ジョーイ: All right!! Okay, it was, like, four years ago. Okay, Ginger and I had gone out a few times, and then this one weekend, we went up to her Dad's cabin. Just me, her, and her annoying little dog, Pepper. Well that night, I cooked this really romantic dinner.... (わかったよ! いいか、それは、そう、4年(くらい)前のことだった。ジンジャーと俺は2、3回デートしたんだ。それから、ある週末に、彼女のパパのキャビン[丸太小屋]に行ったんだ。ただ、俺と彼女と、彼女のうっとうしい子犬のペッパーだけだった。その夜、俺は実にロマンティックなディナーを作って…)
モニカ: You gave her food poisoning! (あなたの料理で彼女は食中毒を起こしたのね!)
ジョーイ: I wish. No. After dinner, me, her, and Pepper all fell asleep in front of the fire. Well, I woke up in the middle of the night and I saw that the fire was dying out. So, I picked up a log and threw it on. Or, at least what I thought was a log. (そうだったら良かったのに。違うんだよ。ディナーの後、俺と彼女とペッパーはみんな火の前で眠った。それで、夜中に俺は目が覚めて、火が消えかかっているのを見た。だから、俺は丸太を取り上げて、それを投げ入れたんだ。もしくは、少なくとも俺が丸太だと思ったものを投げ入れたんだ。)
フィービー: Oh my God! You threw Pepper on the fire! (なんてこと! あなたはペッパーを火に投げ入れたの!)
ジョーイ: I wish. See, I guess another thing I probably should've told you about Ginger is that she kinda has a ah, artificial leg. (そうだったら良かったのに。ねぇ、ジンジャーについて多分君たちに話しておくべきだったことがもう一つあるように思う。ジンジャーは…彼女は、その、人工の足[義足]をつけているんだよ。)
(Phoebe and Monica both stand up and gasp.)
フィービーとモニカは二人とも立ち上がって息をのむ。
モニカ: Oh my God! Joey, what did you do after you threw her leg on the fire? (なんてこと! ジョーイ、あなたは彼女の足を火に投げ入れた後、どうしたの?)
ジョーイ: I ran! (俺は走って逃げた!)
ジンジャー(Ginger)の飼っている犬の名前がペッパー(Pepper)。
ginger は「ショウガ」、pepper は「コショウ」で、どちらも料理番組の味付けに登場しそうなアイテムです。
「ここは笑うところ?」と思ったのですが、観客は特に笑っていませんねぇ。(どちらもよくある名前、なのか…)
food poisoning は「食中毒」。
このように、誰かが料理を作って、食べた人が食中毒になった場合には、give someone food poisoning と give を使って表現するんですね。
料理を作った人が、食べた人に、食中毒を「与えた」という感じになるようです。
I wish は「私は願う」ですから、モニカの言うように食中毒だったら良かったのに、それならいいのに、というニュアンスですね。
I wish は仮定法過去完了と結びついて、「(あの時)…だったら良かったのに(実際は…ではなかった)」という「過去に関する実現不可能な願望」を表すことがありますが、そのニュアンスです。
食中毒の方が「まだまし」だなんて…一体、ジョーイはどんなひどいことをしたんだ?と、さらに興味は深まります。
a log と言った後、Or, at least what I thought was a log. と言い換えています。
今、a log (1本の丸太)と言ったけど、丸太、または、少なくとも俺が丸太だと思ったもの、ということですね。
丸太というと、大きな感じがしますが、firewood (まき、薪(たきぎ))のようなもののことを言っているのでしょう。
その表現から、ジョーイが丸太だと思って何か別のものを火に投げ入れてしまった、ということがわかります。
丸太と思ったもの、といえば、その状況下で思いつくものは子犬くらいしかありませんよね。
よくもまぁそんなひどいことを!という感じで、子犬を火に投げ入れたの?と叫ぶのですが、それに対するジョーイの答えは、2度目の I wish.
