2008年09月30日

コピーの話が好きな女の子 フレンズ3-15その15

[Scene: The Philly, Chandler and Joey are talking to Chloe.]
フィリー(店の名前)。チャンドラーとジョーイはクロエと話をしている。
クロエ: And the advances in collating in the past five years, I mean we just got in an X-5000, y'know? The X-5000 makes the X-50 look like a T-71. (それで、この過去5年間のページそろえの進歩よ。つまり、私たちは X-5000 を導入したの。X-5000 は X-50 を、まるで T-71 のように見せるわけ。)
(Chandler agrees in an absolutely bored way.)
チャンドラーは、全く退屈した様子で同意する。
クロエ: (seeing Ross enter) Hey, it's the dinosaur guy! (runs over to Ross) Hi, Ross! ([ロスが入ってくるのを見る] はーい。恐竜男さん[恐竜のお兄さん]! [ロスのところに走ってくる] ハーイ、ロス!)
ロス: Oh, hi, Chloe. (あぁ、はーい、クロエ。)
クロエ: I want you to meet some friends of mine. (Introduces him to Chandler and Joey) This guy is my hero. He comes in with some stuff he wants it blown up 400%, we said we don't do that, and he says, "You gotta." And y'know what? We did it. And now anytime anybody wants 400, we just say, "Let's Ross it!" (あなたに、私の友達に会ってもらいたいの。[ロスをチャンドラーとジョーイに紹介する] この人は私のヒーローなの。彼は、400%に拡大コピーしたいものを持って、やってきたの。私たちはそんなことできないって言ったわ。するとロスが言ったの、「やらなきゃだめだ。」って。で、どうなったと思う? 私たちは拡大コピーできたの。そして、今では、だれかが 400%拡大コピーをしたい時はいつでも、私たちはただこう言うのよ。「それをロスしよう![ロスろう]」って。)
チャンドラー: And that's the only color that comes in. (そして、それが提供される唯一の色だね。[そのコピー、一色でしかコピーできないんじゃないの?])
アイザック: Yo, Chloe! Do you have a quarter for the condom machine? (よぉ、クロエ! コンドームの自販機に使うクオーター(25セント硬貨)を持ってるか?)
クロエ: Oh! (storms off) (えぇ! [走って去る])
チャンドラー: So, what are you doing here? I thought tonight was your big anniversary dinner. (それで、お前はここで何してるんだ? 俺は(てっきり)今夜はお前たちの盛大な記念日ディナーだと思ってたのに。)
ロス: Yeah, little change of plans. Ahh, we're gonna break up instead. (あぁ、計画に少し変更があったんだ。うーんと、代わりに、僕たちは break up すること[別れること]になった。)
(Chandler and Joey stare at each other in shock.)
チャンドラーとジョーイはショックでお互いを見つめる。

the advances in collating の collate という動詞について。
collate が日本語に訳しにくいのですが、コピー、製本などの専門用語っぽいです。
英和辞典では、「(版などを)照合する」「(本などを)ページ順に並べる、ページ順をそろえる」という意味が載っています。

このクロエの話、「わけわかんないところ」がいいですね。
X-5000, X-50, T-71 という、コピー機の型番号みたいなものも登場しています。
ですから、collate というコピーの専門用語のような言葉がよくわからなくてもいい、という感じ。

その最新鋭の X-5000 が導入されたら、今まで使っていた X-50 は T-71 みたいに見えるのよ、と説明されても、その T-71 がどんなものか知らない人にとっては、何のことか全然わからない。
クロエの話が、コピーおたくみたいなので、そこが面白いわけですね。

セクシーなクロエに誘われてワクワクしていたのに、こんな席でコピー技術の進歩の話を聞かされてうんざりしているジョーイとチャンドラーに笑えます。
クロエも、たまたまコピー屋で働いていたイケイケねーちゃん、でもなくて、コピーの話をすると夢中になる、コピーの仕事に誇りを持っていて(?)その仕事を楽しんでいるらしいところも、意外な面白さがありますね。

it's the dinosaur guy! を「恐竜男」と訳してしまうと、何だかヘンな感じなのですが…。
決して悪口ではなく、「恐竜に詳しい人」「いつも恐竜の話をしてるお兄さん」みたいな感じでしょう。
DVDの日本語訳は「恐竜博士」となっていましたが、確かにそういう感じの褒め言葉ですね。

