2008年01月25日

ホリデーシーズンが辛い理由 フレンズ3-10その25

モニカ: (entering) Hey, guys. I'm here to pick out my Christmas tree. ([入ってきて] ねぇ、みんな。うちのクリスマスツリーを選びに来たんだけど。)
フィービー: Well, look no further! (shows her the dead one) This one's yours! Ahhh. (そうね、もうこれ以上見なくていいわよ。[モニカに枯れた木を見せる] この木があなたのよ。ほら。)
モニカ: Is this the one that I threw out last year? (これって、私が去年(使った後)捨てたやつ?)
フィービー: All right y'know what, never mind! Everyone wants to have a green one! I'm sorry, I'm sorry, I didn't mean to get so emotional. I guess it's just the holidays are just hard. (いいわ。もう忘れて[気にしないで]。誰もが緑の木を欲しがるのよ。ごめんなさい、ごめんなさい。そんなに感情的になるつもりはなかったのよ。多分、祝日がただ、(私にとっては)ハードな[辛い]だけだと思うの。)
モニカ: Oh honey. Is that 'cause your mom died around Christmas? (あぁ、ハニー。それってあなたのママがクリスマスの頃に亡くなったから?)
フィービー: Oh, I wasn't even thinking about that. (あぁ、そのことについては考えもしなかったわ。)
モニカ: Oh. (turns and looks at Joey, who gives a 'way-to-go' thumbs up and smile.) (あぁ。[振り返ってジョーイを見る。ジョーイは「やったね!」と親指を上げて笑う])

ツリーを選びに来たモニカに、フィービーは "Look no further." と言っています。
You don't have to look further. 「これ以上さらに見る必要はない」と同じ意味だと思うのですが、それを命令形の形で言っているようです。
普通に命令形にする場合は、Don't look further. になるかと思うのですが、Look no further. でも意味はよくわかる気がします。

枯れた木を勧めるフィービーに、「これは、去年私が使って、処分したやつじゃないの?」と返すのが面白いですね。

フィービーが感情的になっているのは、ホリデーのせいだと言うので、「そう言えばあなたのママは今の季節に亡くなったんだったわよね。」と理解を示そうとするモニカですが、そのせいで感情的だったわけではない、と言うフィービー。
そのことは考えてもいなかった、と言っています。
つまり、ホリデーという華やかな時期そのものが、そういう枯れ木などの寂しいものへの思いを募らせるだけだったようで、さらにモニカが「ママが死んだのは今頃だった」という悲しい事実を思い出させてくれちゃったので(笑)、さらにフィービーは悲しくなってしまうのですね。
まさに、「泣きっ面に蜂」状態。

ジョーイも、「いまのフォローは”最高!”だったね」とサムアップしているのがおかしいです。
こんな風に「やったね!」と指を立てるさまをト書きでは、gives a 'way-to-go' thumbs up と表現しています。
こういう生き生きとした表現を覚えておくと、自分の英語のバリエーションが広がりそうな気がしますね。


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posted by Rach at 12:00| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
シンガポールからこんばんは。

'way-to-go' thumbs up 生き生きとした表現ですね。ノリノリの表現は好きです。気持ちも邁進しますよ。ブーイングならthumbs down.
rule of thumb は、よく試験に登場しますね。
シンガポーリアンは Never mind le(了)!が口癖です。ネバマイン ラ!なんですよー

早朝の便で帰国してその足で証券会社のセミナーに行く予定です。
シティグループの日興證券は大丈夫なんでしようか?

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Posted by 中国語アドバイザー愛沙 at 2008年01月25日 23:55
愛沙さんへ
フレンズのネットスクリプトを見ていると、そのト書きの表現にいつも感心するんですよ。特にこういう特徴的な仕草を英語ではどう表現するのか?に興味があります。そういうのって、なかなか辞書には載ってないんですよね。
自分が英語を書く時に、こういうフレーズをちょっと加えると、すごくネイティブっぽい英語になった気がして嬉しいです(笑)。

rule of thumb は試験によく登場します? 私、実は初耳で…(爆)。
「親指で測る・計る」ことから、「実際の経験に基づく、経験から得た法則」という意味になるんですね。勉強になりました!
Posted by Rach at 2008年01月26日 08:05
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