2008年01月27日

糖分欠乏症なので… フレンズ3-10その27

リーダー: Charla. Two hundred and seventy-eight. Sorry, dear, but still good. (シャーラ。278個。残念ね、でも良い結果よ。)
ロス: (to himself) Good for a scrud. ([独り言を言う] スクラッドにしては良い結果だよね。)
リーダー: Oh, yes, Elizabeth. Ah, Eight hundred and seventy-one. (はい、エリザベス。まぁ、871。)
ロス: That's crap! Sister Brown Bird. (to Elizabeth) Good going. (does the salute) (そんなの嘘だ。シスター・ブラウンバード。[エリザベスに] よくやったね。[敬礼をする])
リーダー: Who's next? (goes over and stands behind Ross, who's feverishly writing on his form, and clears her throat to get his attention.) (次は誰かしら? [向こう側へ行って、ロスの後ろに立つ、ロスは自分の書類に無我夢中で書いている。シスターは彼の注意を引くために咳払いをする])
ロス: Hi there. (はい、こんにちは。)
リーダー: Hi. And batting for Sarah, Ross Geller, 872. Although, it looks like you bought an awful lot of cookies yourself. (こんにちは。そしてサラのピンチ・ヒッターの[代理の]ロス・ゲラー。872個。でも、あなたは自分自身でものすごくたくさんのクッキーを購入しているみたいだけど?)
ロス: Um, that is because my doctor says that I have a very serious.... nougat.... deficiency. (あぁ、それは僕の主治医が言うからなんです。僕はとても深刻な…ヌガー[糖菓]不足[欠乏症]だって。)

but still は「さっきの子よりも少ないから、すごくいいとは言えなくて残念ね。でも、彼女に負けたことはともかくとしても、”それでもまだ”、立派な数字だわ、頑張ったわね。」というニュアンスです。

crap は「うんち」で、「くず、がらくた」「うそ、たわごと」という意味もあります。
間投詞として使うと、「ばかな!」という意味になります。
That's a lot of crap. だと「うそ八百だ。まったくばかばかしい」という意味になります。
自分より少ない間は、一人ほくそ笑んでいたロスですが、自分より上の数字を聞いて、「そんなことあるもんか!」と思わず叫んでしまったんですね。
他の女の子が冷静なのに、大の大人のロスが興奮しているので、目立ってしまいます。
慌てて、フォローを入れるロスがおかしい。
Good going! も誉め言葉で「よくやった!」という意味ですね。

clear one's throat は「咳払いをする」。
過去記事、フレンズ3-4その15 にも出てきました。
嘘だ!と言った後、熱心に追加で書いていることから、ロスが自分の数字を上乗せしているのがわかります。

bat は野球の「バット」のことで、「…をバットで打つ」という動詞にもなります。
自動詞では「打者となって打つ」という意味になるので、bat for は「…のために打者になる、…の代わりに打者になる」、つまり、「…の代打をする」というニュアンスになるようですね。
日本語では急に誰かの代わりをする場合に「ピンチヒッター(pinch hitter)になる」と言いますが、それとニュアンスは似ている気がします。

nougat は「ヌガー、糖菓」。
Wikipedia 英語版: Nougat
Wikipedia 日本語版: ヌガー
僕はヌガー不足だと常々医者から言われているので、常識では考えにくいくらいの量を摂取しないといけない、だからたくさん購入しているんだ…という妙な言い訳ですね。
「糖分の取りすぎ」を医者に指摘されることはよくあると思いますが、その逆の「糖分の足りなさすぎ」を注意されている、というのがいかにも嘘っぽい、ですよね。


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posted by Rach at 11:08| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
咳払いってどこの国でも同じような意味をもつのでしょうか?
おもしろいですね!!
でもよく使われていると思います。
TVをみるときは大体字幕をONにしているのですが、
(Clearing his throat)
とかわざわざ出るんですよ〜。
あれー?ロス・・・負けたような気がしてたんですけど(笑)
この後どうなるんだっけな。。
応援☆
Posted by ゆぶ at 2008年01月27日 14:09
咳払いですが、
LONGMAN ONLINE
http://pewebdic2.cw.idm.fr/
a sound like a cough that you make to attract someone's attention, or when you are saying something embarrassing
の最初の方は、日本語と同じですが、二番目の方は日本語ではあまり聞かない気がします。しかし、どのドラマとかどの映画のどの部分でというのは覚えてませんが、英語ネイティブは時々使っているような気がします。私自身は、一番目の人の注意を引くためにも使ったことはありません。そういえば、これも実生活ではなく、TVや小説などを通して知っているだけかもしれません。だいたい大阪の人間がそんな遠まわしなことするやろか?