ジョーイとチャンドラーが夢中になっているクロエが、ロスと何気(なにげ)に仲が良いのが面白い。
そして、ロスは二人と違って、別にデレデレともせずに、普通に応対しているのがおかしいです。
フレンズ3-1その24 で、クロエ(らしき人)の話題が出た時、「あぁ、(彼女は)たまんないよね!」みたいに言っていたので、彼女が嫌いではないはずで、素敵だと思っているはずですが、今のロスはレイチェルとのことで頭がいっぱいで、他の女の子は目に入らない、というところでしょうか。

クロエがロスに、チャンドラーたちを紹介するのもおかしいですね。
クロエの友達である前に、元々、チャンドラーとジョーイはロスの友達だってば!というところ。

blow up は「(風船などを)膨らませる」という意味で使いますが、その流れで「写真を引き伸ばす、拡大コピーする」という意味になります。

"Let's Ross it!" の「ロスイット!」というクロエの嬉しそうな言い方が面白いです。
400%拡大コピーなんてそんなの無理だ…と誰もが尻込みする中、ロスは「できなきゃだめだ。」と言った。で、やってみると、出来ちゃった!
だから、それ以来、400%拡大コピーのことを「ロスする」「ロスる」という動詞で呼ぶようになった、と説明しているのです。
こういう話で喜んでいるところでも、クロエがコピーマニアみたいで笑えます。

And that's the only color that comes in. について。
come in は「…の形式がある、…として提供される」。
ロングマン現代英英辞典では、
come: BE PRODUCED/SOLD
[always + adverb/preposition] to be produced or sold with particular features
come in
例) This particular sofa comes in four different colours.
例) Cats come in many shapes and sizes.

つまり、「特有・特定の特徴を持って、生産される、または売られること」。
例文は、「この特殊なソファは、4種類の違った色で提供されます[売られています]。」
「猫はいろんな形・姿やサイズで提供されています。」

come in を直訳すると、「…の状態で来る」みたいなことなので、「…の状態で提供される」という意味になるのでしょうね。
このチャンドラーのセリフ And that's the only color that comes in. を直訳すると、「そして、それが、提供される唯一の色だ。」となるようなのですが…。
DVDの日本語訳は、
日本語字幕「そのコピーってブルー?」
日本語音声(吹替)「そのコピーの色ってブルー一色じゃない?」
となっていました。
私もそういう意味なんだろうなぁ、と思いました。
つまり、ブルー一色のコピーというのは、「青写真、青焼き(blueprint)」のことですよね?

400%の拡大コピーができた!って大騒ぎしてるけど、それは設計図などの大きな図面でよく使うブループリントのことじゃないの?、それなら、それくらいのでっかいコピーは当たり前だよ、みたいなことを言いたかったのかなぁ、と思います。
(が、そのセリフをうまく日本語に訳すのは難しいです…。)
(2017.6.13 追記)
"Let's Ross it!" というセリフについて、下のコメント欄でご意見を頂戴しました。
russet という色が存在し(日本語では「あずき色」)、クロエのセリフ "Let's Ross it!" が、"Let's russet!" のように聞こえることから、「その言い方じゃ、russet 色だけの一色コピーになっちゃいそう」という意味で「それが出力される唯一の色」のようにチャンドラーが返した、ということになるようです。
下のコメント欄に追加説明がありますので、併せてお読みいただければ幸いです。
(追記はここまで)

クロエがアイザックに呼ばれて席を外した後、「今日は記念日だろ?」と尋ねるチャンドラー。
Yeah, little change of plans. Ahh, we're gonna break up instead. というロスが悲しいです。
「ちょっとした予定の変更」と言いながら、ロスは、ここで、break up という言葉を使っています。
フレンズでも頻繁に出てくる「(男女が)別れる」という意味ですね。
前回、フレンズ3-15その14 で、take a break の意味について説明しましたが、ロスはチャンドラーたちに対してそれをはっきりと、break up という言葉を使って表現しているのがポイントかな、と思います。
take a break from us と言ったレイチェルの本心はともかくとして、ロスはそれを「別れ」、つまり、break up だと捉えた、ということですね。


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posted by Rach at 10:20| Comment(12) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Rachさん、お久しぶりです♪
今ちょうどこの次の回を見ていたところです。
数ある話の中でもこのあたりの話はなんだか見ていて悲しいですね。セリフについて詳しくこのあたりは考えず、内容に徹していたので、Rachさんの解説でもう一度勉強し直せてとてもありがたいです。

