2008年05月02日

女性への神からの贈り物 フレンズ3-12その37

昨日の続きです。
ダイナーにバーバーショップ・カルテットが入ってきて、フリオに対して以下の歌を歌います。
男性: (singing) Mr. Pretentious
You think there's no one finer
Well, Your poems are unpublished
And you work in a diner

(♪ミスター・プリテンシャス[うぬぼれ屋さん]
君は自分が一番だと思っているけど
ほら、君の詩は出版されない
そして君はダイナーで働く♪)
カルテット: You're no God's gift to women
That's all in your headdddd.
You are just a butt-munch

(♪君は女性にとって魅力的な男性じゃない
君の頭の中は女だけだ
君はただのバカだ♪)

その中で、
You're no God's gift to women
についての説明を昨日省いたので、今日、それを解説します。

gift はご存知「ギフト、贈り物」で、「才能、天賦の才能」という意味もあります。
「才能」という語義は、ロングマン英英辞典では、以下のように書いてあります。

gift:
a) a natural ability (synonym: talent)
b) an ability that is given to you by God


b) にあるように、「神によって与えられた能力」、つまり「神からの贈り物」なので「天賦の才能」という意味になったわけですね。
ですから最初、God's gift を見た時、これも「天賦の才能」という意味だと思いました。
「女性に対する才能がない」みたいな意味なのかと…。
でも、どうやら、少しそれとは意味が異なるようです。

「才能」という意味の場合は、普通は God's はつけずに、gift だけで、
He has a gift for/of doing. 「彼には…をする才能がある」
などと使います。
フレンズ1-5その5 にも、
フィービー: It's like a gift. (才能みたいなものね。)
というセリフが出てきました。
gifted 「才能がある」という形容詞もあります。

「才能」という意味であれば、have a/the gift のように、have という動詞が使われそうな気がします。
が、上の歌では、You're no God's gift to women と be動詞が使われていますね。
調べてみると、ロングマン現代英英辞典に、そのものズバリを発見しました。

God's gift to somebody/something:
someone who thinks they are perfect or extremely attractive - used to show disapproval
例) Paul thinks he's God's gift to women.

つまり、「自分がパーフェクトで非常に魅力的だと思っている人。(非難・不満・難色を示すのに使われる)」
例文は、「ポールは自分が非常に魅力的だと思っている。」

used to show disapproval というのは、ロングマンの語義説明でよく使われるフレーズですが、「褒め言葉ではなく、ネガティブなニュアンス、悪い意味で使われる、話者が disapproval な気持ちを込めて使う」ということです。
ですから「自分のことをパーフェクトで魅力的だと思っている人」という「悪口」ですね。

God's gift to women を素直に直訳すると、「神が女性たちに与えたもの、女性への神からの贈り物」みたいな感じで、女性たちが喜ぶもの、女性が憧れるような男性、という意味になると思います。
それを褒め言葉として使っても良さそうな気がするのですが、「神が与えしもの」のように、あまりにも大仰しい表現なので、かなりうぬぼれが強い人に対して、「彼は自分のことをそんな風に思ってるのよ。」という悪口のように使うのだろうと思います。

今回の、You're no God's gift to women という言葉には、no という否定語が入っているのですが、その意味は、
You think you're God's gift to women, but Noooo!
「君は自分を魅力的(な男性)だと思っている、けど、それは違うよ!」
みたいな感じかな、と思いました。
no God's gift to women で、「God's gift to women だなんてとんでもない!」という風に否定している感じかな、と。

…ということで、
gift と言えば「ギフト、贈り物」だけど「才能」っていう意味もあるから、ここは「才能」って意味の方だ!
と思ったら、やっぱりここは本来の「贈り物」という意味に近いニュアンスで使われているのだとわかって「へぇ〜」と思ったので、ちょっとしつこく解説してみました。


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posted by Rach at 11:45| Comment(3) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして、アメリカ留学のブログを書いてる者です。今後の記事更新の参考にさせてもらいたいと思って見させてもらいましたけど、楽しませてもらいました(笑)次の記事更新を楽しみにしてます☆応援してますのでポチッとしておきますw頑張って下さいね。
Posted by アメリカ留学 at 2008年05月02日 16:29
God's gift to women の解説を読んで、
お笑い芸人の狩野英考のネタ、
「僕、イケメン♪」
を思い出しました(笑)
Posted by しゅぺ at 2008年05月02日 20:56
アメリカ留学さんへ
初めまして。訪問&コメントありがとうございます。
いいですね〜、留学。私も子育てが終わったら留学したいなぁ、なんて思っているのですが。
応援ありがとうございます。これからも頑張ります。


しゅぺさんへ
狩野英孝さん、面白いですよねぇ。我が家では、ちょっとしたブームになっています(笑)。
「ラーメン、つけ麺、僕、イケメン♪」とか、「赤貝、ミル貝、ナイスガイ♪」とか、子供たちが気に入って使ってます。

狩野さんは、「自分がイケメンだと信じ切っているキャラ」で、その「勘違いキャラ」が自分に酔いしれて言うセリフが面白いわけですから(最近はちょっと自虐ネタも増えてますが)、Mr. Kano thinks he's God's gift to women. と表現することも可能なのでしょうね。

「僕は、神様が君たち女性に与えた、最高の「贈り物」なんだよ。…ん? 何? 「やっかいもの」?! なーんてこと言うの! ねぇ、この人を連れ出して! スタッ、フー! スタッ、フー!」
みたいなノリ、ありえそう。うふふ。
Posted by Rach at 2008年05月03日 12:12
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