大阪も寒いな〜 今日もこの辺は、粉雪が舞ってたで。Rachさん、風邪に気をつけてね。英語の勉強が出来ないときも、最低限、このブログだけは読ませてもらってます。ありがとう!
Posted by まゆみ at 2008年01月27日 17:10
ゆぶさんへ
わざと「ゴホン、エヘン」とか言って気を引く咳払い、というのは典型的なシーンですが、アメリカでもそういうのがあるんだなぁ、というのは面白いなと私も思いました。
そういうト書きのような Clearing his throat というのが画面の字幕に出る、というのは興味深いですね。演出上のポイントだ、ということですものねぇ。

テレビで普通に英語字幕が見られるっていいなぁ。日本でもテレビで洋画を放映する時に、英語字幕とか出たらいいのに(笑)。

ここで自腹を切ってまで数を増やしたロスですが、どうなるでしょう? 続きをお楽しみに(笑)。


まゆみさんへ
私がインストールしているロングマン現代英英辞典には、

clear your throat: to make a noise in your throat, especially before you speak, or in order to get someone's attention

とあって、オンライン版も同じ意味で載っているのですが、まゆみさんが教えて下さった語義は、どの項目に載っているのかなぁ??

attract someone's attention というのはよくわかりますよね。上のト書きにも、clears her throat to get his attention とありますし。何か恥ずかしいことを言う、または言おうとしている時に「ん、んん〜」とちょっと喉を鳴らしながら言いにくそうに言う、というのは、わかるようなわからないような感じですね。

ドラマや映画でよくあるようなシーンでも、実際にそうするかどうか、というのはまた話が別なのかもしれません。ドラマなどでは内面を示唆するためにそういう「シグナル」が必要だ、ということなんでしょう。大阪人の場合は、「ちょーちょー、おにぃさん!」とはっきり口に出して言いますね、多分肩をたたくか服を引っ張るか、もしますね(爆)。

昨日は寒かったよねぇ。ここらへんも粉雪が舞ってたよぉ。昨日は買い物で東奔西走、という感じだったのですが、私の運転する車のフロントガラスに雪がバチバチ当たってました。事故らんで良かったわぁ、っちゅー感じです。いつも読んでくれて、ありがとぉねぇ!
Posted by Rach at 2008年01月28日 12:16
Rachさんのお返事を読んで、改めて自分が昨日なぜ ”ahem” で調べたのか不明。最近、自分のやっていることが時々後になって不明。(笑) LONGMANの上のリンクは、その項目に飛ばないのですね。
そうですね。ドラマや映画のシーンは、日本でも「そんなことするヤツおるか?」ってことありますもんね。しかも関西という、ちょっと特殊な地域に住んでると、日本の常識さえ分かりませんね。(爆)

雪の日の運転は怖いよなぁ。前方からこちらめがけて降ってくる雪の中に吸い込まれそうになるわ〜(爆)

ところで、私のPCでもダンナのPCでも、28日以降の更新分がトップページで見られません。全てのブログというわけでもないようですが(自分のブログも変)、Rachさんとこの28日up分も、コメントもトップでは昨日のままで、何度更新しても新着記事は現れず、月別アーカイブで見て初めて28日の記事にたどり着くのです。変な質問(英語と全く関係なくてごめんなさい)で申し訳ないのですが、Rachさんご自信のPCからは、いつも通り見られますか?
Posted by まゆみ at 2008年01月28日 13:24
ごめんなさい。最後のPCのコメント、無視して下さい。今、コメントを書き込んで、更新をしたら元に戻りました。ごめんね〜
Posted by まゆみ at 2008年01月28日 13:27
まゆみさんへ
ahem かぁ。日本語で言うと「エヘン!」。「咳払い」にはそういう意味がある、ということですね。教えてくれてありがとう。

動作でもセリフでも、ドラマや映画特有のもの、ってありますよね。おじいさんが「〜じゃよ」と言ったり、上司が「〜してくれたまえ」とか言ったりするシーンがあるけど、本物がそんなこと言ってるの、(少なくとも私は)聞いたことない(笑)。

PCの問題については、このブログの閲覧は大丈夫なんですね? でも、まゆみさんご自身のブログはやはり今でもトップページの更新に不具合あり? そういうのって原因がわからないとイライラしますよねぇ。早く直るように祈ってます!
Posted by Rach at 2008年01月29日 10:56
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