2008年09月03日

そんな名前で呼ばないで フレンズ3-15その6

(Ross calls Rachel)
ロスはレイチェルに電話する。
レイチェル: (answering her phone at work) Hello. ([仕事場で電話に出る] ハロー。)
ロス: Hey, honey. (やぁ、ハニー。)
レイチェル: Oh, hi. (あぁ。はーい。)
ロス: Hey, what's going on? (ねぇ、何が起こってるの?)
レイチェル: Well, there was a disaster in shipping and I've got to get this order in. Honey, I'm so sorry, but it looks like I'm gonna be here all night. (えぇ、配送でトラブルがあったのよ。それでこの注文を入れないといけないのよ。ハニー、本当にごめんなさい。でも、一晩中ここにいることになりそうみたいなの。)
ロス: What, do you, well umm, oh how about I come up there? (何だって、君は…。そうだ、僕がそっちに行くっていうのはどう?)
レイチェル: No-no-no, no, honey, please, I've got, I've just have too much to deal with. (だめだめだめだめ、ハニー。お願いよ。私はやらなければいけないことがものすごくたくさんあるのよ。)

disaster は「災害、災難、大惨事」。
英辞郎には、その他に、
disaster=最悪のこと[事態]、厄介なこと、とても大変なこと
という語義も載っています。
ここでは、shipping 「発送、配送、出荷」において何かトラブルがあった、ということだと思います。

I've got to get this order in. は「その発送に失敗した order をうまく元通りに、本来の形に入れないといけない」みたいな感じでしょうか。
元通りの正しい形に注文を入れる、復旧させる、みたいなことでしょうね。

How about I come up there? について。
How about...? は「…はどうかな?」と提案する文ですね。
普通は、How about... の後ろには、名詞、または動名詞が来るはずなのですが、ここでは、文章が来ています。
ニュアンスとしては、How do you feel about it if I come up there? みたいな感じかな、と思います。

「レイチェルが職場を離れられないなら、僕がそっちに行くってのはどう?」と提案するロスに、レイチェルは、No-no-no, no, honey, please... と言っています。
ここのプリーズは「どうぞ(どうか)来て下さい。」ではないですね。
「お願いだから、どうか来ないで!」という Please です。
つまり、Please, don't come. ということで、その後、事情を説明しています。
やるべきことが多すぎて、あなたに来てもらっても、私はあなたに割く時間がない、あなたに応対している暇がないから、ということですね。


[Cut to kitchen.]
台所に画面がカット。
フィービー: (to Monica) Anyway, I'm going out with Sergei again tonight, and um, could you come and be the translator's date? So that when we, it's time for our alone time, you two could split off. Y'know, he's really, he's kinda cute. ([モニカに] とにかく、今夜私はまたセルゲイとデートするの。それで、一緒に来て、通訳のデート相手になってくれる? そうすれば、私たちだけの時間に、あなたたち二人が(私たちから)離れることができるでしょ。ほら、彼は本当に、彼はキュートな感じだから。)
モニカ: Yeah, well, kinda cute, like "really kinda cute"? Or "kinda cute" like your friend Spackle-Back Larry? (えぇ。そうね、キュートな感じなのね。それって「本当にキュートな感じ」なの? それとも、「(ただの)キュートな感じ」なの? あなたの友達のスパックル・バック・ラリーみたいな?)
フィービー: Hey, don't call him that! His name is Spackle-Back Harry! (ねぇ。彼をそんな風に呼ばないで! 彼の名前は「スパックル・バック・ハリー」よ。)

モニカに通訳のデート相手になってもらってダブルデートをして、頃合を見て二人で消えて欲しい、と頼むフィービー。
その通訳のことを、he's really, he's kinda cute. だと説明しています。
それを聞いてモニカは、それがどのくらい cute なのかを尋ねているのですね。
really 「実に、ほんとに」 kinda cute 「キュートな感じ」なのか、それとも、kinda cute って言っても、前に会ったことのある、あなたの友達程度の kinda cute なのか、ということです。
それは暗に、フィービーはその友達のことを、kinda cute って説明していたけど、実際に会ってみたら大したことなかったじゃん、と言っているわけですね。
今回の通訳の人も、その程度なんじゃないの?と尋ねているのです。

