レイチェル: Um, excuse me, everyone? Ah, this is my last night working here, and I ah, just wanted say that I made some really good friends here, and ah, it's just time to move on. (at the counter Gunther starts to cry and runs into the back room) Ah, and no offence to everybody who ah, still works here, but you have no idea how good it feels to say that as of this moment I will never have to make coffee again. (あぁ、失礼ですが、皆さん? あ、これが私がここで働く最後の夜です。ちょっと言いたいことがあります。ここで本当に素敵な友達が出来ました。そして、今まさに前に進むべき時なんです。[カウンターではガンターが泣き出して裏の部屋へと走って行く。] ここでまだ働いている人に失礼なことを言うつもりはないけど、今から言うセリフを言うことがどれほど素敵なことかみんなにはわからないでしょうね。今この瞬間をもって、私は二度とコーヒーを入れる必要がないのよ!)
[Scene: Rachel's new job, Rachel's boss is telling her what to do.]
レイチェルの新しい仕事場、レイチェルの上司は彼女にすべきこと(仕事)について話をしている。
レイチェルの上司: Now, Mr. Kaplan Sr. likes his coffee strong. So you want to use two bags instead of one. Now, pay attention, 'cause this part's tricky. See, some people use filters just once.... (さて、カプラン・シニアさんは濃いコーヒーが好きなんだ。だから、1個じゃなくて2個のバッグを使わないといけないよ。さて、注意して。この部分が難しいんだ。ほら、フィルターをたった1回だけ使う人もいるけど…)
別れの挨拶をするレイチェル。
ガンターが走り去るのがかわいいですね(笑)。
as of は「…現在(で)、(…日)付けで、…以降は」。
フレンズ1-9その1 では、as of today 「本日をもって、本日付けで」というフレーズが出てきました。
you have no idea how good it feels to say that... 「…と言うことがどれほど feel good であるかは、あなたたちにはわからない」という表現が面白いですね。
「こういうことが言えて私は今ハッピーよ」というダイレクトな表現ではないところに、彼女の嬉しさが滲み出ている気がします。
他の人には想像もつかないくらい、今すがすがしい気持ちなのよ!ということですね。
Mr. Kaplan Sr. の Sr. は Senior の略です。
実際にも「シニア」と発音されています。
フレンズ1-22その5 でも触れていますが、英語圏では親子が同姓同名の場合、親をシニア、子をジュニアと呼ぶんですよね。
He likes his coffee strong. で、コーヒーが strong な状態であるのが好き、ということです。
just once... でセリフが途切れていますが、この後、何と続くかは想像できますね。
私はこのフィルターを2回(もしくはそれ以上?)使うんだ、と言うつもりのようです。
ウェイトレスを辞めて、もうコーヒーを入れる毎日から解放されると思ったら、まず最初の仕事がこれで、それもただ入れるだけじゃなくて、どうやって入れるかまでレクチャーされて…喫茶店の時と全く同じです(フィルターを使い回す話は、喫茶店の時よりひどいし…)。
「もうコーヒーを入れることがないのよ!」と喜んだ後、すぐに画面が切り替わり、早速コーヒーを入れるよう指示されているレイチェルが映る…コメディの典型的なパターンですが、やっぱり笑ってしまいます。
「どうしてこうなるのよ」と言いたげなレイチェルの不満そうな顔が面白いですね。
never... again! の「アゲイン!」にたっぷり気持ちを込めたレイチェルなのに、早速、She has to make coffee again. な状況が映るというそのタイミングが最高!です。
(Rach からのお願い)
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you have no idea how good it feels to say that... はRachさんの日本語訳と比較すると明らかなように日本語にはない英語らしい表現ですね。it,there, that,を使えるようになると英語らしくなると言われたことがあります。昨日のThere you go.についていうと自分の思惑が達成したときに使われる表現でいろいろなニュアンスが出せますね。たとえばコーヒーを給仕しようとする思惑を達成して「はい、どうぞ」になるように、他にも、そうこなくちゃ、それでいい、やっぱりね、そういうやつだよのように訳すことがあります。「はい、どうぞ」ですが日本語の発想だと「お待たせしました、ごゆっくり」と言ったところでしょうか。発想の違いで対応できないことばや言い回しがありますね。
待ちに待った週末がやってきました!
ふええええ。
ちゃんと毎日勉強してますよ〜Rachさんのところで(笑)
As of・・は働き出して使い出したイディオムであります。
まだ完璧に使いこなせていないケド。
レイチェル・・・。がくーーー。
コーヒーですかあ・・・。
私の会社のヒトは、みんな自分で作ってる気がしますねぇ。
やっぱり人それぞれ、好みが違うから、自分で作った方がイイナ!
