2009年03月12日

フランキーセイリラックス フレンズ3-19その3

ロスを部屋に呼び出したレイチェルは、ロスの所持品をロスに返します。
よりを戻すための話し合いだと思っていたロスは、予想外の展開に驚いています。
ロス: (takes a dinosaur mug out of the box) Hey! This-this was a gift. ([箱から恐竜マグを取り出して] おい! これは、これは、ギフト[贈り物]だぞ。)
レイチェル: Ross, you got that for free from the museum gift shop. (ロス、あなたはそれを、博物館のギフトショップからただで手に入れたのよ。)
ロス: It's still a gift. I got it from the "gift" shop. (それでも、ギフトはギフトだ。僕はそれを「ギフト」ショップで手に入れたんだから。)
レイチェル: Okay! All right! Give me the mug! I'll keep the mug! (いいわ! わかったわ! そのマグをちょうだい! 私がそのマグを持っておくわ!)
ロス: No! Y'know-y'know, don't do me any favors. In fact, where, where's the rest of my stuff? Huh? Like-like my umm, (picks up a book) Hey, this book is mine! And-and-and, and that T-shirt you sleep in? I'd like that back too. Yes, I do. (だめだ! 僕に親切にしてくれなくて[気を使ってくれなくて]いいよ。実際、僕の所持品の残りはどこにあるの? 例えば、僕の…[本を取り上げて] ほら、この本は僕のだよ! それから、それから、あの、君が着て寝ていたTシャツは? 僕はあれも返して欲しいな。そう、(ほんとに)返して欲しい。)
レイチェル: You know how much I love that T-shirt. You never even wear that T-shirt. (私があのTシャツをどのくらい大好きか知ってるでしょ。あなたはあのTシャツを着ることさえないのに。)

恐竜のマグカップは、やはりロスからのプレゼントだったのですね(笑)。
僕からの贈り物までつき返すのか?と怒るロスに対して、それはお金を払って買ったものじゃないでしょ、と返すレイチェル。
ロスが、勤務先の博物館のギフトショップで手に入れたもののようですね。(社員優待があるのでしょう…笑)
例え、それが買ったものではないとしても、「ギフト」ショップで手に入れたものだから、「ギフト」であることに違いない、と理屈をこねるロスが、いかにもロスらしいです。

僕からの贈り物を返すというのなら、他にもっと返してもらうべきものがあるはずだ、と言い出すロス。
目の前に見えている本も僕のものだ、と言い、レイチェルのお気に入りのTシャツも返して欲しい、と言います。


自分の寝室から、そのTシャツを取ってきて、ロスに投げつけるレイチェル。
レイチェル: You are so just doing this out of spite. (あなたは腹いせで、ただこんなことをしてるのね。)
ロス: Awwwahuh, no, no, no!! (あ〜? 違う違う違う!)
レイチェル: Huh? (そう?)
ロス: I'm gonna wear this all the time! I love this shirt! (he kisses the shirt) (僕はこれをずっと着るつもりだよ! 僕はこのシャツが大好きだから! [ロスはそのシャツにキスする])
レイチェル: You have not worn that T-shirt since you were 15! It doesn't even fit you anymore! (あなたは15歳の時以来、そのTシャツを着ていないでしょ! もうそのシャツは、あなたに(サイズ的に)合いもしないし[フィットしないし]。)
ロス: Oh-oh, okay, okay! (He quickly takes off his sweater in order to put on the T-shirt. It's an old "Frankie says relax" T-shirt, that barely fits him. Rachel nods her head in approval of the new look.) If you don't mind, I'm gonna take the rest of my stuff, and "relax" in my favorite shirt. (Starts to leave) You have a pleasant evening. (He exits and leaves the door open.) (あぁ、いいよ、いいよ。[ロスはそのTシャツを着るために、素早く自分のセーターを脱ぐ。それは古びた Frankie say(s) relax のTシャツである。そのシャツはほとんどロスの体にフィットしていない。レイチェルは、そのニュールックを(結構似合ってるわねぇ、と皮肉っぽく言いたげに)承認するようにうなずく。] 君が構わないなら、僕の持ち物の残りを僕は持って行くよ。そして、僕のお気に入りのシャツの「リラックス」もね。[出て行こうとする] 楽しい夜を。[彼は、ドアを開けたままで部屋を出て行く。])

spite という単語は、in spite of... 「…にもかかわらず」というフレーズで頻出しますが、spite だけだと、「悪意、意地悪」という意味になります。
ですから、out of spite は「悪意から、腹いせに」という意味になるのですね。
LDOCE (Longman Dictionary of Contemporary English) では
spite [noun]: a feeling of wanting to hurt or upset people, for example because you are jealous or think you have been unfairly treated
out of spite
(=because of spite)
例) She broke it just out of spite.