ネットスクリプトでは、Spackel Back Larry と書いてあるのですが、DVD英語字幕では、Spackle-Back Larry と書いてありました。(ので、Spackle が正解だろうと思います。)

過去記事、シャドー・ゲーム フレンズ3-5その20 に、
チャンドラー: Yo!! Spackle boy! Get up! (よぉ! スパックル・ボーイ! 立てよ!)
というセリフが出てきました。
そこで spackle という単語について説明していますが、Spackle は「穴埋め材」「穴埋めパテ」の名前(商品名)のようです。

上のセリフの、Spackle-Back の意味はよくわかりません。
「背中にスパックルがついた」みたいな、穴埋め作業を職業としている人の服にいつもスパックルがついている、というような感じかもしれません。

フィービーは「彼(私の友達)のことを、そんな名前で呼ばないで!」と言っています。
その話の流れからすると、Spackle-Back という形容詞が何かしら悪い意味の言葉であるような気がしますね。
Spackle-Back の意味がわからないながらも、その呼び方にフィービーが怒った、というのは感じられると思います。

でも、怒ったフィービーが言い直した名前は、Spackle-Back Harry でした。
つまり、彼の名前は「ラリー」じゃなくて「ハリー」よ!と訂正しているわけですね。

この部分のオチですが、その Spackle-Back のイメージがはっきりしないのが残念なのですが、とにかく、「彼のことをそんな風に呼ばないで!」とフィービーが怒った時点で、その名前があまりよい感じのしないニックネームだろうということが想像できます。
で、良くない名前で呼んじゃったわ…と反省しているモニカに対して、怒ったままの調子で、「彼は、ラリーじゃなくて、ハリーなのよ!」と訂正しているフィービーが面白いわけですね。
Spackle-Back の方が問題なんじゃなくて、ラリーとハリーを間違ったのが問題だと。
つっこむところはそっちかい!?みたいなおかしさだろうと思います。


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posted by Rach at 11:42| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この「spackle-back」の「back」はお尻のことだと思います。でも、ハリーのお尻がどういう状態なのかわからないです。毛深いお尻とか、オナラ連発する人とか?お尻の割れ目を出しているひととか?
Posted by テリトリー at 2008年09月04日 05:36
テリトリーさんへ
貴重なご意見ありがとうございます。そうですね、私も「背中」じゃなくて「お尻」の方が近い感じがしてきました。

3-5 の Spackle boy! の時も、パテを使った作業をしているという意味で、「”スパックルの作業中”少年」というニュアンスかもしれないし、「お尻の穴がパテで塗り固められているように、パンツがピチピチ」みたいな感じも出しているのかなぁ、と思いました。

人のニックネームとして使うには好ましくない、というような話の流れなので、その流れでも、「お尻」だという気がしますよね。パテ→割れ目、という連想から、「お尻の割れ目を出している人」と言う可能性もありますね。スパックルからオナラへの流れはよくわからないのですが(笑)、「毛深い」はわかるような気がします。毛穴に毛が生えている、つまり、穴がパテで埋められるように、毛穴が毛で埋められている、という感じだと、毛深い、という意味になりそうですよね??

こういう話(笑)にもお付き合い下さり、ありがとうございます!
Posted by Rach at 2008年09月05日 10:24
urbandictionaryでspacklebackの定義を見つかりました。

http://www.urbandictionary.com/define.php?term=spackleback
Posted by Fen at 2009年08月03日 11:32
Fenさんへ
確かに Urban Dictionary に定義が載っていますね。
ただ、その意味は過激すぎて、フレンズのセリフの意味としては使えないように私は思います。2 up, 1 down で、その定義に賛同する人も少ないようですし。
Posted by Rach at 2009年08月04日 08:21
Urban Dictionary にBack spackle が載っています。(語順は異なりますが)
これも汚い言葉ですがこれのほうがまだ許せそうですね。
Posted by teruchan at 2011年02月11日 17:59
teruchanさんへ
コメントありがとうございます。
語順が逆のパターンも Urban Dictonary に載っていたのですね。
diarrhea「下痢」にまつわる意味なので、確かに汚い意味・言葉ですが、この言葉のイメージからのネーミングのような気がします。それだけひどいニックネームなのに、訂正したのはその部分ではなく名前の方だった、という面白さですよね。

情報ありがとうございました。
Posted by Rach at 2011年02月12日 08:53
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