私は専ら、紅茶かお茶ですけどネ。
コーヒーはお子チャマな私には苦すぎです!(歯に染みそうだし)
ではでは〜今日も応援ぽちぽちぽち。
like one's coffe strong
これ、指摘していただいて目が覚めました。第五文型なんですね!S.V.O.C. coffe is storog
storngが目的補語になってるんだ。いいなあ・・ って何がいいんだかわかりませんが、こういう構造は大好きでした。
このlikeは「使役動詞」と呼ぶんでしょうかね。あんまり「使役」って感じはしないけど、符牒みたいなもんだから・・ 使役動詞でいいのかな?知覚動詞か?
catchさんのおっしゃる「他の5人の人生の岐路に多大な影響」の話、それぞれ、あぁ、あのことかな?と思い当たることがあります。
you have no idea how good... は本当に英語らしい表現ですね。そういうのを使いこなせるようになりたいなと思います。it, there, that などが何を指すか、どういうイメージを頭に描いてしゃべっているかをつかむのは難しいし、それを使いこなせるとやはり「英語らしい」ですね。There you go. についてもまさにおっしゃる通りです。日本語の「どうぞ」は「どうぞお楽しみください。」というニュアンスでしょうね。
発想が似た部分もあり、全く違う部分もあり、そういうことを比較しながら言語を学ぶのは本当に面白いと思います。
ゆぶさんへ
やっと週末ですね! As of... は仕事で結構使う、ということですね。
私もどちらかというと、紅茶派です。コーヒーが歯に染みる、というのはわかります。アリー my Love では主人公のアリーがコーヒーばっかり飲んでいて、歯の色がコーヒーの色に染まってる、って指摘されるシーンがあった気がします。
englさんへ
「Rachさんとこは勉強になることばかり」…そんな素晴らしいお言葉、ありがとうございます。励みになります。
そうです、これは SVOC ですよね。この構造は、英語の構造の典型って気がします。
englさんがご存知かどうかわからないのですが…。
年末の10月から12月に NHK で、大西泰斗先生の「出張!ハートで感じる英語塾」という番組が放映されていました。
その Lesson 3 「どこまでも並べていけ」で、
I'll kiss it better.
という例文を使って、その「並べ方」の感覚を説明されていました。テキスト p.46 にも、
I prefer to drink my coffee black. コーヒーはブラックで飲みたい。
という例文も載っています。これはまさに今回の He likes his coffee strong. と同じ「感覚」ですよね。
大西先生は、使役構文・知覚構文に典型のこの SVOC の感覚を使役・知覚構文以外にも広げて、「ピボット」と名付けておられます。この「ピボット」については、すでに発売になっている大西先生の著書に詳しく書いてありますし、間違いなく、「英語塾」も間もなく本になるでしょうから(笑)、この構造に興味がおありの方は、大西先生の説明でバッチリ理解できると思います。
大西先生は、今回の「英語塾」ではとくに、「配置、並べる」という英文の構造の感覚について詳しく解説されていました。私も英語で一番大切な部分はそこだ!と常々思っていて、うんうん…と頷きながら番組を見ていました。
大西先生のお名前は、なんとなく知っていましたが、ピボットなどの具体的なことはまったく知りませんでした。
これは、思いもよらないみっけもの、まったく新しい視点を得た感じです。
う〜ん・・ I prefer to drink my coffee black.
どこかで見た感じもしますが、あらためて指摘していただくと、大げさに言えば驚天動地、いやほんとにおもしろいです。
これは、じっくり取り組みたいと思います。ありがとうございましたm(_ _)m
大西先生のイメージの説明は本当にわかりやすいですよ。
大西先生のファンとして、ちょっと説明させていただきますと…。
NHKの「3か月トピック英会話」として大西先生のシリーズが合計3シリーズありました。
1つ目が、「ハートで感じる英文法」、
2つ目が、「ハートで感じる英文法 会話編」、
3つ目が、「主張!ハートで感じる英語塾」、
となっています。
今、その1つ目の「ハートで感じる英文法」が、現在、NHK教育テレビで再放送中(月曜日 PM11:40-0:00)です。
ピボットの話が出てくるのは、2つ目の「会話編」です。(NHK出版から本になって出ています。)
その「ピボット」の話は、「ハートで感じる英文法 会話編」の「Lesson 3 知覚構文−なめらかに語る−」で初登場しました。
そして上のコメントにも書いたように、最新シリーズ「英語塾」の「Lesson 3 どこまでも並べていけ」でも再び取り上げられた、ということです。
ですから、ピボットの話に興味を持たれたということであれば、間もなく本になるであろう(笑)「英語塾」の本をお待ちになってもいいですし、既刊の「会話編」をご覧になる、という方法もありますね。
大西先生のファンが増えると嬉しいです。(過去記事でもよく先生の例えを使わせていただいていますので…)