ロス: Well, I'm just saying, I mean, why else would he just, y'know, swoop in out of nowhere for no reason? (そう、僕はただこう言ってるだけだよ。つまり、ただどこからともなく、さっと現れるなんて、他にどんな理由があるっていうんだ?)
レイチェル: To be nice? (優しくするため?)
ロス: Hey, Joey, are men ever nice to strange women for no reason? (なぁ、ジョーイ、男ってのは、理由もなく知らない女性に優しくすることなんてあるかな?)
ジョーイ: No, only for sex. (ないね。エッチのためだけだよ。)
ロス: Thank you. (to Rachel) So did you ah, did you tell "Mark Something" about me? (ありがとう。[レイチェルに] それで、「マーク・なんとか」には、僕のことを話したの?)
レイチェル: I didn't have to, because I was wearing my "I heart Ross" sandwich board and ringing my bell. (話す必要なんてなかったわ。だって、私は「私 ”ハートマーク” ロス」っていうサンドイッチボードをつけて、ベルを鳴らしていたもの。)
ロス: Uh-huh. (あぁ。)
nowhere は「どことも知れぬ場所」なので、out of nowhere を直訳すると、「何もないところから(出る)」、つまり、「(出現などが)どこからともなく」「出し抜けに、いきなり」というような意味になるのですね。
swoop in は「急降下する」。
ここでは out of nowhere という言葉とくっついて、「どこからともなく急に現れる」というような意味になっています。
フレンズ1-12その4 では、レイチェルがパウロと別れる瞬間を狙え、とロスにアドバイスする時、
ジョーイ: Now is when you swoop. (今が割り込むチャンスだぞ。)
と言っていましたね。
why else の else は、その前に言った「君とエッチしたい」という理由の「他に」、という意味でしょう。
それ以外の理由は何だろう?、それ以外に理由なんてあるのかな?みたいな感じでしょうかねぇ?
レイチェルは「知らない女性にも優しくしたいと思う男性はいるはずよ。」と答えるのですが、ロスはジョーイに「男はそんなことをするか?」と尋ねます。
すると、「エッチが目的、これしかないね。」みたいに即答するジョーイ。
さすがジョーイ(笑)、そして、とっさにジョーイに振ったロスもさすがです。そう答えるのがわかっていたから、ですね。。
sandwich board というのは、体の前後に板を下げる、広告版のことですね。
サンドイッチ[サンドウィッチ]みたいに、前後の板で体を挟むから、サンドイッチボードと呼ぶのでしょう。
そういう広告をぶらさげながら、歩いている人、立っている人を、サンドイッチマン(sandwich man)と言いますね。
最近はあまり見かけないような気もしますが…。
さらには、今、「サンドウィッチマン」というと、2007年M-1で王者になった漫才コンビを思い出してしまうのですが…。(エンタの神様でコント「墓参り」を見た時から、面白いなぁ、と思っていました… M-1では「僕、ちゃんとピッツァって言いましたよ!」にウケました…)
人目を引くために、サンドイッチボードをつけた人は、ベルを鳴らしながら歩いている、ということでしょうね。
実際にレイチェルも、右手に持ったベルを鳴らすような仕草をしています。
レイチェルの例えは、「私 ハート ロス」つまり、私とロスをハートマークで繋げた看板、「アイ・ラブ・ロス」という意味の看板を持って、ベルを鳴らしながら歩いていた、「私とロスはラブラブなのよ」と宣伝しながら歩いていたから、わざわざ詳しくロスのことを説明しなくても大丈夫よ、というところです。
もちろん、そんなことをしているはずもないし、ロスという恋人がいるということが他人にわかるようなことは何もしていないはずです。
そんな風に、周りの人みんなに、「私にはロスという恋人がいるのよ」と言って回らないといけないの?、宣伝しまくらないといけないの?、とイヤミで言っているのでしょうね。
尋ねられてもいないのに、こっちからそれを吹聴して回る必要がどこにあるの?というところでしょう。
(Rach からのお願い)
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2008年02月20日
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