シーズン3 第16話
The One the Morning After (恋の行方<後編>)
原題は「その翌朝の話」
ジョーイ: (Voice Over) Previously on Friends.... ([ナレーション] 前回のフレンズは…)
[A montage of scenes from TOW Ross and Rachel Take A Break follows.]
「ロスとレイチェルがブレイクをとる話」(3-15)からのシーンのモンタージュがその後に続く。
前回のエピソードからの続きになるので、前回 3-15 はこんな話でした、ということを、最初にまとめて見せています。
これまで、前編・後編となっているエピソードは何回もあったのですが、ここで改めて説明させて下さい。
voice over は「テレビの画面に映っていない人の声がナレーションとして入る」ことですね。
連続テレビドラマのこういう場合のナレーションは、決まって、Previously on Friends... という風に、「Previously on 番組名」になります。
アリー my Love(Ally McBeal)でも、Previously on Ally McBeal でした。
前回のあらすじの後、画面には、THE NEXT MORNING という字幕。
[Scene: Monica and Rachel's, Monica is making a fruit drink in the blender, Rachel has just finished her shower and is coming out of the
bathroom.]
モニカとレイチェルの部屋。モニカはブレンダー[ミキサー]でフルーツドリンクを作っている。レイチェルはちょうどシャワーを終えたところ。そして、バスルームから出てくる。
モニカ: How's the big anniversary dinner? (ビッグな記念日ディナーはどうだった?)
レイチェル: Well, we never actually got to dinner. (そうね、実際には、ディナーにならなかったの[ディナーを食べなかったの]。)
モニカ: Ohhh, nice. (まぁー、ナイスねぇ。)
レイチェル: No, we kinda broke up instead. (違うのよ。その代わりに[ディナーを食べる代わりに]、別れた、って感じなの。)
モニカ: What?! (She accidentally starts the blender without the lid on it and fruit flies everywhere.) (何ですって? [モニカはブレンダーのフタをしないまま、誤ってブレンダーをスタートさせてしまう。そしてフルーツがあちこちに飛び散る。])
モニカは、フルーツを入れて、フルーツジュース(ミックスジュース?)を作ろうとしています。
日本語ではこの器械のことを、ミキサーと言うでしょうか?
英語のト書きには、blender と書いてあります。
違った種類のフルーツをむらなく混ぜるので、blend するもの、すなわち blender と呼ぶのですね。
ロングマン現代英英辞典では、
blender: [countable] an electric machine that you use to mix liquids and soft foods together (British Equivalent: liquidizer)
つまり、「液体と柔らかい食べ物を一緒に混ぜるために使う電動の機械。イギリス英語では、liquidizer と言う。」
mixer は「泡立て器[機]、攪拌器」、juicer は「果汁絞り器[機]」を指すようです。
ロングマンにはそれぞれの器械[機械]の写真が載っています。
ディナーにならなかった、ディナーを食べなかった、と聞いて、モニカは喜んでいます。
記念日ということで盛り上がって、食事もせずにエッチした、とモニカは勘違いしているのですね。
それに対してレイチェルは、"No, we kinda broke up instead." と答えています。
それを聞いて、モニカはびっくりして、ふたをしないまま、思わずブレンダーのボタンを押してしまいます。
ここでのモニカとレイチェルのやり取りは、フレンズ3-15その15 での以下のやり取りを彷彿とさせます。
チャンドラー: So, what are you doing here? I thought tonight was your big anniversary dinner. (それで、お前はここで何してるんだ? 俺は(てっきり)今夜はお前たちの盛大な記念日ディナーだと思ってたのに。)
ロス: Yeah, little change of plans. Ahh, we're gonna break up instead. (あぁ、計画に少し変更があったんだ。うーんと、代わりに、僕たちは break up すること[別れること]になった。)
それぞれの友人たちは、the big anniversary dinner だと思っているのに、instead (その代わりに)、break up (別れる)という表現を使っているのも同じです。
レイチェルはこれまで、take a break という表現を使っていましたが、ここではっきりと break up という表現を使っていますね。
(Rach からのお願い)
このブログを応援して下さる方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
皆様の応援クリックが、とても励みになり、ブログを続ける大きな原動力となっています。心より感謝いたします。
2008年10月20日
この記事へのコメント
コメントを書く