2009年05月04日

二人の男をジャグリング フレンズ3-23その1

シーズン3 第23話
The One With Ross' Thing (フィービーはどっちも好き!)
原題は「ロスのモノの話」


(追記)
以下の記事で、冒頭シーンの追加説明をしています。
興味のある方は覗いてみて下さい。
フレンズ3-23その8
(追記はここまで)


セントラルパーク。消防士であるフィービーの恋人ヴィンスが出て行った後、
レイチェル: Wow, he's cute, Pheebs. But I thought you just started dating that kindergarten teacher. (まぁ、彼ってかっこいいわね、フィービー。でも、あなたはあの幼稚園の先生とデートし始めたばかりだって思ってたんだけど。)
フィービー: Oh, Jason? Yeah, uh-huh, we're seeing each other tonight. (あぁ、ジェイソン? えぇ、その、私と彼は今夜デートする予定よ。)
レイチェル: What, Pheebs? Two dates in one day? That's so unlike you. (何ですって、フィービー? 一日に二つのデート? それってものすごくあなたらしくないわ。)
フィービー: I know, I know. I'm, like, playing the field. Y'know? Like, juggling two guys. I'm sowing my wild oats. Y'know? Y'know, this kind of, like, y'know, oat-sowin', field-playin' juggler. (そうね、わかってる。私は、ほら、遊び回ってるのよ。わかるでしょ? 二人の男性をジャグリングしてるの[同時に上手くこなしてるの]。私は(若気の至りで)道楽をしているのよ。でしょ? ほら、オートをまいて[道楽をして]、フィールドでプレイするような[遊び回るような]ジャグラーの一種なの。)
ジョーイ: So Pheebs, do they know about each other? (それで、フィービー、彼らはお互いのことを知ってるの?)
フィービー: Does a dog's lips move when he reads? (Joey makes an 'I don't know' face, and looks to Chandler and Rachel, who're also stumped) Okay, no, they don't know. (犬が文字を読む時、犬の唇は動くかしら? [ジョーイは「わからない」という顔をして、チャンドラーとレイチェルの方を見るが、彼らも当惑している[言葉に詰まっている]。] いいわ。いいえ、彼らは知らないの。)

消防士のヴィンスとラブラブでありながら、幼稚園の先生ジェイソンともデートすると言うフィービー。
一日に2つのデートをするなんて、フィービーらしくないわ、とレイチェルは言っています。
That's so unlike you. について。
like だと「…らしい、…にふさわしい」なので、その反対語の unlike は、not like、つまり「…らしくない」ですね。
unlike you の前に強調の so がついているので、「あなたらしくない度合いが強い」、つまり、全くあなたらしくない、全然あなたらしくない、あなたのイメージと全く違う、というニュアンスになります。

play the field は「たくさんの異性とデートする、交際する」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
play the field: to have romantic relationships with a lot of different people
つまり、「多くの違った人と、ロマンティックな関係を持つこと」。
play the field という言葉自体は「野原・フィールドでプレイする・遊ぶ」なので、そこに恋愛に関係する単語は入っていませんが、play the field で「多くの異性と遊び回る」という意味に理解されるのですね。
日本語でも、「彼は遊び回ってるよ」とか「彼は遊び人だよ」という場合には、異性との恋愛関係が派手であることを示唆するので、まさに日本語の「遊び回る」に近い言葉なのでしょう。

sow one's wild oats は「若気の至りから道楽をする、独身の間に女遊びをする」という意味。
フレンズ2-18その12 には以下のセリフが出てきました。
モニカ: Don't you have a lot of wild oats to sow? Or is that what you're doing with me? Oh, my God! Am I an oat? (リチャードは、若い時に女遊びをしようと思わなかったの? それとも、その女遊びを、今私とやってるの? あぁ、なんてこと! 私はオート麦なの?)
その時に、sow one's wild oats について説明しています。
oats は「オートミール」のオートで、「オート麦」のことですね。