以前英検を受けるというお話をさせていただいたのですが、点数が足りず、まだまだ勉強が足りないなぁと思ったと同時にやはりRachさんはすごいなぁ〜と改めて尊敬いたしました。
資格を取ることだけがすべてではないとは思うのですが、やはり何かで結果を得ることは自信につながる気がします。
Rachさんにも勉強していて伸び悩んだ時期というのはありますか?
もしそんな経験がおありでしたら聞かせていただけるととても参考になります。
Posted by proy at 2008年09月30日 11:47
rachさん、はじめまして。

昔からずっとフレンズのファンで、このサイトは数年前から読ませてもらっています。
セリフ一つ一つに彼らの個性が出ていて読んでいるだけてとても楽しくなります(^-^)


今回のシーンはうろ覚えなのですが、
ロスが登場したときかなり落ち込んでいる(ブルーな)様子だったのでチャンドラーはAnd that's the only color that comes in.とロスの顔色(オーラ??)みたいなものをコピーとかけて皮肉って言ったものではなかったでしょうか??
ロスは落ち込むとすぐ顔に出るというか、見た目ですぐにわかるので(^-^;)
Posted by みぃ at 2008年09月30日 17:00
こんにちは。
以前一度コメントさせてもらいましたsachieです。
that's the only color that comes inがブルーだというのはロスの落ち込んだ様子からきた色なのではないでしょうか。日本語でも落ち込んでいる様子をおもに口語で「ブルーな気分だ」などと表現しますが、とくに和製英語ということでもなく英語でも同じだと思います。

どちらにせよ、このジョークを字数制限つきの翻訳で日本の視聴者に伝えるのはなかなか難しいなあ、と思った覚えがあります。
Posted by sachie at 2008年10月01日 12:13
proyさんへ
お久しぶりです♪ コメントありがとうございます。

>数ある話の中でもこのあたりの話はなんだか見ていて悲しいですね。
本当におっしゃる通りです。このあたりの話を初めて見た時は、私も内容に気をとられて、あまり細かいフレーズなどには注意が向きませんでした。今、解説を書くためにDVDを見直しても、何だかとても悲しい気持ちになってしまいます。

>資格を取ることだけがすべてではないとは思うのですが、やはり何かで結果を得ることは自信につながる気がします。
私もそう思います。資格はあくまで資格であって、それが英語力の全てを示すわけではないのですが、設定されている基準をクリアできた、ということは自分にとって大きな自信になりますよね。

私が伸び悩んだ時期は、英検一級二次試験を受けて、最初に落ちた時、ですね。以下の記事にその時の何ともネガティブな話が書いてあります。
頭が真っ白 1級面接1回目
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470761.html
(もしかしたらすでに読まれた記事かもしれませんが)

面接試験に落ちたことで、本当に英語の勉強をこっそりやめようかと思いました。それくらい落ち込みましたし、もう、何をどうしたらいいかわからない!という感じでしたね。
でも、そうやって落ち込んでいた時に、ラッキーなことに自分のブログを評価してもらえる出来事があって(週刊STで紹介されたこと)、試験に落ちたからって、私の英語力がゼロになったわけではない、今までやってきたことは無駄ではなかった、と思えることができて、また、やる気が出てきたように思います。
結局、3回目にやっとこさでも通ったので、こんなのんきなことを言っているのかもしれませんが、2回目に落ちた時は、1回目ほど落ち込まなかったのは事実です。自分の今の位置を分析するためのツールとして、試験の出来や結果を、感情的にではなく冷静に受け止められている自分がいたように思います。

英検1級の時に、試験というものに振り回されすぎて、辛い思いをしたせいで、今では試験の点数そのものにあまり惑わされないようになりました。もうあんな風に試験に振り回されて、自分の気持ちを落ち込ませるのはいやだ!と思ったのです。
実際、ブログを始める前の TOEIC の点数が 930点で、今は 945点、点数だけ見れば「満点を取れずに伸び悩んでいる」とも言える数字です。実際、点数が数字として伸びていないのはしゃくだけど(笑)、自分としては、英語力が少しずつついていってる、という実感は持てているので、点数だけで判断して落ち込んだりがっかりすることはありません。今は、いつか満点取れたらいいな、とは思っているけれど、「満点取れないなんて私はちっとも伸びてない」などと自分を責めることはしません。

