2008年12月25日

君のいない人生なんて フレンズ3-16その23

ロス: (moving over to stand in front of her) Okay, okay. This morning you said there was nothing so big that we couldn't work past it together.... ([移動してきて、レイチェルの前に立つ] いいか、いいか。今朝、君は言ったよね、僕たちが一緒に乗り越えることができないような大きなものは何もない、って。)
レイチェル: Yeah, what the hell did I know! (そうね、その時私は何を知っていたかしら!)
ロス: Look, look, there's got to be a way we can work past this. Okay, (takes a hold of one of her arms.) I can't imagine, I can't imagine my life without you. (Both of them are starting to cry.) Without, without these arms, and your face and heart... your good heart, Rach, (drops to his knees and hugs her around her waist) and, and.... (ねぇ、ねぇ。これを乗り越えてうまく解決する方法がきっとあるはずだ。そうだろ。[レイチェルの腕を掴む] 僕は想像できない、想像できないんだよ、君のいない人生なんて。[二人とも泣き始める] この腕、君の顔、君の心が僕の人生からなくなるなんて…君のその素晴らしい心が、レイチェル。[ひざをついて、彼女の腰に手を回して抱きしめる] それから、それから…)

work past のニュアンスの説明が難しいです。
実際の音声は、ネットスクリプト通り、we couldn't work past it together と発音されていますが、DVD英語字幕では、we couldn't work out と書いてあります。
work のニュアンスは、work out 「何とか解決する、うまくいく」ということですね。
past は「…を過ぎて、…を超えて」という前置詞でしょう。
ですから、work past it は、「(今の困難な)状況を通り過ぎて、そこを乗り越えて(問題を)解決する」というニュアンスだろうと思います。
「一緒に頑張れば乗り越えられないことなんてない。君は今朝そう言ったよね。」とロスは言っているのです。

what the hell did I know! は、the hell という強意語まで入っていて、「私はその時、一体何を知っていたの?」みたいな感じです。
疑問文を使った反語表現、でしょうか。
I didn't know anything about you and her, then. みたいなことですね。
その時はクロエとの一件を知らなかったから、そんなことが言えたのよ、ということです。

I can't imagine my life without you. というセリフには泣けますね。
「君のいない人生なんて想像できない」「君なしの人生なんて考えられない」ということです。
I can't live without you. と同じようなニュアンスですね。

without you の後に、もっと具体的なレイチェルの体の部分が出てきます。
それぞれが without の後ろに続くべき言葉で、そういうもののない人生なんて、想像できないよ、と言っているのです。
今こうして触れている腕に触れることができないなんて、この可愛い顔が僕の人生から消えてしまうなんて、そして、心、君の素晴らしい心。
見た目の可愛さや美しさだけではなく、ちょっとわがままだったり、いじわるだったり、そういうところも全部含めて君が大好きだ、君は素敵な心の持ち主なんだ、という告白ですね。

drop to one's knees は「がっくりひざをつく、ひざを落とす」。

一応、上では waist を「腰」と訳しましたが、厳密にはやや違うのかもしれません。
研究社 新英和中辞典では、
waist=(人体の)ウエスト (肋骨(ribs)とヒップ (hips)の間の胴のくびれた部分) (比較:日本語の「腰」にあたる語は loins が近い)
という説明があります。

hugs her around her waist というのも、過去記事、キスする対象は人間か部位か フレンズ3-16その22 で語った hit him on the head などと同じで、目的語は hug という行為の対象である人間の her になっていて、「彼女を抱きしめる、その抱きしめ方は、彼女の waist の周りをぐるっと抱きしめている」という感じです。


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posted by Rach at 06:06| Comment(1) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
非公開コメントで、「英語版スクリプトとこのブログの記事を使って楽しく勉強するためのアドバイス」についてのご質問を下さった方へのお返事になります。

ご質問ありがとうございました。
英語版スクリプトを印刷して自分で訳してみる、英語版スクリプトを持ち歩く、など、いろいろとトライされているようですね。
ただ、英語版スクリプトを使って、「訳す、読む」だけをしていると、それは結局、参考書を使って勉強しているのとあまり変わらないかもしれません。むしろ、そういうやり方だと、「参考書のように、はっきりした答えがない」「実際に使われている”生きた英語”であるために、参考書の英語よりも難しい」ために、参考書や問題集を使って学ぶやり方よりも、もっとハードルが高くなってしまいます。

私の学習法は「海外ドラマのDVDを見ながら学ぶ」というのが大前提になっています。(もし、DVDプレーヤーをお持ちではないとかで、DVDを見ることができないという環境におられたとしたら、申し訳ありません。)
スクリプトという文字にした英文をまず先に見るのではなくて、まず、実際にドラマを見てみて、英語のセリフを聞いてみる、そして字幕や音声を日本語に切り替えてみてセリフのニュアンスを掴む、そして最後に、英語のスクリプトと突合せしながら、きっちり英語の意味を読み取っていく、という流れになります。
スクリプトの文字だけ見ていてもわからない部分が、映像のついたドラマという形で見ることでニュアンスが掴めるようになる、ということなのです。
最終的に英語のセリフを文字で確認する段階で、私のブログの記事を何かの参考にしていただけたら、と思います。

このブログでおすすめしている Rach流DVD学習法については、
カテゴリー DVD学習法
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/category/22147635-1.html
にまとめてあります。
下の記事が古いので、下の記事からざっと読んでいただければ、私のおすすめする学習法の全体像がわかると思います。
特に、「DVDの音声と字幕(その1)〜(その3)」を見ていただければ、だいたいの感じを掴んでいただけると思います。

そこでまたわかりにくい部分があれば、ご質問下さい。
Posted by 非公開コメントでご質問して下さった方へのお返事 at 2008年12月27日 07:32
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