ロス: Ahh. (notices the table) Ooh, is this a ah, is this a bad time? (あぁ。[テーブルに気付いて] あぁ、これは、これは悪い時に来ちゃったかな?)
キャロル: Umm, yeah, actually. Susan's gonna be home any minute, it's kinda an anniversary. (あぁ、そうね。実はそうなのよ。スーザンがもうすぐ家に帰ってくるの。記念日みたいなものなの。)
ロス: Oh! I thought you guys got married in uh, January? (あぁ! 君らは1月に結婚したと思っていたけど?)
キャロル: A different kind of anniversary. (別の種類の記念日なの。)
ロス: Ah! (realises) Oh. (あぁ! [気付いて] あぁ、そうか…。)
キャロル: Sooo!! Anyway.... (それで! とにかく…)
ロス: Umm, candles, champagne, yeah, anniversaries are great. 'Cause you know love lasts forever, y'know. Nothing like it in this lifetime, money in the bank, so Rachel and I broke up. (あぁ、キャンドルにシャンペンか。そう、記念日ってのは素敵だよね。だって、ほら、愛は永遠に続く、この人生において、それに似たものは[それに匹敵するものは]何もない。銀行に預けたお金のように保証されているんだ。それで…レイチェルと僕は別れたんだ。)
キャロル: Oh God, Ross, I am so sorry! (まぁ。ロス、お気の毒に!)
ロス: Yeah, well. (あぁ、そうだね。)
キャロル: Y'know what, I wanna talk to you about this so much, but we should probably do it when we could really get into it. You free for dinner tomorrow night? (ねぇ、この件についてあなたとものすごく話をしたいわ。でも、それにとことん集中できる時に、その話をすべきだろうと思うの。あなたは、明日の夜の夕食は空いてる?)
ロス: Oh yeah, I'd love that. (あぁ、もちろん。それだと嬉しいよ。)
キャロル: Oh, great! Me too. (まぁ、良かった! 私もよ。)
ロス: I guess it all started when Rachel got this new job. (he sits down at the table.) (レイチェルが新しい仕事に就いた時が、すべての始まりだったと思うんだ。)
bad time は、英辞郎によると、
bad time=都合の悪い時間
例) A bad time? 「今忙しい?」
何か今からお祝いごとをしそうな、華やかなテーブルであることに気付いたので、お邪魔だったかな?、大事な時に訪問しちゃったかな、ということですね。
今日は結婚記念日だったっけ?と尋ねるロス。
それに対して、結婚した日ではない別の記念日だと答えるキャロル。
結婚記念日じゃないとしたら、「二人が初めて結ばれた日」(笑)ということで、それはロスとまだ結婚していた時期だったから、そうだと知って一瞬いろんなことが彼の頭をよぎったのでしょうね。
数年前のこの寒い冬の日に、二人は結ばれていたのか、あの頃、僕は何も知らなかったんだ…という感じでしょうか。
あまりねちっこくこだわっている様子でもないですが。
money in the bank について。
英辞郎では、
money in the bank=(be 〜)(銀行預金のように)安全だ、絶対確実だ、保証付きだ
例) Hiring Jim Smith is simply money in the bank. 「ジム・スミスに入社してもらうのは、絶対安全な投資だ。」
直訳の「銀行のお金」で、「銀行に預けているお金」であるイメージは湧きますので、そのニュアンスはわかりやすいですね。
二人の愛は、銀行に預けた預金のように、安全な未来が約束されている、生涯安心なんだ、銀行に預けたも同然なほど保証されている、という意味のようです。
…と、「愛は永遠」であることをさんざん謳(うた)った後、突然、「それで、僕とレイチェルは別れたんだよ」と言っているのに笑えます。
記念日、永遠に続く愛…でも、こんなこともあるんだよね、という人生の悲哀でしょうか。
そのギャップに笑ってしまうのですね。
get into は「…に熱中する、夢中になる、のめり込む」。
into に「入り込む」感じが出ています。
この件をとことんじっくり話し込むことの出来る時に、そういう話をした方がいいわ、ということですね。
明日の晩に、と言って、ロスもそれに同意し、キャロルはほっとしたと思うのですが、そのまま帰ることなく、席に座って話し始めるロス。
キャロルは元妻ですから、ロスの延々長い話が始まりそうなことに気付いていたのでしょうね。
それを察して、「明日に」とはっきり約束を取り付けたはずなのに、ロスはレイチェルとの別れのことで頭がいっぱいで、キャロルの言うことが頭に入っていない、という感じです。
(Rach からのお願い)
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昨日で、シーズン3の10まで来ました!
