2008年03月08日

彼が望んでも彼女が拒めば フレンズ3-11その34

モニカに「おかしいんじゃないの?」と言われて、
ロス: Am I? Am I? Am I out of my mind? Am I losing my senses? This dreamy guy's taking my girlfriend out for a meal! (僕が? 僕が? 僕がおかしくなってるって言うの? 僕が変になってるって言うの? このかっこいい男性が僕の彼女を食事に誘ってるんだぞ!)
モニカ: What?! Ross, y'know, this isn't even about you! I mean, this is about Rachel and something wonderful happening for her. I mean you know even if you're right, what if he wants to sleep with her, does that mean he gets to? (何ですって? ロス、これはあなたに関することじゃないでしょ! つまり、これはレイチェルに関係することで、これはレイチェルに素晴らしいことが起こるってことなの。例えあなたの考えが正しいとしても、もし彼がレイチェルと寝たいと思ったとして、それでどうなるっていうの? そのことで、彼がレイチェルと寝ることになるの?)
ロス: No, but... (いいや、でも…)
モニカ: I mean, don't you trust her? (私が言いたいのは…あなたはレイチェルを信頼してないの?)
ロス: Well, yeah! (あぁ、もちろん、信用してるよ!)
モニカ: Then get over yourself! Grow up! (じゃあ、自分自身に打ち勝ちなさいよ。大人になって!)
ロス: (shyly) You grow up. ([恥ずかしそうに] お前こそ、大人になれよ。)

out of one's mind も、lose one's senses も、どちらも「正気を失う」という意味ですね。
ル〜ジング!という感じの発音で、その部分を強調しています。
聞いていると「明らかにロスは変になっている、尋常ではない」感じがわかりますね。
モニカが言った、dreamy という誉め言葉がまだひっかかっているようで、上のセリフでも使われています。
確かに、相手がそれほどイケメンではなかったら、あまり心配はしないのかも(?)。

what if は「もし…だったらどうなるだろう」ですが、それを反語的に使って「たとえ…したって構うものか」という意味にもなります。
研究社 新英和中辞典には、その「構うものか」という意味は、
What does it matter if...? の略
だと書いてあります。
Merriam-Webster Online Dictionary にも、
what if
2: what does it matter if
例) so what if he doesn't like it

とあります。

What does it matter? は「それがどうしたと言うのだ(構うものか)」という意味ですね。
ロングマン現代英英辞典には、
what does it matter?: (spoken) used to say that something is not important
つまり、「何かが重要でないことを言うために使われる」。

今回のセリフも、「もし彼がレイチェルと寝たいと思ったらどうなる?」とも言えるでしょうが、「彼がレイチェルと寝たいと思ったからってどうだって言うの?」「そんな風に彼が思っても構わない、思ったところでどうってことない」ということかな、と思います。
男だったら、そんな風に自分の立場を利用して、あわよくば…と願う人がいるかもしれないけど(笑)、だからって、それが、he gets to つまり he gets to sleep with her 「彼女と寝ることになる」という結果にすぐに結びつくの?、「彼が願う=彼が彼女と寝ることができる」じゃないでしょ? と言っているような気がします。
結果がどうなるかはレイチェル次第で、レイチェルが拒めば、即、寝る、ってことにはならないんじゃないの?ということかな、と。
その後の、「レイチェルを信頼してないの?」という質問からも、そういうニュアンスで言っているのだと思います。

get over は「(困難などを)乗り越える」という意味ですから、get over oneself は「自分自身の問題を乗り越える」という感じで、「自分に打ち勝て」みたいなことでしょうか。

You grow up. とは、命令形の前に you 「お前、君」がついた感じですね。
Grow up! と僕に言う「君こそ、君も」大人になれ、と言っているのですね。
モニカが、子供のケンカみたいに一方的にキャンキャンまくしたてているので、そう言っているのでしょう。
モニカの言うことはよくわかったから、ギャーギャー言うのはよせよ、ということでしょうね。


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posted by Rach at 12:30| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最後にロスが恥ずかしがって言っているセリフ、モニカに「よくわかったから言いたいことはわかったからぎゃーぎゃーいうのはよせ」という意味もあると思いますが、おそらくモニカに当てた言葉というより、モニカの言い分が正しく筋が通っているときに素直に「そうだな」と言えない、負けず嫌いで小さいときから口げんかをよくやっていた「Grow up」といわれたら「No,YOU grow up」という二人の言い合いのパターンで言い返すことしかできず、でもロスはその言葉があの状況では不適切だと自分でわかっていたから「恥ずかしげに」あのセリフを言ったのだと解釈しました。ロスが子供の喧嘩の言い合いパターンを使ったところに面白みがあったんですよね。大人の言い合いなら、明らかにモニカの言い分は正しくそんなモニカにたいして「YOU grow up」とは言わないですよね。
Posted by テリトリー at 2008年03月08日 23:53
テリトリーさんへ
貴重なご意見ありがとうございます。「ロスが子供の喧嘩の言い合いパターンを使った」というご指摘は全くその通りですね。

どうして、shyly なのかなぁ?とはちらっと思ったんですよ。それは、自分でも子供じみた言い返しのセリフだとわかっていて、そうしか言うことのできない自分が恥ずかしかったから、なんですね。
テリトリーさんのご説明で、大変よくわかりました。

"Grow up!" "No, YOU grow up!"
「大人になれよ!(まだまだ子供だな)」「お前こそ!」
というのが子供の喧嘩のパターンだというお話もよくわかります。
よく日本の子供でも、「あほや〜」「あほってゆうやつがあほなんや〜」みたいな、低レベルだけれど微笑ましい(笑)言い合いのパターンがありますよね。

大変わかりやすく詳しいご説明、本当にありがとうございました。
Posted by Rach at 2008年03月09日 14:13
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