レイチェル: Hmm. (she opens the freezer) Umm, why do you have a copy of The Shining in your freezer? (ふーん。[彼女は冷凍室[冷凍庫]を開ける] んー、どうしてあなたは冷凍室にシャイニングの本を入れてるの?)
ジョーイ: Oh, I was reading it last night, and I got scared, so... (あぁ、昨日の晩それを読んでたんだ。そしたら怖くなって、それで…)
レイチェル: But ah, you're safe from it if it's in the freezer? (でも、その本が冷凍室に入ってたら、あなたは安全なの?)
ジョーイ: Well, safer. Y'know, I mean I never start reading The Shining, without making sure we got plenty of room in the freezer, y'know. (あぁ、より安全だね。冷凍室に十分な余地があるのを確認しないで、シャイニングを読み始めることは決してないんだ[必ず十分な余地があるのを確認してから、シャイニングを読み始めることにしてるんだ]。)
レイチェル: How often do you read it? (それをどのくらいの頻度で読むの?)
ジョーイ: Haven't you ever read the same book over and over again? (レイチェルは同じ本を何度も何度も繰り返し読んだ経験はないの?)
レイチェル: Well, umm, I guess I read Little Women more than once. But I mean that's a classic. What's so great about The Shining? (えぇ。若草物語は2回以上[1回より多く]読んだと思うわ。でも、若草物語は古典だもの。シャイニングの何がすごいの[どこが素晴らしいの]?)
a copy of The Shining という表現について。
日本人はコピーというと、コピー機のコピーを思い浮かべますが、英語ではこのように大量に出回っている本の「1冊、1部」を指す場合に、copy という単語をよく使いますね。
ロングマン現代英英辞典では、
copy [noun]:
[countable] one of many books, magazines, records etc that are all exactly the same
つまり、「すべて全く同じ多くの本、雑誌、レコードのうちの一つ」。
シャイニング(The Shining)は、スティーヴン・キング原作の小説。
スタンリー・キューブリック監督で映画にもなりました。
Wikipedia 日本語版: シャイニング (映画) には、原作と映画との違いについて書いてあります。
Wikipedia 英語版: The Shining (film) には、あの有名なジャック・ニコルソンの写真も載っています。
怖くなったら本を冷凍室に入れちゃう、という話ですが、凍らせちゃったら、怖い人が襲って来ないだろう、みたいなことですかねぇ?(笑)
I never start reading The Shining, without making sure we got plenty of room in the freezer について。
never start reading 「決して読み始めない」、そして、without 以下でその条件を述べています。
冷凍室に本が入る余地があるのを確かめることをしないで読み始めることは決してない、つまり、余地があるのを確認してから読み始めることにしてるんだ、ということですね。
怖くなって冷凍庫に入れようと思ったら、冷凍食品がいっぱいで本が入らない!なんてことになったら大変だから、ということです。
How often は「どのくらいしばしば」ということですから、「どのくらいの頻度で」ということですね。
今まで何回読んだの?ならば、How many times have you read it? になるでしょうか?
Little Women は、日本語では「若草物語」というタイトルで有名です。
Wikipedia 日本語版: 若草物語
Wikipedia 英語版: Little Women
私は「若草物語」というと、「ガラスの仮面」で北島マヤが、ベスを演じていたのが印象的ですが(笑)。
more than... は「…より多い、…より大きい、…を越える、…より上」という意味なので、…に当たる部分は含まれません。
ですから、more than once は、「1回より多く」、すなわち「2回以上」という意味になります。
1回読んだだけではなく、再度読んだ、複数回読んだ、ということですね。
レイチェルは、若草物語は古典だから、と言っています。
長い間多くの人に愛されてきた作品だからこそ、古典として今でも残っている、だから、面白いのは当然だけど、シャイニングの場合は、どこがすごいの?、どこが面白いの?と尋ねているのですね。
日本語で「どこが面白いの?」と書いてしまうと、「面白いところがどこにもない、ちっとも面白くない」と言っているように聞こえてしまいますが、レイチェルのセリフは純粋な質問で、レイチェルはシャイニングを読んだことがないから、どの部分が great なのかジョーイに説明して欲しいという思いで、その質問をしているのですね。
(Rach からのお願い)
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ここにスッポリはまってしまった私です。私の脳裏にも、しっかり焼きついているようです(笑)
このサイトを読んでいたらフレンズが懐かしくなって、DVD を借りてきてしまいました。未だに人気で、ベストシーンをよりぬいたバージョンなんかも出ていましたが貸し出し中でした。
英語学習支援サイトのコーナーに、リンクをさせていただきました。これからもよろしくお願いします♪
そうですか。うろこさんには「ガラかめ」ネタが通じましたか!(笑) 嬉しいです。
フレンズを何話かだけでも見て、キャラクターをよく知っていれば、見たことのないエピソードでもセリフを聞いただけで笑えてしまう、みたいなところがあります。フレンズを知っていると、ネイティブの方とも話が弾みます。ありがたいです。
リンクしていただき、ありがとうございます! 光栄です。こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします。貴ブログも頑張って下さい♪