勉強して、時間をかけても、それが目に見える結果として出ないことはよくありますよね。そうするとどうしてもあせってしまう。でも、自分に合うと思うやり方で、自分が楽しく充実して勉強を続けていられるのだったら、それはきっと何かの形で自分に身に付いているのだと信じたいです。点数や資格をペースメーカーにするのはよいことだけれど、それに振り回されることはしたくない、と今は思います。ただ、試験という形でその結果が反映されなかっただけなんだと思いたい。

何らかの目標を設定して頑張ることは良いことだと思いますし、良い結果が出た時には素直にそれを喜んだらいいと思います。が、思わしくない結果だった場合は、それに振り回されない強さも大事なんだろうと思いますね。それはとても難しいことですが。

あまり参考にならない意見でごめんなさい。


みぃさん&sachieさんへ
お二人とも、一緒に考えて下さってありがとうございます。
まとめレスになってしまい、申し訳ありません。
ブルーについてのご指摘、お二人のおっしゃる通りだと思います。

日本語でも落ち込んでいることを「気分がブルー」といいますが、これは元々英語から来たもののようですね。
辞書にもちゃんと載っています。
研究社 新英和中辞典では、

blue=(人が)憂うつで、悲観して
look blue ふさいでいる
I'm [I feel] blue. 憂うつだ。

that's the only color というフレーズから、that は色であり、その that は何を指して言っているのかなぁ?とずっと思っていたんです。普通、that を使う場合は、「あれ」「それ」と指し示せる何かがあるはずで、今回のセリフでは、どれがその that なんだろう?と悩んでいたわけですが、ロスのその様子、look blue, feel blue, be blue の姿を指して、「そのお前の姿(ブルーであること)が、提供されるコピーの唯一の色だな。」という感じで、皮肉って言っている、ということですね。
私も色だとすると「ブルー」だろうと思ったので、その前に blue や blue を連想させる単語が出てきたっけ?と調べてみたのですが、ロスの姿そのものを指していた、とは考えが及びませんでした。(頭が固いです…笑)

確かに、話に積極的に参加しようとしないし、クロエのような女の子に、"This guy is my hero." とまで言われたら、もっと喜んでもいいはずなのに、全く反応すらない、そこを妙に思ったチャンドラーが、コピーの話とひっかけて、「お前、今ブルーだな。」と言っているという感じでしょうか?
そういう意味では、400%拡大コピーの話を出したのも、blue print と、look blue をひっかけるための脚本上のテクニックということになるでしょうか。

私が気付かなかった点について、教えていただけてとても嬉しいです。ありがとうございます。
御二方とも、これからもよろしくお願いいたします。
Posted by Rach at 2008年10月02日 13:09
クロエのセリフの

I want you to met some friends of mine.

の中の met は meet の間違いでしょうね。

Posted by emec at 2009年07月21日 19:27
emecさんへ
おっしゃるように、to の後は、動詞の原形である meet でなければいけませんよね。
上の記事のセリフも訂正しました。
ご指摘ありがとうございました。
Posted by Rach at 2009年07月23日 08:32
はじめまして。
こちらにお世話になって2年になります。
もうすぐ、51歳になります。
東京オリンピックのボランティアを目指して頑張ってます。
こちらなしでは、私の英語の勉強はなりたちません。本当に毎日、ありがとうございます。

that's the only color that comes in
これには、悩みました。
もしかしたらですが、
クロエの台詞の中の、blown upのblownが、色のブラウンにかかってるんじゃないでしょうか。チャンドラーは、ロスが、拡大じゃなくて、ブラウンにしてくれと言ったととって、「その色だけが...」とギャグにしたんじゃないでしょうか。
なんか、結構当たってるような気がしてるんですが、どうでしょう?
Posted by kitchen at 2015年07月12日 11:11
kitchenさんへ
はじめまして。コメントありがとうございます。
拙ブログを2年も読んで下さっているとのこと、また、英語の勉強に役立てていただいているとのこと、とても光栄で嬉しいです。ありがとうございます。
「東京オリンピックのボランティア」を目指しておられるのですね。素晴らしいです! 私も東京オリンピック開催決定のニュースを聞いた時、今後ますます「話せる英語」へのニーズが高まるだろうと思っていました。英会話を学ぶには、「生きた英会話」をお手本にすることが何よりですから、「フレンズ」を良い教材として、五輪に向け頑張っていただきたいと心より願っています。