調べてみると、Rachさんの著書を買ったのが昨年の10月21日。その2日後にはシーズン1購入です(笑)。
この間、日本語検定2級(合格しました!)とエコ検定(今週発表ですがこれ簡単ですので・・・)の勉強もやっていたので、103日間で58話ですので、飽きっぽい私にはある意味驚異的かと(^o^)丿
これもRachさんの著書に出会ったおかげ、これからも頑張りたいと思います。
さて、お忙しいところ恐縮なのですが、今のペースで行きますとRach先生を今月中に追い抜いてしまいます!
そこでRachさんのおすすめの「口語表現」が学べる書籍か何かご存じないですか?
小生、Rachさんと同年代の完全に受験英語世代ですので、文法は得意なのですが、口語表現で躓いてしまって・・・。(おまけに辞書によっては出ていない表現も多く、いつもこのブログに助けて頂いておる次第です)
自宅では訳あって思うとおりにパソコンが使えず、英辞郎とかアルクとかが見れないのでその際に、ひょいと見れるものがあったりすると嬉しいのですが・・・。
お忙しいとは思いますが何か良い書籍や良いアイデアがございましたら、ご教授お願いします。
これからも応援しております。
追伸:投稿失敗になってしまったかもしれず、2回投稿されていましたらごめんなさい。
コメントありがとうございます。
うちのLOVELOGは時に重たくなって、コメント投稿がうまくいかない時があるようです。同じ内容でしたので、1回目の投稿分は削除させていただきました。お手数をおかけして申し訳ありませんでした。
次々と検定試験に合格されているのですね。素晴らしいです! そのような試験勉強をされながら、拙著をお買い上げいただき、さらにはフレンズのDVDも早速買って学習を始めて下さったとのこと、大変嬉しいです。ありがとうございます。
3-10 まで来られた、ということは、さるっちさんとフレンズの相性が良かった、ということでしょうね。飽きずに見続けられる、というのは、英語学習において、とても大切なことだと思います。
さて、お尋ねの「口語表現が学べる書籍」なのですが…自分の本棚をざっと見渡してみましたが、そういう「表現集」というのが皆無!なんですよ。
使えるフレーズ集のような本って結構たくさん本屋さんには置いてあるのに、私はどうして1冊も持ってないんでしょう??
考えてみると、私がそういう口語表現を調べるのに頼りにしているのは、まずは英辞郎、みたいです。私は CD-ROM を買って、パソコンにインストールして使っているのですが、パソコンが思うとおりに使えないとなると、それも難しいですし。英辞郎には紙の辞書は存在しませんからねぇ…。
ロングマン英英辞典にも、わりと口語表現は載っているのですが、まず、日本語で言うとどんな感じか?っていうのを知りたい欲求ってありますよね。会話に頻繁に登場し、少ない単語で意味が通じるフレーズであれば、なおさらです。
もっとスラング系だと、ネットスラング辞典の Urban Dictionary なんですが、これもパソコンですし、語義も英語ですし…。結局私は、固有名詞の検索も含めて、パソコンに依存しているので、いざ書籍で、と尋ねられると、何も思い浮かばないです…申し訳ありません。
私の方からも、他の読者の方にお尋ねしたいです。なかなか辞書には載っていないけれど、日常会話で頻出する口語表現を多く載せているような良い書籍はありませんでしょうか?