LAAD では、
sow your wild oats: if a man sows his wild oats, he has sex with many different women, especially when he is young
つまり、「男性が sow his wild oats するというのは、その男性が多くの違った女性とエッチをすること、特に若い時期に。」
普通はそのように、男性が女遊びをする時に使う表現なのですが、それを女性のフィービーが使っているのが面白いわけでしょう。
男が女遊びをするみたいに、私も男遊びをしているのよ、道楽をしているのよ、いうところです。

juggling two guys の juggle は、大道芸人のジャグラー(juggler)がするような、「ボール・皿・ナイフなどを空中に投げては受けるという曲芸をする、複数のものを巧みにさばく・操る」ことですね。
その感覚から、「複数の仕事や役目などを巧みにこなす、上手に処理する・操作する」という意味にもなります。

LAAD では、
juggle:
1. to keep three or more objects moving through the air by throwing and catching them very quickly
2. to try to fit two or more jobs, activities etc. into your life, especially when this is difficult
例) It's hard trying to juggle a job, kids, and housework.

1. は曲芸のジャグリングのことで、「3つ以上の物体を、それを素早く投げたり受けたりして、空中で動かし続けること」。
2. は「2つ以上の仕事や活動を自分の生活に順応・適応させるようにつとめること。特にこのことが難しい時に」。
例文は、「仕事と子供と家事を巧みにこなそうとすることは難しい。」
仕事と家庭のように二つのものであれば「両立させる」という日本語が合いますね。

ジャグラーやジャグリングという言葉は日本語になっているので、二人の男をジャグリングしている、とか、ジャグラーのように二人の男を巧みに操っている、というと、何となく意味はわかりますね。
上手い具合にバランスを取って、どちらも落とさないようにしている感覚でしょうか。
私は、play the field をして、sow my wild oats をしているジャグラーなのよ、と言って、フィービーは喜んでいます。

juggle という言葉で思い出したのですが、日本語にもそれと似た行為から来た言葉「手玉にとる」がありますね。
「手玉にとる」は、広辞苑によると、
手玉(てだま)=女子の玩具の一種。おてだま。
手玉に取る=手玉のようになげてもてあそぶ。翻弄する。

とあります。
お手玉は遊び道具であるために、「こちらがいいようにもてあそぶ」という意味になるのでしょう。

英語の juggle の場合だと、仕事と家庭の両立のような意味にも使えるわけですが、今回のフィービーの juggling two guys のような場合だと、「二人の男を手玉に取る」という日本語の感覚が「かなり近い」かもしれません。
でも、完全なイコールで結ばれるかというと、そうでもない気もします。

フィービーとしては、男を騙して「もて遊んでいる」というつもりはなくて、ただ二人の男性と「うまい具合に」付き合っていることを、ジャグラーの巧みな手さばきに例えているだけかもしれないので、「手玉に取る」という日本語ほど、悪女っぽいイメージはないかもしれません。
女の子がお手玉をする行為と、ジャグラーがボールを操る行為とは、見た目よく似ているので、日英どちらにもそこから派生した言葉や表現があるのが面白いなと思ったのですが、少しニュアンスが異なる部分もありそうなので、そこがまた興味深いなとも思いました。
「手玉に取る」という日本語は、自分の都合のいいようにして相手を翻弄するイメージがありますが、juggle は「複数の仕事や活動や責任を上手にこなす」「やらなければならないことをうまくさばく」という意味であって、完全に「手玉に取る」とイコールではない、という気がするのです。
実際、「複数の仕事を手玉に取る」とは言いませんしねぇ。

二人の男をジャグリングしている、と嬉しそうなフィービーに、ジョーイは、「その二人は、別の男性の存在を知ってるの?」と尋ねます。
つまり、「フィービーが別の男と付き合っていることを知ってるの?、フィービーが今、二股かけてることを知ってるの?」ということですね。