つまり、「人を傷つけたり動揺させたりしたいと思う気持ち。例えば、自分が嫉妬している、または、自分が不公平に扱われたと思う、という理由から。」
out of spite = because of spite ということで、例文は、「彼女はただ、腹いせで、それを壊した。」

大声を上げながら、このシャツが好きだ!と言って、軽くチュッとシャツにキスをするロスがかわいいですね。
レイチェルに対しては、このシャツは僕のお気に入りだから返して欲しい、というアピールなのですが、ロスの本音は、レイチェルが気に入って毎晩パジャマ代わりに着ていたシャツだから、それが愛おしいのです。
本当はレイチェルとよりを戻したいのに、こんな口論になってしまってはそれも言い出せない、でもそれをわかっている観客は、こっそりキスをするロスを見て、彼の複雑な気持ちを理解できるのですね。
レイチェルにもわからないように、こっそりキスをするしぐさが、余計にレイチェルへの想いの深さを物語っている気がします。

さて、その問題のTシャツ。
ネットスクリプトのト書きには、It's an old "Frankie says relax" T-shirt と書いてあるのですが、実際に画面で見ると、白いシャツに黒文字で、FRANKIE SAY RELAX と書いてあります。(つまり、3単現の -s はついていない、ということです)
ト書きにもわざわざそう書いてあり、観客もこのシャツを見て笑っているので、有名なシャツなのだろうと思ったら、やっぱりそうでした。

Google のサーチボックスに "Frankie say relax" と入力すると、その続きに、shirt や t shirt という語句が続いた候補が表示されます。(この機能を「Google サジェスト(suggest)」といいます)
この候補が出た時点で、「今回の検索は、元ネタにたどり着けそう!」と思えて、私はとても嬉しくなるのですが(笑)。

このTシャツは、Frankie Goes to Hollywood というイギリスのバンドに関係するアイテムです。
Wikipedia 英語版: Frankie Goes to Hollywood
Wikipedia 日本語版: フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド

そのバンドの曲に、Relax という曲があって、その曲のプロモーションのため、このTシャツが作られた、ということらしいです。

英語版ウィキペディアの "Relax" の項目に以下の記述があります。
Part of this promotion...(中略)...included the iconic "Frankie Say Relax Don't Do It" T-shirts, which were credited to Morley but were in fact based on designs by Katharine Hamnett....
訳すと、「この Relax という曲のプロモーションの一部には、象徴的な "Frankie Say Relax Don't Do It" のTシャツが含まれる。このシャツは、モーリー(ZTTレーベルの associate である Paul Morley)が作ったとされているが、実際は、キャサリン・ハムネットのデザインをベースにしており…」

"Frankie Say..." T-shirts would become ubiquitous in the UK during the summer of 1984.
訳すと、「このTシャツは、1984年の夏の間、イギリスのいたるところで見られるようになったものだった。」

このシャツは、イギリスの有名デザイナー、キャサリン・ハムネットのデザインなんですねぇ。
また、このシャツが大ブームとなり、それを着ている人がイギリスのあちこちで見られた、という文章で、日本語にもなっている「ユビキタス」という単語が使われているのが興味深いです。
ubiquitous という単語はこんな風に使うのだ、という好例ですね。

Relax という曲は、イギリスBBC で放送禁止になった、という話が、日英両方のウィキペディアに書いてあります。
YouTube で探して聞いてみたのですが(リンクははりませんが)、確かに聞いたことのある曲でした。
Relax don't do it というリフレインが印象的な曲ですね。

それから、ト書きでは、Frankie says となっていたけれども、実際のデザインでは、Frankie say となっている件について。
Frankie というのは、フランキーという一人の人の名前ではなくて、Frankie Goes to Hollywood というバンド名を表しているわけですよね。(ウィキペディアには、この変わったバンド名の由来が載っています)
バンドは複数のメンバーで構成されていることから、集合名詞(?)のような扱いになって、バンド Frankie Goes to Hollywood が relax と言う、という文章だから、Frankie say relax と、3単現の -s がつかない形になっているのだろうと思います。
普通の文章では、固有名詞が主語の場合、3単現の -s が付きますから、ト書きを書いた方は、ついそのクセで、-s をつけてしまった、ということなのだろうと。

調べついでに、もう一つ。
Wikipedia 英語版: Ross Geller (←ネタバレ満載なのでご注意!)の Age and birthday という項目によると、ロスの生まれた年には諸説あるようです。
連続ドラマではそんな風に、設定が統一されていないことがよくありますね。
(誕生日は一応、10月18日という設定ですが、それでは計算が合わなくなるセリフが登場したこともあります。)