ご存知の方は是非教えて下さいませ。
わざわざお調べ頂きましてありがとうございます。
やはり英辞郎ですよね・・・何かお勧めの教材や書籍を発見されましたらまた記事にして下さい。
そうそう、それよりも、小生、映画が好きなのですが、「フレンズ」の出演者が連続で日本にやって来る!?(と言っても出演作)ので嬉しくなって、それもコメントさせて頂こうと思ってたのですが(ひょっとしてこっちがメイン?)すっかり忘れておりました。
既出でしたら申し訳ありません(>_<)
「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」3/27公開
(原題「MARLEY&ME」)レイチェル
「ベッドタイム・ストーリー」3/20公開
(原題「BEDTIME STORIES」)モニカ
「マダガスカル2」3/14公開
(原題「MADAGASCAR:ESCAPE 2 AFRICA) ロス
ではまたお邪魔致します。いつもご丁寧に返信ありがとうございます(^o^)丿
上(↑)の、「日常会話で頻出する口語表現を多く載せているような」本ですが、「なかなか辞書には載っていないけれど」というわけではないですが、ぼくは、Speak English Like an American (Amy Gillett, Language Success Press)を昔勉強しました。比較的よく使うイディオムや口語表現・スラングがダイアログになっています。ぼくは、英語版を持っていますが、日本語訳付きのものもあるようです。
http://www.amazon.co.jp/Speak-English-Like-American-Japanese/dp/0972530029/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=english-books&qid=1233840158&sr=8-2
辞書は、何冊かスラング辞書ももっているのですが、だいたい英語で書いているものを使います。ただ、口語英語を生み出す必要があるときは、『最新ビジネス和英口語辞典』(朝日出版社)を使うことがあります。訳しにくい日本語を英語にしろと云われると、「あー、こんな表現は英語にはないから、英語にできない」とごまかしたくなることが多々ありますが、この本を見ると単に自分の実力不足とわかったりします(涙)。
今後ともよろしくお願いします。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。outrageous2007さんが上のコメントでおすすめして下さった本も良さそうです。私もこれから気を付けて探してみますし、また別の方が情報を下さるかもしれませんね。
それにしても、3月にどっと、フレンズの俳優陣の映画が公開されるのですね! 「マーリー」については、アメリカでの興行成績が良かった、というニュースをネットで読みました。
ベッドタイム・ストーリーにコートニー(モニカ)が出ているとは知りませんでした。サイトで、trailer を見たら、台所にいる彼女が映っていました。ディズニー映画ですし、「子供を寝かしつける時のおとぎ話」というタイトル通りの作品のようですね。
マダガスカルはアニメですよね。ロス役のデヴィッド・シュワイマーが声をアテてるんでしたね。パート2が作られたということは、1作目も好評だった、ということでしょうから、良かった良かった…。(やっぱり、フレンズの俳優さんの活躍を見るのは嬉しいですから)
楽しい情報ありがとうございました!
outrageous2007さんへ
本についての貴重な情報、ありがとうございます。どちらも大変面白そうな本ですね。
私は朝日出版社では「米英俗語辞典」というのは持っています。Urban Dictionary に出てきそうな俗語とその語彙が載っていて面白いのですが、もっぱら「単語」にポイントが置かれていて、イディオムは載っているけれど、「1つの文章としてのフレーズ」があまり載っていないのが少々残念かな、と思っていました。挙げていただいた『最新ビジネス和英口語辞典』は、その部分をうまくフォローしてくれそうな感じですね。
和英に頼りすぎるといけないとは思うのですが、何も思いつかない場合に、和英は大きなヒントをくれますよね。自分で英語を書く時も、和英を参考にすることがよくあります。ただの置き換えとして丸暗記するのではなくて、日米の思考の違い、みたいなものも学べる、という感じでしょうか? 丸暗記のまま使おうとすると、使いどころを間違えてしまう恐れもありますが、そうやって知ったフレーズは、実際に生きた英語の中で出会うことで(ドラマで使われているのを聞くなどで)、自分のものとなっていく気がしますね。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。
『最新ビジネス和英』も、どちらかというと「1つの文章としてのフレーズ」より語彙・表現中心です。会話用例は豊富で、文化的な説明もあります。騙されやすい人としての「カモ」は a pigeon になってます。
You can say THAT again! (= I'll say.) のような文になっているものは "Speak English..." の方が多く収録しているはずです。
すっかり忘れていましたが、『状況別・場面別 英語にするとこうなる―使える口語表現』(小坂貴志著、ベレ出版)という本がありました。ブックオフで100円で売ってたのを買いました。だいたいほとんど知っていたので、ぼく個人の勉強にはならなかったのですが、教材をつくるのに参考になりました。ただ、ぼくのような未熟者がアメリカ人がよく使うと知っている表現が満載と云う事は、中級者や会話が苦手な上級者が勉強するにはいい教材かもしれないですね。ただ、残念なことに絶版のようです。Amazonとかで中古があります。いい本なので、音声CDつきで復刊するといいんですが。
今後ともよろしくお願いします。
情報を付け加えて下さって、ありがとうございます。
文章になっているものは、Speak English Like an American の方が多いのですね? 例に出していただいた、You can say THAT again! のように、知ってる単語ばかりなので直訳はできるけれど、その言葉の具体的なニュアンスがよくわからない、という文章は、ドラマなどの会話でよく登場します。「君はそれを再び言うことができるよ!」が「全くその通り! 同感だ!」という意味になる、という感覚は、それが何度もセリフに登場するうちに掴めてきますが、それをちゃんと説明してくれている本や辞書があると、とても助かりますよね。
そのベレ出版の本も良さそうですね。アマゾンの商品の説明を読むと、「フレーズの使い方や微妙なニュアンス」が説明されているようです。ノンネイティブにとっては、「日本語で言うとこんな感じ」という日本語訳だけではなく、そういう細かいニュアンスを説明してもらえると助かるんですよねぇ。
いつも情報ありがとうございます。こちらこそ、よろしくお願いします。