それに対するフィービーの答えはかなりトンチンカンです。
フィービーの言ったことを訳すと、「犬が(本などの)文字を読む時に、犬の唇は動くかしら?」。
フィービーが言いたいことは恐らく、「他人にわからないように黙読することが可能な時に、わざわざ唇を動かして、今読んでいる内容を他人に知られるようなバカなことをする犬がいるかしら?」ということでしょう。
わざわざ唇を動かして人に気取られるようなことをする必要はない、というような意味で、ヴィンスとジェイソンは、お互いの存在を知らないのに、私がわざわざ自分の口からそれを伝える必要なんてないわ、ということが言いたいのでしょう。
しかし、そういうことが言いたいんだろう、ということはわからないではないけれど、「何故に犬?!」と思わずにはいられない例えです。
だいたい、犬は文字を読めないだろうから、read するという行為もしないし、読唇術ができるほど、犬の唇がはっきり動く姿もイメージしにくい(笑)。
「二人の男性に相手の存在を伝えるなんて、そんなバカなことするわけないじゃない。考えても見てよ、犬もこんなことはしないわよね…」と犬の例えを出して勝ち誇ったように語るフィービーですが、その犬の例えがしっくり来なくて意味不明なので、ジョーイは「??」となっているのですね。

ジョークが高度過ぎて(?)ジョーイにだけその意味がわからない、ということはフレンズによくあるのですが、今回ばかりはチャンドラーとレイチェルにも意味不明だったようです。
救いを求めてチャンドラーとレイチェルの方を見たジョーイですが、その二人も「今のはよくわからない」という顔をしています。
フレンズたちに意味が通じていないのを悟ったフィービーは、犬の例えで説明するのはあきらめて、Do they know about each other? に対して、No, they don't know. 「いいえ、彼らは(お互いのことを)知らないわ。」とスタンダードな答えに言い直したということですね。


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posted by Rach at 09:51| Comment(9) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「え〜っっっ!!!」と、昨日届いた高校の同窓会会報を読んでいて、思わず叫んでしまいました。うちの本棚にもある「シットコムで笑え!…」の本の表紙と、「南谷美三世(さん)」のお名前!が目に飛び込んできました!子育て(といっても、うちは大学生と高校生ですが)をする同じ家庭人として、私が尊敬してやまないRACHさんが、高校の同窓生でいらしたなんて!(私は高31期です)
RACHさんのブログを知ったのは、「FRIENDS」のスクリプトを検索したときでした。子どもたちが英語のリスニング学習のひとつとして「フルハウス」を英語音声・英語字幕で見ていたのですが、DVDで発売されているものは全て見終わり、さて次段階は「FRIEND]?と同じ方法で見ようとしたところ、「はやすぎて聞き取れない」とのこと。さてさて、どうしたものか、PCでスクリプト探しを始めた時にRACHさんのブログと出合いました。約2カ月前のことでした。皆さんもおっしゃっているように、日本語音声・英語字幕は本当に‘目からうろこ’でした。RACHさんがブログで紹介されている5段階方式で子どもたちは毎日見ています(現在2シーズン前半です)。リスニング力がUPしたことは二人とも確実に実感しているようです。
ブログ内容からは英語に関することはもちろん学ばせていただいていますが、読んでいて本当に気持のよい素敵な文章にも魅了されています。「RACHさんのブログに出合えてよかったね」とこの2カ月、子どもたちと何回言ったことでしょう!これからも楽しみにしながら読ませていただきます。そして、RACHさんに質問できるレベルになりたいと思います(←これは子どもたちからです)。
このようなブログを本当にありがとうございます☆
Posted by YAAMA at 2009年05月05日 14:55
食いつくところが間違ってるかもしれませんが(笑
”juggling”と ”手玉に取る”の違いは、考えてみると本当に面白いですね。Rachさんの仰るとおり、起源も一緒(きっと)・表現方法も一緒なのに、微妙に意味が違ってる。こういう例ってあんまり無いのでは?

