2008年03月23日

クリフノート フレンズ3-12その6

二都物語の内容をよく知らず、作者のディケンズの名前にもピンと来ないジョーイに、
チャンドラー: I'll get you the Cliff Notes. (お前にクリフノート[クリフノーツ]を買ってきてやるよ。)
ジョーイ: The what? (ザ…何?)
チャンドラー: The abridgment. (ジ・アブリッジメント、だよ。)
ジョーイ: Oh, okay. (to Ross) The what? (あぁ、わかった。[ロスに] 何だって?)

the Cliff Notes について。
Wikipedia 英語版: CliffsNotes
正しい綴りは、CliffsNotes のようですが、ウィキペディアにも、「時々 CliffNotes と誤った綴りがある」と書いてあります。
上のセリフでは、その Cliff Notes という誤った(?)綴りが使われていますね。

CliffsNotes とは、学生用に書かれたガイドブックみたいです。
実際に作品を読まなくても、ざっとしたあらすじや内容がわかるようになっているようです。
以下のサイトで、いろいろなクリフノートを検索することができるようです。
CliffsNotes The Fastest Way to Learn
その中で、二都物語はこちら(↓)。
A Tale of Two Cities - CliffsNotes

アマゾンでも、この二都物語のクリフノートがありました。
Amazon.co.jp: Cliffsnotes Dickens a Tale of Two Cities (Cliffsnotes Literature) (ペーパーバック)

abridgment(アブリッジメント)は「要約、要約した本、抄本」。
Cliff Notes という名称は知らないかもしれないので、「要約版のことだよ」と教えてあげているのですが、その abridgment という単語も知らなかったようですね。

あんまり「それ何?」ばかり言うとかっこ悪いと思ったのでしょうか、チャンドラーに対してはいったんわかったような顔をしておきながら、ロスの方を向いて「ザ・何…だって? ザ・何…って言った?」と尋ねています。
言い換えてもらっても結局わからない…ジョーイのことだから、絶対そういうオチになるだろうと思ってました(笑)。

ロングマン現代英英辞典で、abridgment の Word origin を見てみると、
Origin: abregier, from Late Latin
abbreviare; ABBREVIATE

とありますので、abbreviate 「短縮する、省略する、簡略する」の関連語のようですね。


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posted by Rach at 09:09| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは♪
Rachさんの本買いましたよ〜^^
今日届いてました!
読むのが今から楽しみです♪

それから先日お話したアメリカ版フレンズも全シーズン見終わりました!すごく楽しかったです。
Posted by proy at 2008年03月23日 23:24
proyさんへ
こんばんは♪
わぁ、買っていただいて本当にありがとうございます!!
また、読んで感想をお聞かせいただければ嬉しいです。

アメリカ版フレンズ、いいですよねぇ。日本ではカットされているシーンも見られるんですよねぇ。日本でも発売になるといいのになぁ。
Posted by Rach at 2008年03月24日 20:01
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