昨日の続きです。
ダイナーにバーバーショップ・カルテットが入ってきて、フリオに対して以下の歌を歌います。
男性: (singing) Mr. Pretentious
You think there's no one finer
Well, Your poems are unpublished
And you work in a diner
(♪ミスター・プリテンシャス[うぬぼれ屋さん]
君は自分が一番だと思っているけど
ほら、君の詩は出版されない
そして君はダイナーで働く♪)
カルテット: You're no God's gift to women
That's all in your headdddd.
You are just a butt-munch
(♪君は女性にとって魅力的な男性じゃない
君の頭の中は女だけだ
君はただのバカだ♪)
その中で、
You're no God's gift to women
についての説明を昨日省いたので、今日、それを解説します。
gift はご存知「ギフト、贈り物」で、「才能、天賦の才能」という意味もあります。
「才能」という語義は、ロングマン英英辞典では、以下のように書いてあります。
gift:
a) a natural ability (synonym: talent)
b) an ability that is given to you by God
b) にあるように、「神によって与えられた能力」、つまり「神からの贈り物」なので「天賦の才能」という意味になったわけですね。
ですから最初、God's gift を見た時、これも「天賦の才能」という意味だと思いました。
「女性に対する才能がない」みたいな意味なのかと…。
でも、どうやら、少しそれとは意味が異なるようです。
「才能」という意味の場合は、普通は God's はつけずに、gift だけで、
He has a gift for/of doing. 「彼には…をする才能がある」
などと使います。
フレンズ1-5その5 にも、
フィービー: It's like a gift. (才能みたいなものね。)
というセリフが出てきました。
gifted 「才能がある」という形容詞もあります。
「才能」という意味であれば、have a/the gift のように、have という動詞が使われそうな気がします。
が、上の歌では、You're no God's gift to women と be動詞が使われていますね。
調べてみると、ロングマン現代英英辞典に、そのものズバリを発見しました。
God's gift to somebody/something:
someone who thinks they are perfect or extremely attractive - used to show disapproval
例) Paul thinks he's God's gift to women.
つまり、「自分がパーフェクトで非常に魅力的だと思っている人。(非難・不満・難色を示すのに使われる)」
例文は、「ポールは自分が非常に魅力的だと思っている。」
used to show disapproval というのは、ロングマンの語義説明でよく使われるフレーズですが、「褒め言葉ではなく、ネガティブなニュアンス、悪い意味で使われる、話者が disapproval な気持ちを込めて使う」ということです。
ですから「自分のことをパーフェクトで魅力的だと思っている人」という「悪口」ですね。
God's gift to women を素直に直訳すると、「神が女性たちに与えたもの、女性への神からの贈り物」みたいな感じで、女性たちが喜ぶもの、女性が憧れるような男性、という意味になると思います。
それを褒め言葉として使っても良さそうな気がするのですが、「神が与えしもの」のように、あまりにも大仰しい表現なので、かなりうぬぼれが強い人に対して、「彼は自分のことをそんな風に思ってるのよ。」という悪口のように使うのだろうと思います。
今回の、You're no God's gift to women という言葉には、no という否定語が入っているのですが、その意味は、
You think you're God's gift to women, but Noooo!
「君は自分を魅力的(な男性)だと思っている、けど、それは違うよ!」
みたいな感じかな、と思いました。
no God's gift to women で、「God's gift to women だなんてとんでもない!」という風に否定している感じかな、と。
…ということで、
gift と言えば「ギフト、贈り物」だけど「才能」っていう意味もあるから、ここは「才能」って意味の方だ!
と思ったら、やっぱりここは本来の「贈り物」という意味に近いニュアンスで使われているのだとわかって「へぇ〜」と思ったので、ちょっとしつこく解説してみました。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ


お笑い芸人の狩野英考のネタ、
「僕、イケメン♪」
を思い出しました(笑)
初めまして。訪問&コメントありがとうございます。
いいですね〜、留学。私も子育てが終わったら留学したいなぁ、なんて思っているのですが。
応援ありがとうございます。これからも頑張ります。
しゅぺさんへ
狩野英孝さん、面白いですよねぇ。我が家では、ちょっとしたブームになっています(笑)。
「ラーメン、つけ麺、僕、イケメン♪」とか、「赤貝、ミル貝、ナイスガイ♪」とか、子供たちが気に入って使ってます。
狩野さんは、「自分がイケメンだと信じ切っているキャラ」で、その「勘違いキャラ」が自分に酔いしれて言うセリフが面白いわけですから(最近はちょっと自虐ネタも増えてますが)、Mr. Kano thinks he's God's gift to women. と表現することも可能なのでしょうね。
「僕は、神様が君たち女性に与えた、最高の「贈り物」なんだよ。…ん? 何? 「やっかいもの」?! なーんてこと言うの! ねぇ、この人を連れ出して! スタッ、フー! スタッ、フー!」
みたいなノリ、ありえそう。うふふ。