個人的には、jugglingの方は技術を磨き他人に見せることで発展してきたのに対し、日本のお手玉はあくまでも子供の遊びとして根付いたという違いがあるように感じます。
jugglingはよりエキサイティングにする必要があり、非対称形の物を使って難易度を上げたり、刃物などリスキーな物を使って興奮を誘ったり、あるいは目隠しをしてみたりしたのかなと。そのまま延長するとtightrope walkingにつながりそうなイメージ。
それに対してお手玉は、技術発展は子供のお遊びの範囲に留まり、それよりむしろ「楽しみ」という観点での発展(きれいなお手玉など)に進んだのかなと。これはどう延長しても綱渡りにはつながらないイメージ。
この違いから、jugglingはやっぱり「難しいことを技術で上手くさばいてる」という感じが強く、お手玉は「弄んでいる」という感じが強くなります(個人的感想)。

というわけで本来は、「上手いことやってるでしょ?」っていう感じが良いのでしょうね。でもその前後のふざけた(いつもの?)感じのフィービーの発言や、そもそものキャラクターを考えると、この場合は明るく無邪気に「手玉にとってるの♪」って言ってもらっても構わない気もしますが(笑

ついでにもう一つ、使い方の違いとして、”手玉に取る”は対象が一人でも使えますよね?(テニスの試合で「相手を手玉に取る=楽勝」といった感じ。)だけど多分 juggling は使えないんじゃないかと。
どうでしょう?


最後に、フィービーの
Does a dog's lips move when he reads?
を、よく見てて気づいたこと。
当たり前なんですけど、この場合やっぱりlipじゃなくてlipsなんですよねー。こういうところをうっかり間違えるからダメなんだなぁとつくづく思いました。
日々是修行。
Posted by ほっとあーるぐれい at 2009年05月05日 19:10
YAAMAさんへ
わぁ〜、高校の同窓会会報に載っていたのを見つけて下さったのですね。高校の同窓生の方で、私のブログや本のことを知ってくれている方がいるといいなぁ、と思っていたので、このようなコメントをいただけてとっても嬉しいです! ありがとうございます。

フレンズのスクリプトを検索していて、拙ブログを見つけて下さったこともありがとうございます。大学生と高校生のお子様がフルハウスやフレンズを使ってリスニング学習をされているとのこと、素晴らしいですね。5段階方式で毎日ご覧になって、リスニング力UPも実感されているなんて素敵です。楽しく英語を学ぶことのお手伝いができるとしたらとても光栄に思います。

私の書く文章についても褒めていただき、ありがとうございます。お子様方には、ご質問などお気軽にお寄せいただければ、と思います。これからもマイペースで英語学習を続けていって下さいね。
いただいたコメントを励みに、これからも頑張ります。今後ともよろしくお願いいたします☆


ほっとあーるぐれいさんへ
日英でよく似た表現を見つけると、「人類皆兄弟!」とか思ってしまうのですが、その似た表現の中でも微妙な違いが生まれるのがまた興味深いですよね。

今回のとはまた趣が異なりますが、例えば、pull someone's leg という英語は「人をからかう、かつぐ」という意味で、日本語の「足を引っ張る」とは意味が全然違いますよね。
同じ行為を比喩として使っても、指す内容が違ったりするのも楽しいです。

juggling の方はやはり「すごい!」という「技術」のイメージがありますよね。ナイフをジャグリングすることなどはその典型でしょう。お手玉の場合は、中に小豆などが入った柔らかいもので、それが危険な物体に変化していくことはなかったですね。きれいな余り布を使った美しい玉を作る方向に進んだというご指摘もなるほどな、と思いました。

ですから、おっしゃるように juggle という言葉を使った本来のニュアンスは「上手いことやってるでしょ?」という感じなのでしょう。でも、play the field, sow my wild oats という「複数の異性と派手に遊んでいる」表現を使っている流れで言うと、明るく無邪気な「手玉にとってるの♪」も、ズレた感じはしませんよね。

「手玉に取る」は対象が一人でも使える、というお話はほんとその通りですね。手玉に取る=翻弄する、と完全に言い換えられて、そこにはもはや、複数のお手玉を使うあのイメージはなくなっているようにも思えます。スポーツの試合で相手を手玉に取る、という意味では、英語の juggle は使えないでしょうね。