「そうなら良かった、それの方がましだった」と言うのですから、いったい何を入れたんだ!?、それよりひどいって何だ!?と誰もが驚くわけです。
ジョーイは「何を」投げ入れたかを直接言わずに、ジンジャーに関するある事実を述べます。
artifical は「人工の」ですから、artificial leg は「義足」ですね。
それを聞いて二人は、ジョーイが丸太と間違えて、彼女の義足を火に投げ入れてしまった、という驚愕の事実を知るのです。
モニカもフィービーも、そして観客も、ジョーイがためらいながら言ったその a ah, artificial leg という言葉を聞いて、驚きの声を上げていますね。
英語でリスニングしている皆さんも、ここで一緒に驚くことが出来たでしょうか?
彼女は義足をつけている、と聞いて、丸太に似たものとはそれだったのか!というのがわかる仕組みになっているのですね。
確かに「ジョーイの人生の中で最大にひどい行い」と言っても過言ではありません。
セントラルパークで、あれほどまでにジンジャーから隠れていた理由がやっとわかりました。
(Rach からのお願い)
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考えてみると、結果的に著名になった人とて、夢中になって英語の勉強をしていた時は、無名であり、それこそ「いち英語学習者」に過ぎなかったわけです。そう考えると、南谷さんの「頑張り」の中に、彼らと同質のものを感じざるをえません。これらのことは、私にとって大きな発見でした。
ところで、三笠書房の『使える英語 すごいノウハウ』は、今月末に出来上がりますが、おそらく一般の書店販売は8月の末になる模様です。フレンズに言及しているので、南谷さんには私から1冊サインしてお送りしたいと思います。どのようにしたらいいでしょう。NTT出版に事情を説明して、ご住所を伺ったらいいでしょうか(事前に南谷さんに許諾していただいて)。
私が『英語ベストセラー本の研究』を執筆したのは2月でした。3週間で、すべての文献を精査し原稿を作りましたが、すっかり目をやられてしまい、3月に青春新書を書き上げた後、しばらく本を読むことすらできませんでした。最近は、朝から2種類の目薬を“連射”して、ようやくものが読めるようになり、つい先日(11日に)、新しい本を1冊書き上げました。9月初めに出版される青春出版社の新書です。これから、超特急で幻冬舎の「続編」を書くところです。
では、献本について、どうしたらいいかお教えください(私のアドレスは一般公開できないので、申し訳ありません)。
本当にもったいないようなお言葉の数々、ありがとうございます。大変嬉しいです。
「いち英語学習者」としての頑張りを、そこまで認めていただけるなんて…こうしてブログをずっと書いてきたこと、また「本の出版」を思い切って決意したこと、本当に良かったと思っています。
また貴著にサインをして送っていただける!というお話、あまりのサプライズに、またまた携帯を落っことしそうになりました。
当然、ご本が出たら購入させていただくつもりにしていたのですが、「サイン入りのご本をいただける」なんて、そんな光栄なことはありません。厚かましいですが、お言葉に甘えてよろしいのでしょうか?
私の住所につきましては、私が幻冬舎さんのメールアドレス(感想を書くためのメールアドレスが貴著の奥付に書いてあります)にメールして、そこに私の住所を書いておく、という方法もありそうです。
NTT出版に晴山さんが問い合わせて下さるのであれば、そこで、晴山さんが私の本に興味を持って下さったことが出版社の関係者にも伝わりますので、私を担当してくれた編集者の方にとっては実に嬉しいことだろうと思います。
晴山さんにお手間をおかけしては申し訳ないので、晴山さんのご希望される方法をおっしゃって下さい。
(まだNTT出版には、この件は連絡していません。)
こういう普通の記事でのコメントは、一般に公開される形になっていますが、
非公開コメントは、こちらへ
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470216.html
という記事でコメントを入れていただくと、そのコメントは「管理人である私(南谷)だけが見ることができる」コメントになります。
住所をお知らせする方法についてのお返事は、そちらのコメント欄でお返事していただければありがたいです。
次々とご本を執筆されているとのこと、素晴らしいです。どうかくれぐれもお身体にはお気をつけ下さいませ。
そのようにお忙しい中、拙ブログをご訪問下さり、温かいコメントを下さること、心より感謝申し上げます。ありがとうございます!
ご著作が次々と出版されるのを、楽しみに待っています。
南谷 三世