モニカ: Joey? Where are the Jell-O shots? (ジョーイ? ジェロ・ショット[ジェロで出来たお酒]はどこにあるの?)
ジョーイ: I don't know, Chandler is supposed to be passin' 'em... (知らないよ。チャンドラーがそれを配ってるはずだけど…)
(Camera cuts to show Chandler giving a Jello shot to the ceramic dog and holding an empty tray of Jello shots.)
カメラがカットして、チャンドラーがセラミックの犬にジェロ・ショットをあげていて、ジェロ・ショットの空になったお盆を持っている様子が映る。
ジョーイ: Chandler! (チャンドラー!)
チャンドラー: Hello-dee-lo! (ハロー、デロー!)
Jell-O について。
英辞郎には、
Jell-O=(商標)ジェロ(米国クラフト社から販売されているゼリーの素)
とあります。
詳しくはこちら(↓)。
Wikipedia 英語版: Jell-O
Kraft Foods の公式サイト JELL-O
フレンズ1-23 で、生まれたばかりのベンを見て、
キャロル: What does he look like? (彼はどんな感じ[誰に似てる]?)
ロス: Kinda like my uncle Ed, covered in Jello. (ジェロで覆われた、エドおじさんみたいな感じだね。)
というセリフがありました。
生まれたばかりの時は、ベトベトして濡れた状態なので、それを「ジェロで覆われた」と表現しているのですね。
Chandler is supposed to be passin' 'em... は「チャンドラーがそのジェロ・ショットを配っているはずである」ということで、「今姿を見かけないけど、どっかそこら辺で配ってると思うよ、配ってるはずだから、周りを探してみたら?」みたいなニュアンスですね。
Chandler is passing と現在進行形ではなくて、be supposed to を使うことで、「(今実際にそうしているかどうか見たわけじゃないけれど)そういうことになっているはずだ」という気持ちが出る気がします。
the ceramic dog (セラミック・ドッグ)、まだいたんですね(笑)。
フレンズ2-19その21 で出てきた白い犬の置物です。
その過去記事のト書きには、porcelain greyhound 「磁器製のグレーハウンド(猟犬)」や、porcelain dog などと書いてあります。
今回のト書きでは、ポーセリン(磁器)ではなくて、セラミック(陶磁器?)になっていますね。
その違いは微妙なので、まぁ、ト書きを書くに当たってはどちらでもいいんですが(笑)。
犬の置物に飲ませようとする、という尋常ではない行動(?)をしているし、お盆のお酒はからっぽだし、ということで、チャンドラーがそれを全部飲んでしまって、今かなり酔っぱらっているであろうことが、そのシーンでわかります。
チャンドラー!と呼び掛けられて、妙な言葉で返しているのも、それを表していますね。
(Rach からのお詫び)
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(Rach からのお願い)
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いろいろと参考になるご意見、ありがとうございます。
shot というと、「(酒の)1杯」という意味ですよね。
そして、shot glass は、
フレンズ3-6その21
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470932.html
にも出てきたのですが、「ショットグラス、強いアルコール飲料用の小さなグラス」。
それで私は、Jell-O shot と聞いて、ショットグラスに入った「飲む液体のお酒、に Jell-O が混ざっているもの」みたいなもの、「ちょっとドロっとしたお酒のようなもの、液体」をイメージしていたのですが、正しくは「キツいお酒の入ったゼリー」ということなんですね。「ゼリーとして固まったもの」ということですね。(ゼリーの素を入れているから当たり前なのですが…笑)
おっしゃるように、ゼリーだから甘くて一口で食べやすくて…ということで、知らず知らずのうちにかなりの量のアルコールを摂取していることになってしまう…ということですね。
テリトリーさんの説明で、Jell-O shot のイメージがよくわかりました。ありがとうございます!
ジェローショットは普通のガラスでできたショットグラスだと取り出しにくいので、やはりジェローショットにはプチゼリーのようにプラスチックの容器が一番です。
よく使われるカップは病院などの医療機関で看護士などが薬をいれるプラスチックの小さな容器でしょうか。薄い安物の使い捨てプラスチックカップです。プチゼリーの容器よりちょっと大きいと思いますが。
ゼリーを押し出して口にポイッといれる、というまさにプチゼリー方式。これだと数多く作れてカップは使い捨て。
パーティーにはぴったりです。(笑)
いろいろな情報、本当にありがとうございます!
テリトリーさんのお話を聞いて、DVDを見返してみたのですが、チャンドラーのお盆に載っているのは、まさにその「プラスチックカップ」みたいです。プチゼリーの容器よりも底面積は大きめで、割と底は浅いです。
私は shot という言葉のイメージから、ショットグラスに入ったものだとばかり思っていたのですが、実際にこの場面でもその便利な使い捨て容器が使われているようです。やはり「パーティーにはぴったり」(笑)ということなんでしょうね。
確かに、ショットグラスで固めてしまうと、スプーンを使わないと食べにくいよなぁ…。
ちょっとここで、私がネット上で見つけた情報を、おまけで(笑)書いておきます。
Wikipedia 英語版: Gelatin dessert
の Gelatin shots という項目に、gelatin shot または jello shot のことが書いてありました。冷蔵する前の shots の写真も載っています。
Wiktionary: Jell-O shot にはその定義が英語で書いてあります。
でもやはり実物をご存知の方の説明は説得力がありますよね。
テリトリーさんの説明で、「さらに」 Jell-O shot のイメージがはっきりしました。ありがとうございます!!