[Scene: Rachel's office, Mark is training Rachel.]
レイチェルのオフィス。マークはレイチェルをトレーニングしている。
マーク: ...then the style number, the invoice number, and the shipping date. Good. Any questions so far? (それから、スタイル番号、インボイス[送り状、納品書]番号、それから発送日。よし。ここまでで何か質問は?)
レイチェル: Yeah. What kind of discount do we get? (えぇ。社員はどういうディスカウント[割引]が受けられるの?)
マーク: Twenty percent. (20%割引だ。)
レイチェル: Oh! I love this job! (her phone rings) Wow! My first call! (まぁ、私、この仕事大好き! [電話が鳴る] まぁ、私の初めての電話だわ!)
マーク: Here, let me. (answers phone) Rachel Green's line, how may I help you? (よし、僕にまかせて。[電話に出る] レイチェル・グリーンの回線[席]です。どういったご用件でしょうか?)
ロス: (on phone) Hi, is Rachel there? ([電話で] はい、レイチェルはそこにいます?)
マーク: And who may I say is calling? (それで、どちら様でしょうか?)
ロス: This is Ross. (僕はロスです。)
マーク: Ross of...? (ロス、というのは、どちらのロスさん?)
ロス: Of "Ross and Rachel." (「ロスとレイチェル」の(ロスです)。)
マーク: Oh hi. It's, it's Mark. (あぁ、はい、僕はマークです。)
データの入力方法を教えてもらっているレイチェル。
invoice, shipping date などは、TOEIC の商品注文がらみの問題で頻出する単語ですね。
一生懸命説明を聞いているようでいて、彼女の一番の関心事は、「社員割引はどのくらい?」でした(笑)。
想像以上に高い割引率で、彼女は大喜びです。
電話しているロスの仕事部屋が初めて(?)画面に映ります。
これがなかなか壮観なのですが、ポスター、置物など恐竜のものがいっぱいです。
who may I say is calling? というのは、who is calling? 「誰が電話しているの?」と、May I say? 私が言っても[尋ねても]いいでしょうか?、みたいなことでしょうか??
尋ねてもいいのかどうか?がメインではなくて、誰が電話をしているのか?がメインの質問であるので、Who が先頭に来ているのですね。
英語の語順で訳すと、「誰ですか? ちょっと尋ねさせていただきますけど、今電話しているのは?」みたいな感じになるでしょうか?
Who do you think you are? 「自分を誰だと思っているんだ? 何様のつもりだ?」という喧嘩のフレーズがありますが、これと構造は似ているような気がします。
Ross of...? とマークに尋ねられて、(Ross) Of "Ross and Rachel." と答えるロスが面白いですね。
レイチェルに電話してくるロスと言えば、恋人のロスに決まってるだろ、前に会ったこともあるのに、僕の名前を覚えてないのか?!という感じですね。
Rachel's friend とか、Rachel's boyfriend という表現も可能だと思うのですが、「”ロスとレイチェル”のロス」という表現が、それを知ってて当たり前なのに…みたいなロスの気持ちが滲み出ている気がします。
(Rach からのお願い)
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Who may I say is calling? もビジネス用語の決まり文句で普通は3-2のフィービーの台詞のように
Can(May) I ask who's calling?だと思います。
The Oracleの予言で本の出版はわかっていましたが、丁度いい時期なので甥っ子の入学祝いに辞書とこの本を送ってやることにしました。続刊は和装かエプロン姿の写真入りをお願いします。
日本語でも「どちらのロスさんですか?」と聞かれると、普通は会社名などの所属を答えますよね。それをわざと「ロスとレイチェルのロス」と答えるところが、おっしゃるように「挑発的」だと思います。
フレンズ3-2その24
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470772.html
で、
Can I ask who's calling? (あなたのお名前を聞いてもいいかしら?)というセリフが出てきたんですね。すっかり忘れていました(笑)。教えていただいてありがとうございます!
The Oracle の予言かぁ…懐かしいですね(笑)。
「予言」って何?という、新しい読者の方のために、恥ずかしながら、下にリンクをはっておきます。
フレンズ2-20その7 のコメント欄
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470540.html#comment
oracleさんによる、そのびっくり仰天のタイムテーブルですが、本を出す、という予言は当たってしまったのですね。
その「表紙はなぜかエプロン姿」というフレーズを私はえらく気に入ってしまって、本を出すことが決まった時に、その言葉が何度も頭の中をぐるぐるしたのですが(笑)、さすがにそれは編集者の方には言いませんでした。(言ったところで、却下されるのは目に見えてますし、「何でエプロン姿やねん!」というツッコミが読者の方から必ず入ると思うし…笑)
続刊(あるのか?…笑)では是非、頑張ってみたいと思います(←大ウソ) 和装の写真はねぇ、子供の七五三の時に着物を着て、写真をたくさん撮ったので、今から選んでおきます(←おいおい…)
Joking aside... (冗談はさておき)、本当に甥っ子さんに私の本をプレゼントして下さるのですか? 本当だったらものすごく光栄です! …けど、甥っ子さんに、catch さんの正体(?)がバレても大丈夫なんですか??(笑)
お祝いごとがあるたびにメッセージを下さるけれど、必ずそれについて触れた記事以外のところでコメントを下さる、そのシャイ(?)なところが、catchさんらしいです。今回もそうかも…とちょっぴり期待していましたので、コメントいただけて嬉しいです。(こう書いちゃうと、今度何かイベントがあった時に、どこにコメント入れるか困りますぅ?…うふふ)