[Scene: Monica and Rachel's, Phoebe and Monica are playing with a Ouija board, Phoebe's beeper goes off and Monica screams.]
モニカとレイチェルの部屋。フィービーとモニカは、ウィジャボードで遊んでいる。フィービーのポケベルが鳴り出して、モニカは叫ぶ。
フィービー: Oh. (takes her beeper puts in a pot, covers it, and puts the
pot in the oven) (あぁ。[ポケベルを取り出して、鍋に入れてそれにフタをし、その鍋をオーブンに入れる]
モニカ: Y'know those are a delicacy in India. (ねぇ、それはインドの珍味ね。)
フィービー: Yeah, that was Leslie calling again to see if we can get back together. That's the 20th time today! Yeah, good luck, Leslie. (そうね。さっきのは、またレスリーが電話してきたのよ。私たちが元に戻れるかどうかを知るためにね。今ので今日20回目だわ! グッドラック、レスリー。)
モニカ: Wow, she must've hurt you pretty bad, huh? (まぁ。彼女はあなたをずいぶんとひどく傷つけたに違いないわね。)
フィービー: Well, yeah. Y'know, we were best friends, ever since we were little. Our moms worked on the barge together. (えぇ、そうよ。ほら、私たちは親友だったの。小さい頃から。私たちのママがバージ[はしけ、平底の荷船]で一緒に働いていたのよ。)
モニカ: Oh, you two must've been so cute, running around on a barge. (まぁ。あなたたち二人は、バージの上を走り回ったりして、すごく可愛かったに違いないわね。)
フィービー: You never run on a barge! (バージの上を走っちゃいけないのよ!)
Ouija board(ウィジャボード)について。
これは簡単に言うと「こっくりさん」みたいな感じの霊感ゲームのようです。
フィービーは霊感の強い人ですから、こういうゲームもよくするのでしょう。
詳しくはウィキペディアで。
Wikipedia 日本語版: ウィジャボード
Wikipedia 英語版: Ouija
上の英語版ウィキペディアの In popular culture のトップバッターに、
On some episodes of Friends, Phoebe and Monica can be seen playing with a Ouija board.
という説明が出ています。
some episodes ですから、フレンズでは今回の 3-14 以外にも出てくるようですね。
英辞郎で、Ouija board を調べると、かなり詳しい説明が書いてあります。
英辞郎の語義説明の最後に、
「ボードゲームではモノポリーに次ぐ売上高を誇る。」
とありますが、それほどまでにメジャーなボードゲームなのですね。
(モノポリー(Monopoly)については、フレンズ2-23その17+Monopolyの話 で触れました。)
そういう霊感ゲームをやっている時に、突然音がすると誰でもビビリますよね(笑)。
ホラー映画を見ている時と同じです。
だからここでは、「モノポリーではなくて、ウィジャボードをやっていたから、必要以上に音に驚いた」のがポイントなのです。
delicacy について。
「デリカシー」は日本語になっていて、「繊細(さ)、敏感」「神経の細かいこと、心づかい、思いやり」という意味ですが、上のセリフでは「珍味、ごちそう」という意味で使われています。
そういう「珍味」という意味の場合だけ、可算名詞(countable)になりますね。
上のセリフでも a が付いているので、「繊細」などと言うような抽象的な意味でないことがわかります。
ロングマン現代英英辞典では、
delicacy [noun]: (plural delicacies)
[countable] something good to eat that is expensive or rare
例) Snails are considered a delicacy in France.
つまり、「食べられる[食用に適する]もので、高価またはレアなもの」。
例文は、「フランスでは、カタツムリは珍味だとみなされている。」
…つまり、エスカルゴのことですね。
うるさく鳴るポケベルを、鍋に入れてさらにはオーブンに入れたので、「ポケベルをオーブンで焼く料理でも作るの?、それはインドかどこかの珍味なのかしら?」とジョークを言っているわけです。
barge は「平底の荷船、はしけ」。
以下のウィキペディアに写真があります。
Wikipedia 日本語版: 艀
Wikipedia 英語版: Barge
モニカは小さな二人が「わーい!」といいながら駆け回っている姿を想像しているのでしょう。
きっと可愛かったんでしょうねぇ…と言っているのですが、フィービーは「バージの上は走っちゃいけないのよ!」ときつい調子でとがめています。
船ですから、下手したら川に落ちてしまいますから、Don't run! といつもきつい調子でママたちに注意されていたのでしょうね。
モニカはただ単にイメージとして話しているだけですから、そんなに怒らなくても、という感じなのですが。
「あなたはバージの怖さってものをわかってないのよ、これだから素人は困るわね」とでも言いたそうなフィービーに笑えます。
(Rach からのお願い)
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2008年07月12日
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