2008年06月21日

寝室を見たいと言う女性 フレンズ3-13その37

[Cut to into the bedroom, with Monica still hiding under the covers. Richard enters and sits down next to her.]
ベッドルームの中に画面がカットする。モニカはまだカバーの下に隠れている状態である。リチャードは入ってきて、モニカの隣に座る。
モニカ: (still hiding under the blankets) So um, who is she? ([ブランケットの下にまだ隠れている] それで、彼女は誰?)
リチャード: Oh, (laughs) that was the blind date that I told you about. She called and switched it from Tuesday. (あぁ。[笑って] あれが、僕が君に話した例のブラインドデートの相手だよ。彼女は電話してきて、ブラインドデートを火曜日から(今日に)変更したんだ。)
モニカ: (still hiding under the blankets) Did you like her? And I'm just asking as a friend, because I am totally fine with this. ([まだブランケットの下に隠れたままで] あなたは彼女のことをいいなと思った? 私はただ友達として尋ねているだけよ。だって私はこの件に関しては全く大丈夫だもの。)
リチャード: Well, you seem fine. (そうだね、大丈夫そうに見えるよ。)
モニカ: (gets up) Okay, y'know what? I'm not fine, I'm not. I mean, how could I be fine, hearing you come in with her. She wants to see your bedroom.... (pause) Y'know what? What if we're friends who don't see other people? ([起き上がって] ねぇ。私は大丈夫じゃないわ。大丈夫なんかじゃない。だって、どうして大丈夫なんてことがありうるの? あなたが彼女と一緒に部屋に入ってくる音を聞いて。彼女があなたのベッドルームを見たがって… [一息ついて] ねぇ、もし私たちが、他の人とは付き合わないっていう友達になったらどうかしら?)

フレンズ3-13その29 で、リチャードは火曜日にブラインドデートをする、というセリフが出てきました。
リチャードのセリフから、その火曜日の予定が今日に変わったんだ、ということがわかりますね。
モニカがブラインドデートの日を狙ってきたわけではなく、たまたまこの日に変更になってしまっていた、ということがわかる仕組みになっています。
モニカが慌てていたのはそのせいなんですね。

Did you like her? という過去形が何とも変な感じですが、さっきデートしていた時、彼女を好きだと思った?みたいなことでしょうか?
また、意地を張っているところがかわいいですね。
「ちょっと友達として聞いてみただけよ。」などと言っています。
out of curiosity と同じ感じで、「別に詮索してるんじゃないのよ。ただの質問よ。」と言っているのですが、当然リチャードにはモニカの気持ちがわかってしまいます。
自分は fine だと言うモニカに、モニカが内心穏やかでないことを知りながら、「あぁ、確かに fine のようだね。」と言っています。
それを聞いて、正直な気持ちを吐露するモニカ。

モニカが言っているように、彼女がベッドルームまで見たがった、というのは元カノとしてはかなりつらい事実ですよね。
気のない人の部屋なら、絶対に「ベッドルームを見せて」なんて言わないはずですから。
もしその部屋に入って、ベッドを目の当たりにして、相手が変な気を起こしたらどうしよう、という場合に、そうなっても構わないと思っているから、ベッドルームを見せて欲しい、と言っているわけで、彼女の方はかなり乗り気、リチャードにかなり好意を抱いているということがわかりますよね。

フレンズ1-13その4 で、ジョーイのパパの浮気相手のロニーが登場した時、パパとロニーを一緒に寝させないために、チャンドラーはロニーを自分の寝室に案内します。
チャンドラー: Come on. I'll show you to my room. That sounds weird when it's not followed by, "No, thanks, it's late!" (じゃあ、来て。俺の部屋へ案内するよ。 [ロニーを案内しながら] 変な感じだよな。「俺の部屋を案内するよ。」って言った後、「いいえ、結構よ。もう遅いから。」ってセリフが続かないなんてさ。)

チャンドラーが女性に「俺の寝室に案内するよ。」というと、女性はたいてい断る(笑)という話ですが、まさにこのことですね。
リチャードは見せる気がないのに、相手の女性が見たがっている、というその積極性に、モニカはハラハラしているのです。
相手が魅力的な人なら、リチャードも好きになってしまうかもしれない、というあせりでしょうか。


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posted by Rach at 13:21| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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