ウィキペディアでは、生まれた年として、1967年や 1970年という記載がありますが、レイチェルの言っていることが正確で、このシャツが流行った年(1984年)の夏にロスが15歳だったとすると、ロスは 1968年10月生まれになるのでしょうか?(だとすると、私と同学年になるのですが…笑)

実際には、レイチェルは、「このシャツが流行った時、あなたは 15歳”くらい”だったでしょ」というニュアンスでしょうから、1、2歳の誤差はあるかもしれません。
まぁそれでも、だいたい、ウィキペディアに記載の生まれた年とほぼ同じになるのが興味深いですね。
この「15歳の時以来、全然着ていない」というのは、見当違いの数字ではない、ということです。

I'm gonna take the rest of my stuff, and "relax" in my favorite shirt. について。
"relax" in my favorite shirt は、「シャツに書いてある relax という文字」という意味と、「このシャツを身に付けて、relax になっている状態」という意味の二つをかけているのかなぁ、という気がします。
I'm gonna take "relax" で、僕の持ち物と一緒に、relax も僕が持っていくよ、という感じで、このシャツにリラックスと書いてあるからそれをシャツごと持っていく、そして、このシャツを着てすっかりリラックスになっている状態もそのまま持っていく、というニュアンスかな、と思いました。
シャツに relax という言葉が入っているために、そんなダブルミーニングで使える気がするのですね。

そして、レイチェルお気に入りのTシャツ、つまりそれを着てリラックスした気持ちで寝ていたはずのシャツを、ロスが持っていくことになるので、そのシャツはなくなっちゃって、リラックスして眠れないかもしれないけど、というニュアンスで、最後に、"You have a pleasant evening." 「素敵な夜を過ごしてね」と言い残していったようですね。

今回は、Tシャツの元ネタについて、しつこく調べてみましたが、それがわかったからと言って別に何かの役に立つわけではないでしょう(笑)。
ただ、生きた会話頻出表現を学ぶことだけを目的としてフレンズを見ている場合でも、観客が笑っている部分でどうして笑っているのかがわからないと、だんだんイライラしてくると思うんですよね。
何だか面白いことを言っているみたいだけど、どうして面白いのかわかんない…ということが続くと、フレンズという作品を見ることが辛くなってくるかもしれないし、そのうち見るのをやめてしまうかもしれないな、と。

作品としての面白さを堪能できないと、それを見続けることはできないし、セリフを深く理解したいという意欲も湧かないだろうと思います。
ですから、私が調べたことで、少しでも「作品」としての面白さを感じていただけたらいいなと思いますし、ますますフレンズという作品が好きになって、もっともっと英語のセリフのニュアンスを深く探ってみたい!と思ってくれる方が増えると嬉しいな、と思いながら、いつもブログを書いています。


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posted by Rach at 13:46| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ずいぶんご無沙汰しています!
今日、アルクのページでRachさんの写真を拝見し、
「なんて素敵」と感動して、その感動をお伝えしようと
ここまで来ましたら...? あら?
このブログにも、お写真が掲載されてありました。
どれだけご無沙汰していたのか、わかりますね...スミマセン。
実は、今ひそかに「フレンズ」を集めてます。
なかなか進みませんが、ドラマでの学習もがんばります!
Posted by Emi at 2009年03月13日 17:38
Emiさんへ
ご訪問&コメントありがとうございます。

アルクの記事も見て下さったのですね。ありがとうございます。
このブログのサイドバーに写真を載せたのは、2008年12月25日ですので、結構最近のことなんですよ。せっかくアルクの記事で写真を掲載していただいたので、このタイミングで自分のブログにも載せちゃおう!と(笑)。

私のブログのことを覚えていて下さって、こうしてまた覗いていただけることが、とても嬉しいです。Emiさんもブログのタイトルを変更されましたよね。お互い、いろいろ試行錯誤しながら、楽しくブログを続けていけるといいですよね。

Emiさんはたくさんの映画をご覧になっていますが、そこにまたフレンズを加えていただけるのは嬉しいです。すでにご覧になった最初のシーズンだけでも十分面白いですが、連続シリーズを全シーズン見ることから学べることも多いかな、とも思います。Emiさんはロスのファンでしたよね。ロスの魅力をじっくり堪能して下さい(笑)。
またお越し下さいね!
Posted by Rach at 2009年03月14日 10:01
Rachさん、こんにちわ。