上の記事で引用した LAAD を見ていて、へぇ〜と思ったのですが、見世物のジャグリングの方は、three or more objects 「3つまたはそれ以上の物体」、仕事などをジャグリングする方は、two or more jobs... 「2つまたはそれ以上の仕事(など)」なんですね。
技術としての曲芸は2つのものを投げるくらいじゃダメなんだと、でも、仕事や活動の場合は、2つのものでもバランスよく扱うことはすごいんだと。ナイフを2本じゃ juggle したことにならないけど、「仕事と家庭」の場合は、2つの活動であっても立派な juggle になる、ということですね。両立であってもすごい、ということですが、それは種類の違ったもの、そして単品でも難しい事柄をバランスよく扱うから、でしょうか?

lip は特別に片方の唇を指す場合(one's lower lip など)以外は、必ずペアの lips になりますね。リップは日本語でも通じるだけに、英語で表現する時にはつい、複数の -s を忘れてしまいそうになります。日本語にない感覚を身に付けるのは難しいですね。
Posted by Rach at 2009年05月06日 09:00
こんばんは☆ごぶさたしてます、monです。
スピードアップ更新お疲れ様です。
久しぶりに来てみたらすごい先に進んでいてびっくりしちゃいました(笑)。。

おまけにTOEICでも満点をとられたようで・・。。
おめでとうございます♪♪
私は、英会話は好きなのですが、TOEICはビジネス英語ばっかり
出てくるかんじが苦手でずーっと逃げ回っております・・・。(汗)
でもRachさんに刺激を受けて、今年は頑張ってみようかな、
と考えております! いつもありがとうございます!!(勝手に・・笑)

さて、本文で省略された箇所について質問があります。
今回のエピソードの最初のシーンについてです。

Ross: I was in the shower, and as I was...cleansing myself, I...I felt something.
Chandler: Was it like a sneeze, only better?

・・・くしゃみ?? 字幕翻訳では「いわゆる快感?」と
なっていましたが・・。シャワーを浴びていて、くしゃみが
出そうなような、ちょっとブルっとくるかんじ(笑)が快感
だったの? ということでしょうか? 下ネタ??
それにしても only better の解釈がよくわかりません・・。。

あと、このコメント欄でも話題になっていた dog's lips について、
Does a dog's lips move...?
という風に、does で始まっているのにも少しつまづきました。
唇は2枚あるから複数形で lips だっ! と言えたとしても、
全体的には a dog's lips とひとまとまりで考えるから結局は
単数扱いなのね・・・。うーん、fluent な英会話への道のりは
まだまだ遠いですなあ(苦笑)。
ただ、この場合、 Do a dog's lips... にしても、とくに文法的に
間違いという訳でもないような気がしているのですが、
いかがでしょうか・・?

いつもコメントが長くなってしまい、すみません。
気が向いたらで結構ですので、御一考よろしくお願いします。。
Posted by mon at 2009年05月06日 23:54
確かに不思議です、a dog's lips。
pants みたいに a pair of pants などとなっていれば納得できますが。
文法的にはむしろ、Do a dog's lips が正しそうですね。まさかテストのひっかけ問題みたいに、次に "a" が来るから間違えた!?
まさかですよね(笑
でもネイティブってこういうところがすごくいい加減なんですよねー。。。

pull someone's leg は初耳でした。勉強になりました。こういう例がすぐ浮かんでくるところがさすがです!
これだとむしろ、「足をひっぱる」よりも「あげ足を取る」の方が感じが近くなっちゃうのかな?
ほんと、言葉って文化と歴史をしょってるんだなぁと思いました。
だから面白い。うむ。
Posted by ほっとあーるぐれい at 2009年05月07日 17:33
monさんへ
ご訪問ありがとうございます。またTOEIC満点へのお祝いコメントもありがとうございます!

