? フロイドとかNYUのドームとか、それを示唆しているわけですね。
レイザーショウは他にもレイザージェネシスとかもあったような気がします。 何度か行きましたよ。 Midnight Oil とか、良かったなぁ。Beds Are Burning ね。
Posted by F at 2008年01月18日 21:38
http://en.wikipedia.org/wiki/Munchies
ここの4つ目に解説がありますね。
ここ見てないとわからなかったです。
ありがとう>Fさん
Posted by フレンズ研究所所長 at 2008年01月19日 07:28
Fさん、フレンズ研究所所長さん
コメント、そして貴重な情報をありがとうございます。

ウィキペディアにもちゃんと cannabis と関係があると書いてありますね。
私も Fさんのコメントを読むまでマリファナ関係の話だとは思いませんでした。
今回いただいたコメントを参考に今日の記事を書きましたので、また何か間違っている部分があればご指摘下さいませ。

Laser Genesis というのもあるのですね?
"laser genesis" planetarium でぐぐると、以下のサイトがヒットしました。
これまた NYタイムズの記事です。
The New York Times: Holiday Stargazing at Hayden Planetarium
http://query.nytimes.com/gst/fullpage.html?res=9B0DE1DA1030F934A15752C1A961948260&sec=&spon=&pagewanted=all
ジェネシスについては、
to a rock-music soundtrack by Genesis, Phil Collins, Peter Gabriel and others.
と書かれていますね。

ぐぐった検索結果を見ていると、Laser Zeppelin, Laser Beatles などもあるようです。
そのいろいろあるレーザーショー(レイザーショウ)の中で、ピンク・フロイドを聴いている時が、一番 weed をやっていそうな感じだ、ということなんでしょうねぇ?(笑)

Midnight Oil は Aussy Band ですよね。彼らの音楽もプラネタリウムで聞けるのですか?
いろいろ検索している時に知ったのですが、その Beds Are Burning を歌っているリードボーカルの Peter Garrett さんが、オーストラリアの2007年11月の選挙後、環境相(Minister for Environment and Heritage and Arts)に任命されたそうですね? Midnight Oil というバンドやそのメッセージは political だと認識されていたようですが、本当に politics の世界に入られたんですねぇ。びっくりしました、と同時に勉強になりました。
Posted by Rach at 2008年01月19日 08:28
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