ブログスピードupしてギュっと濃くなりましたね〜 最初は「えっ〜短くなっちゃうの?」ってとても不安だったんですが今の所ついて行けています。
で、今回はこのセリフについて教えてください。
コーヒーハウスでモニカがピートを見送った後に、There's zip going on.っていうセリフ、これが判りません。
辞書いろいろ当たったんですがヒットせず、そのまま検索かけても駄目でした。日本語訳には「ピートは完璧なのに」だったので特に深い意味はないのでしょうか??気になってます。

フレンズ、どのエピソードも素敵ですが、今回もロスとチャンドラーの友情とか、最後に見せるロスの優しさとか、やっぱり最高ですね!
Posted by やっちん at 2014年03月21日 16:18
やっちんさんへ
コメントありがとうございます。
はい、この時期から、ブログをスピードアップしたのですが、結果としては良かったと思っています。シーズン3以降もずっとあの調子で「その30」とかのペースで続けていたら、ファイナルまではほど遠く、途中で力尽きていた(笑)かもしれません^^

さて、ご質問のセリフについて。
zip という単語は、英辞郎には、
zip=【1-名-1】活力、力、元気
と出ています。

Macmillan Dictionary では、
zip : (informal) energy, speed, or enthusiasm
つまり、「エネルギー、スピード、熱中(熱意)」。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
zip : [noun] (informal)
1. an exciting or interesting taste or quality
例) A spoonful of mustard will give the dish some zip.
2. speed or energy
例) a car with a lot of zip
つまり、1 は、「エキサイティングな、または興味深い、味または質」。例文は、「スプーン1杯のマスタードは、料理にエキサイティングな味わいを与える」。
2 は、「スピードまたはエネルギー」。例文は、「たくさんのエネルギーがある(or スピードの速い?)車」。

LAAD には、Etymology (語源)も載っていたのですが、それによると、
From the sound of something moving very quickly.
とのこと。つまり、「何かが非常に素早く動く音から」ということで、日本語で言うと「ビュー、ビュン」みたいな感じでしょう。

そういう「勢いのある、速い音」のイメージから、何かに刺激を与えるような「exciting, interesting なテイスト、質」、さらには「スピード、エネルギー」という意味にもなったのでしょうね。

今回のセリフについては、マクミランとロングマンの以下の語義が該当しそうです。
マクミラン energy, speed, or enthusiasm
ロングマン speed or energy
この中で、両者で一致している energy と、マクミランの enthusiasm が近いかなぁ、と。つまり、「エネルギー、熱意」というニュアンスだと思います。

このセリフのDVDの日本語訳は、
(字幕) それに引き換え ピートは完ぺきな人よ
(音声) ピートはあたしのこと、愛してくれてるし、パーフェクトな人だし、燃えるものを持ってるのよー
となっていました。字幕では省略されていますが、音声の「燃えるものを持ってるのよー」が、zip の部分の訳に当たるようです。
エネルギーや熱意のことを、「燃えるもの、熱いもの」みたいに表現したりしますよね。go on は「起こる、発生する」「存続する、〜し続ける」という感覚ですから、zip が彼の中でずっと起こっている、存在し続けている、というような感覚になるでしょうか。

ですから、
And then there's Pete, who's-who's crazy about me, and he's absolutely perfect, and there's, like, zip going on!
というモニカのセリフは、
「そして(それに対して)ピートっていう人がいる。ピートは私に夢中で、完全無欠で、そして(彼の中には)、ほら、燃えるもの(熱いもの、熱意、エネルギー)が存在し続けてるのよ、動き続けてるのよ」
みたいな感じになるでしょうか。
zip が彼の中では燃えたぎってるのよ、みたいに、元気、活力にあふれた人であることを言っていることになるのでしょう。

今回のエピソードも面白かったですね。笑わせながらもホロリとさせるところもあるのが、フレンズの魅力ですよね(^^)
Posted by Rach at 2014年03月24日 14:49
Rachさん、詳しく調べていただいてありがとうございました。
てっきりイディオムか何かだと思い込んでzipの意味を調べていませんでした・・・ヒットしないはずだぁ・・・
(しかも「ファスナー」だと思ってた
→自爆・・・)
う〜ん、これからはもう少し気を付けて辞書を調べてから質問するようにします(涙)慌て者ですが、これからもよろしくお願いします。
Posted by やっちん at 2014年03月24日 19:49
やっちんさんへ
ご丁寧なお返事ありがとうございます。

私の場合は、zip で思い出すのはまず、zip code 「郵便番号」ですね。zip を今回のような意味で使うのはあまり記憶になかったので、私も勉強になりました。

そう思い込んでしまう、というのは私もよくやりますし^^ どうかこれからもお気軽にご質問下さいね(^^)
Posted by Rach at 2014年03月26日 15:17
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