TOEIC はビジネス英語ばっかり、というイメージは確かにあるのですが、旅行をする時などに必要なフレーズを学ぶのに良いかもしれません。実際、バリバリのビジネスマンとして相手とシビアな交渉をする時のフレーズ、というよりも、自分が客として、お店・ホテル・交通機関などを利用する際によく聞くフレーズが多く出てくる、という気がします。ですから、一度どんなものか試しに受験されるのもいいと思います。

Was it like a sneeze, only better? については、いろいろ調べているうちに、なんとなーくわかったような…という段階なのですが、ちょっとレスが長くなりそうなので、エピソード解説の最後の記事としてアップしたいと思います。もうしばらくお待ち下さいませ。

Does a dog's lips move...? については、お二人へのまとめレスにさせていただきます。


ほっとあーるぐれいさんへ
「あげ足(揚足・挙足)を取る」っていう日本語もありましたね。
広辞苑によると、
揚足を取る=(相手が蹴ろうとしてあげた足を取って逆に相手を倒す意から)相手の言いそこないや言葉じりにつけこんでなじったり、皮肉を言ったりする。
とのことです。

一方の pull someone's leg の方は、
LDOCE (Longman Dictionary of Contemporary English) では、
pull somebody's leg: to tell someone something that is not true, as a joke
つまり、「ジョークとして、誰かに真実ではないことを言うこと」
ですから、これまたちょっとニュアンスが異なるようですね。

日本語の「足を引っ張る」は、前に進もうとしている人の足を引っ張ってその場に引きとどめる感じがありますし、「揚足を取る」も相手が足をあげたところをひっくり返すニュアンスがありますね。
英語の pull someone's leg は相手の前進を妨げるほど強く引っ張る感覚はなくて、相手が「あれ? 何かちょっとおかしい」と思う程度に引っ張られるような感覚、相手がいたずらで足を引っ張っているような感覚、なんでしょうかね?


monさん、ほっとあーるぐれいさんへ
Does a dog's lips move...? についてのまとめレス

お二人とも、貴重なご意見をありがとうございました。私は、Does になっていることを疑問に思わずスルーしていましたが、よく見ると不思議な文だったのですね。monさん、そこに気付いて下さってありがとうございます。

ほっとあーるぐれいさんがおっしゃるように、a pair of lips のように a pair of がつくと単数扱いになりますね。
でも今回の場合は、a pair of も付いていないし、dog's lips はやはり複数形なので、おっしゃるとおり、Do a dog's lips move...? が正しいはずです。

例えば研究社 新英和中辞典では、
My lips are sealed.
(そのことについては)話さないつもりだ.
という表現も出ていて、やはり、lips の複数形に合わせて、is ではなく are が使われています。

ということで、厳密に言うと、例えば TOEIC の文法問題で、
( ____ ) a dog's lips move when he reads? という文章が出たとしたら、Does を選ぶと間違いで、正解は Do になると思うんですよ。
日本人が文法の穴埋め問題を解く場合に、まず主語の位置にある a dog という単数形の単語を見て、つい does を選んでしまう、というタイプのひっかけですよね。

フィービーのセリフの場合は、フィービーの頭の中に、犬のイメージがあって、犬の話をしているから、Does a dog...? の感覚で Does で始めてしまったけど、結局、主語は a dog ではなく、a dog's lips (= his lips) という複数形なので、Does a dog's lips という、主語と助動詞に単複のズレが生じる文章になってしまった、ということでしょうか? ネイティブもそんな間違いをするのか、とも思うのですが、ありえないことでもない、という気はしますね。Does と言い始めた時に頭にあった a dog が、途中で、a dog's lips に変わってしまった、という感覚なのかな、と思います。

ということで、結局、フィービーのセリフは文法的には間違いで、正しくは、Do a dog's lips move...? になる、ということだと思います。
a dog があるせいで、聞いた時にそれほど違和感を感じない言い間違い、というところなのでしょうか?
Posted by Rach at 2009年05月08日 11:56
なるほど。。やっぱり文法的にはDoで始まるのが正しいみたいですね。
たしかに英語のテストでそんな引っかけを見たことがある気がします。
問題の箇所、DVDの英語字幕でもDoesになっていたので、
これはOKなのかと思ってしまったのですが・・・。(^_^;
ひょっとして、字幕をつける人も気付かなかったとか!?(笑)

