2008年04月14日

ロスが落ち込んだ時のHi フレンズ3-12その22

ジョーイ: And before you know it, she's with him. And you'll be all, "Ohh, man!" And he'll be all, "Yes!" And us, we'll be like, "Wh-whoa, dude!" And pretty soon you'll be like: (sadly) "Hi." And, and, and, "I can't go, Rachel and Mark might be there." And we'll be like, "Man, get over it! It's been four years!" (そして、ロスが気付かないうちに、レイチェルは彼と一緒にいる[レイチェルは彼とくっついちゃう]んだ。そして、お前はただ、「あぁ、なんてことだ!」、そして、彼はただ、「やったぞ!」 それで、俺たちはこんな感じ、「おぉ、ロス!」 そしてすぐにお前はこんな感じになるんだ [悲しそうに] 「はーい[やあ]。」、そしてそして、「行けないよ。レイチェルとマークがそこにいるかもしれない。」 そして俺たちは、「なぁ、忘れろよ! もう4年も経つんだぞ!」)
チャンドラー: He paints quite a picture, doesn't he? (彼は上手く描写してる、よな?)

before you know it を直訳すると、「君が知る前に」ですから、「君が気付く前に、知らないうちに、気付かないうちに」ということになります。

ジョーイの一人芝居が何だかヘンです(笑)。
ロスも唖然としてそれを聞いています。
セリフというよりも、感覚でしゃべっているのですが、よくそれぞれの感じは捉えていますね。

そのセリフだけを抜き出すと、抽象的な言葉が多く、事情を知らない人には意味不明だと思うのですが、いつもフレンズを見ている我々にとっては、ジョーイの言い方でそのセリフの意味はよくわかると思います。
ロスが落ち込んだ時のトレードマークの、テンションの低い、こもった感じの「はーい」も、特徴をうまく捉えていると思います。

最後のセリフで、ロスが4年経った後も、うじうじ悩んでいることがわかりますね。
ロスのことだから、4年後もまだそうやってマークとレイチェルのことにこだわっているんだろうな、とでも言いたいようですが。

paint a picture は「絵を描く」ですから、「絵を描くように詳細に説明する」という意味になるようです。
quite という強調語もついていますので、「描写が素晴らしい」という意味だろうと思います。
チャンドラーは多分、「あまりにセリフが抽象的、感覚的過ぎるよ。」と言いたくて、わざと「素晴らしい描写だ」と褒めたのだと思うのですが、私は、ある意味、ジョーイの描写力はすごいな、と感心しました(笑)。


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posted by Rach at 13:31| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
前回の解説でレイチェル: Oh well, the woman I interviewed with was pretty tough, but y'know thank God Mark coached me, because once I started talking about the Fall line, she got all happy and wouldn't shut up. (えぇ、私が面接した女性はすごく厳しい人だったの。でも、ほら、マークが私をコーチしてくれて本当にありがたかったわ。だって私がいったん秋のライン[スタイル]について話し始めたら、彼女はすっかり喜んで、話が止まらなくなったの。)とありました。allをすっかりと訳されていますが今回のAnd you'll be all, "Ohh, man!" And he'll be all, "Yes!" のallも同じ意味でしょうね。ロスがぼうっとしてる間にすっかり"Ohh, man!"と言う状態になり彼はすっかり"Yes!" という状態になってるという感じでしょうか。変化に気づくまもなくと言うことでしょうね。
Posted by catch at 2008年04月14日 22:10
catchさんへ
フレンズ3-11その39
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388471147.html
で、私は all を「すっかり」と訳したんですね。「すっかり」忘れていました(笑)。
ちょっと厳しくて気難しいタイプの人だったけど、秋のラインの話をしたら、そういうややこしい部分が全くなくなって、「全面的に、全体的に」ハッピーな感じになった、嬉しそうに応対してくれた、という感じかなぁ、と思いました。

今回の all も「すっかり…という状態になっている」という感じだということなんですね?

私は上の訳で、
お前はただ、「あぁ、なんてことだ!」、そして、彼はただ、「やったぞ!」
と書いているのですが、その「ただ」というニュアンスは、「それがすべてだった、それしかなかった」みたいなニュアンスかなぁ?と思ったのです。

研究社 新英和中辞典では、
2 [関係詞節を従えて] (…の)すべてのこと (注:関係代名詞は通例省かれる)
All I said was this. 私の言ったのはこれだけだ。
All you have to do is ask. ただ尋ねればよいことだ。

という語義が載っていますが、そんな感じで、ロスは "Ohh, man!" という言葉しか出てこない、マークはただ一言 "Yes!" と言うんだ…みたいに解釈したようです。

ですが、今回の場合は、you'll be all, he'll be all と be 動詞が使われています。ですから、その引用符で示されている言葉で表されるような「状態」になっている、という意味で、catchさんのおっしゃるように、「変化に気づく間もなく、すっかり…という状態になってしまっている」というニュアンスが正しいのだろうと思いました。

私が最初思ったように「ただ一言こう言うだけだ」なら、all you'll say is "Ohh, man!" And all he'll say is "Yes!" みたいになるべきでしょうか??(will をどこにつければいいのか、いまいちよくわかりませんが…)
Posted by Rach at 2008年04月15日 11:22
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