この、that's the only color that comes in のセリフは、実に悩ましいですよね。私も久しぶりに、改めてこのシーンを見直してみました。私がセリフを聞いた感じでは、blown を brown に「かける」というのはちょっと難しい気がしました。英語の音をカタカナで書くと、「ブロウン」と「ブラウン」になるので、ちょっと「ダジャレ」にするのは厳しいと言いますか。また、チャンドラーのセリフ that's the only color の that が指すものとしては、blown が出てきた部分は、セリフとして遠すぎる気もするんですよね。
that はもっぱら「直前のものを指す」感覚で、この場合はやはり直前のクロエのセリフ、"Let's Ross it!" あたりを指すものと考えるのが自然かなと思います。
クロエはずっとコピーの話を嬉しそうにマシンガントークで語っていますが、褒められているはずのロスはずっと落ち込んだままでまさに「ブルー」な状態だった。400%拡大コピーの話を出したのは、「400%拡大コピー= blue print」の前振りだった、という気がします。

「それをロスろう」という合言葉を、「ロスみたいにブルーにしよう」→「青焼きしよう」ってことなわけね? みたいにチャンドラーが返したことになるでしょうか。
そう言われたクロエは、何となく「気まずい」顔をしていますね。
「ロスする、っていうのは、今のロスみたいに、ブルーにする(青焼きする)ってことなんだね」と隣にいるロスが落ち込んでいる様子を指摘されたため、一人ではしゃいでいる自分が恥ずかしくなった、みたいな感じの「気まずさ」なのかな、と思いました。

これについては、「絶対にこれだ!」という確信があるわけではなく、「今改めて見直したけれど、やっぱり前と同じ解釈に思える」という程度なので、参考程度にお聞きいただければ幸いです。
解釈を一緒に考えていただけて、ありがとうございました!(^^)
Posted by Rach at 2015年07月13日 12:55
ちょっと寒いダジャレ、すみませんが…

https://en.wikipedia.org/wiki/Russet_(color)

レツ・ラッセト
Posted by John Fraser at 2017年06月11日 14:09
John Fraserさんへ
Thank you so much for your wonderful comment and such valuable information!
貴重なご意見、本当にありがとうございます。

russet という色があるのですね。英和辞典には「あずき色、朽ち葉色」などと出ていました。
クロエのセリフ "Let's Ross it!" が、"Let's russet!" のように聞こえることから、「その言い方じゃ、russet 色だけの一色コピーになっちゃいそう」という意味で「それが出力される唯一の色」みたいにチャンドラーは返したわけですね。
russet という色の名前があることを知らなかったので、ダジャレだとは気づきませんでした。教えていただけて感謝です!

例えば、日本人だと女性の名前で「緑(みどり)」さんという名前があるのですが、緑には色の緑(グリーン:green)の意味もあります。
仮に今回のロスが「緑さん」という名前の人だったとしたら、
A: 拡大コピーのことをそれ以来「緑(みどり)しよう!、緑(みどり)っちゃおう!」って言うんだ。
B: 緑色のコピーしかできない(緑色にしかコピーできない)みたいだね。
となるのと同じ感じなのでしょうね。

that's the only color と返したことから、その直前のクロエのセリフ Let's Ross it が「色」であると連想できれば、よく似た音の russet も思い浮かぶ、、という流れなのですね。
私も今回のことでこの色の名前しっかり覚えました(^^)
教えていただき、ありがとうございました<(_ _)>
Posted by Rach at 2017年06月13日 13:44
Rachさんへ

I wanted to say that you're exactly right, but I couldn't figure out which word to use. Let me tell you, there was a LOT of dithering over on my end, with very little actual result.

I wanted to say a lot of things, like "his jokes are not at their best, which is understandable considering he was just spent his entire afternoon looking forward to WHAT TURNS OUT TO BE 'a lecture from a copier otaku'"

Buuuut it turns out I'm still pretty limited at Japanese--one day I hope to be as good at it as you are at speaking English.

I hope your seminar and stuff went well!
Posted by John Fraser at 2017年06月26日 12:39
John Fraserさんへ

Thank you so much for your sweet reply! So glad and honored to know that you think I'm exactly right.

So funny how Chloe's expressing her opinion about copiers eloquently and fluently. Talk about a copier otaku!

And thanks a million again for praising my English that much, always. Which means a LOT, a LOT to me all the time.

Fortunately, my seminar went very well. I believe you wishing me luck gave me favorable results. ;)
Posted by Rach at 2017年06月26日 19:08
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