ともあれ、ネイティブでも時々こうして間違えるし、それでも
問題なく会話が進んでいるのを見ると、なんだか安心しますね。。
誰も完璧な言葉を話す必要なんてないし、
言葉ってそうやって変化していくものですものね。
もしかすると、100年後の世界ではdoでもdoesでもどっちでも
良くなってしまってるのかも!?(笑)

この台詞の解釈としては、Rachさんの「Does と言い始めた時に
頭にあった a dog が、途中で、a dog's lips に変わってしまった」
というご説明で納得がいきました。
いつも細やかな解説をありがとうございます。
一緒に考えてくださった、ほっとあーるぐれいさんも
ありがとうございました♪
Posted by mon at 2009年05月08日 16:06
やっぱりそうなりますよねぇ。
じゃあフィービーのミスっていうことで(笑

私の場合、ネイティブと話していて、こういう文法間違いを指摘されることはまずありませんでした。逆に「よく間違えないで使うねー」と感心されることはあります。なぜなら多分ネイティブのほうがずっと間違いが多いから(笑)正直に言って、私の文法レベルは中学生と高校生の間ぐらいですので。

その代わり、↑の方で出てきた前置詞の間違いはバンバン指摘されます。間違えた前置詞を使うと意味がわからなくなるみたいです。

Rachさんのおっしゃる「Doesと言い始めてから途中で〜」という部分、私も同じイメージを持っています。ターゲットを決める → 単複判断 → 疑問詞を変える という翻訳方式と違い、ネイティブって初めから感覚を持ってしゃべり始めている気がします。だからこの場合、途中で変わってしまった可能性もありますし、もっと極端に言ってしまえば、"dog's lips" が(sはついているけども)、フィービーの頭の中で1つの可算名詞になっていた可能性すら否定できない気がします。

例えば冠詞の選択など、わたしなんかはいつもすごーく悩んでしまうのですが、ネイティブスピーカー達はサクサク選んで喋ってしまいますよね。でも実は個人差がすごーくあって、同じケースでも人によって違う冠詞を選んだりしているみたいです。
というわけで私は、あまり考えずに喋ることにしています。あきらめたとも言えますが(笑

mon さん、疑問提起ありがとうございました。またひとつ勉強になりました。
なにせ思いっきりスルーしていましたので(情けない)
Posted by ほっとあーるぐれい at 2009年05月09日 16:44
monさんへ
お返事ありがとうございます。
セリフで文法的な言い間違いがあった場合、DVD英語字幕でそれが訂正される、ということはあまりないのかもしれません。DVD英語字幕は、実際の音声よりかなりはしょってありますが、間違いが間違いのまま表記されていることも結構あるように思います。ですから、DVD英語字幕に書いてあるから、それが文法的に正しい!とは言えないようですね。

おっしゃるように、「問題なく会話が進んでいる」ことが大切ですよね。もちろん、文法的な間違いはできるだけ避けるべきでしょうが、そういう間違いをすることを恐れて言葉が口から出てこないよりは、ネイティブに通じる感覚で、「正しい語順で言葉を並べる」ことができる方が大切なのかな、と思います。


ほっとあーるぐれいさんへ
お返事ありがとうございます。
日本人は、文法のテストで、「ここは Do か Does か?」みたいなものをたくさん受けてきたので、そういうものは得意ですよね。受験英語だけではなく、TOEIC でもそういう穴埋めはよく出てきます。

日本人はそういうテストに慣れているので、まず名詞を見て、単数か複数か、可算か不可算か、を判断してから、冠詞や動詞を決める、という流れになりがちなのですが、おっしゃるとおり、ネイティブは、「始めから感覚を持ってしゃべり始めている」はずですよね。
Posted by Rach at 2009年05月12日 10:51
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