シーズン3 第11話
The One Where Chandler Can't Remember Which Sister (バースディ・キッス)
原題は「チャンドラーが、どの妹か思い出せない話」
[Scene: Monica and Rachel's, Monica, Phoebe, Ross, Joey, and Rachel are there, Joey is demonstrating a card trick.]
モニカとレイチェルの部屋。モニカ、フィービー、ロス、ジョーイとレイチェルがそこにいる。ジョーイはトランプのトリック[手品]をやってみせている。
ジョーイ: Okay, pick a card, any card. (Monica picks one) All right, now memorize it. Show it to everybody. Got it? (よし、カードを1枚取って[選んで]。どのカードでもいい。[モニカは1枚選ぶ] よし、じゃあそれを覚えて。みんなに見せて。わかった?)
モニカ: Um-mm. (うん。)
ジョーイ: All right, give it back to me. (takes the card back, but he looks at the card before he puts it back in the deck, he holds the deck to his forehead, and thinks a little while) 5 of hearts. (よし、そのカードを僕に返して。[カードを受け取る、が、ジョーイはデッキに返す前にそのカードを見る、彼はそのデッキを額の辺りに掲げて、しばらく考える] ハートの5だ。)
(Monica is sarcastically amazed.)
モニカは皮肉っぽく喜ぶ。
ロス: Real magic does exist. (本当の魔法がほんとに存在するんだね。)
レイチェル: Wow. (わぁ。)
モニカ: Wow. Joey, (sarcastically) how do you do it? (すごいわ、ジョーイ。[皮肉っぽく] それどうやってやるの?)
ジョーイ: I can't tell you that, no. (それは君たちには言えないな。だめだよ。)
トランプは元々西洋のものですので、カードトリック(カードを使った手品)のセリフは日本のものと同じですね。
英語で言うセリフをそのまま、日本のカードマジックでも使っている、ということです。
上のジョーイのセリフだと、
Pick a card, any card. 「どのカードでもいいから一枚選んで。」
Now memorize it. 「カード(のマークと番号)を覚えて。」
Show it to everybody. 「みんなに見せて。」
Give it back to me. 「カードを僕に返して。」
などは手品でよく聞くセリフです。
そういう決まり文句は英語ではどう言うのか?という勉強になりますし、外国人の方とトランプで遊ぶ機会もあるかもしれませんので、覚えていて損にはならないと思います。
deck は「トランプカードの一組」を指します。
a deck of cards なら「トランプひと組」ということですね。
ポケモンなどのカードゲームでも「デッキ」という言葉が使われていますが、それも「カードのセット」を指しているようです。
ジョーイは額にカードを押し当てるようにして考え込んでいますが、念視、透視しているようなイメージでしょうね。
ハートの5は、5 of hearts と表現するんですね。
ハートが複数あるうちの5番、ということでしょう。
ト書きにあるようにジョーイはデッキに戻す前にカードを見ています、それも「ちらっと」ではなく、「かなりはっきりと」見ています(笑)。
ジョーイがカードを見たのを見て、フレンズたちは「はぁ?!」みたいな顔をしているのですが、ジョーイは念力か何かで当てたように言っているので、友達だから(?)、一応驚いたふりをしています。(ト書きにあるように sarcastically 「皮肉っぽく」、非常にわざとらしい驚き方ですね)
ロスは、Real magic does exist. と言っています。
いかさまでない「リアルな、本物の魔法」が、「本当に」実在するんだね、と強調するための does ですね。
(Rach からのお詫び)
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2008年02月04日
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