2009年10月02日

路上じゃなく部屋でやって フレンズ4-8その7

箱の中でもジョークばかり言っていたチャンドラーは、本当に反省する気があるのなら一言もしゃべるな、とジョーイに言われます。
「親友の仲を裂くような人間になりたくないから」とキャシーが別れを告げに来ますが、箱の中で沈黙していなければならないチャンドラーは、キャシーの顔を見ることも、話すこともできません。
キャシーが立ち去った後、とうとうジョーイは、チャンドラーを許すことを決め、箱から出るように言います。
ジョーイ: Now go! 'Cause you can still catch her! And Merry Christmas from your Secret Santa! (Chandler runs out and closes the door.) (ほら、行けよ! 今ならまだ彼女に追いつけるからな! そして、お前のシークレットサンタから、メリークリスマスだ! [チャンドラーは走って出て行き、ドアを閉める])
(After he's gone.)
チャンドラーが行ってしまった後、
ジョーイ: All right, who got Chandler? 'Cause I uh, need to trade. (よし、誰がチャンドラーに当たった? だって、あの、俺はトレードしたいから。)
CLOSING CREDITS
[Scene: Monica and Rachel's Balcony, the gang is all there watching Chandler.]
モニカとレイチェルの部屋のバルコニー。フレンズたちは全員そこにいて、チャンドラーを見ている。
レイチェル: Oh, he sees her! (あぁ、チャンドラーがキャシーを見てる。)
モニカ: Oh, he's catching up to her. (あぁ、チャンドラーがキャシーに追いつこうとしているわ。)
フィービー: Oh, she sees him! Oh, they're hugging! (あぁ、キャシーがチャンドラーを見てる! あぁ、二人はハグしてる!)
ロス: He's taking her purse. (彼は彼女のバッグを取ろうとしてる[ひったくってる]。)
ジョーイ: Uhh, that's not them. I'm gonna go call the police. (あぁ、あれはチャンドラーとキャシーじゃない。俺、警察に電話してくるよ。)
フィービー: Oh, there they are! (あぁ、あそこに二人がいるわ!)
(They watch them making up and sigh)
フレンズたちは、二人がこれまでの埋め合わせをしているのを見て、ため息をつく。
フィービー: All right, get a room. (わかったわ、部屋を取りなさいよ[部屋でやりなさいよ]。)

catch は「捕まえる」ですが、この場合は「追いつく」という感覚ですね。
今ならまだ間に合うから、早く彼女を追いかけろ、と言うジョーイ。
Merry Christmas from your Secret Santa は、「お前のシークレットサンタからの、これがクリスマスプレゼントだよ」という感じ。
「箱から出て、彼女を追いかけて、彼女とまた恋人に戻っていいぞ」という、お前にとって最高のクリスマスプレゼントになっただろ?というニュアンスですね。

ちょっと泣ける一言を言った後、ジョーイは、チャンドラーにプレゼントをあげる担当になっていたのは誰?と尋ねています。
俺は今、こうして最高のプレゼントをあいつにあげたから、チャンドラー担当になっていた人は、俺が当たった人の分のプレゼント担当になってよ、ということですね。
せっかくの感動的なセリフも、現実的なこのセリフでしぼんでしまいますよねぇ。

キャシーを追いかけてビルの外に出たチャンドラー。
その様子をフレンズたちはバルコニーから見ています。
「追いついた、抱き合った」までは良かったのですが、ロスの He's taking her purse. あたりから様子がおかしくなってきます。
二人だと思って見ていたのは別人で、男が女に近づいてきて、抱きつく形でバッグをひったくる現場を見てしまったわけですね。
ひったくりの現場を見てしまったので、ジョーイは警察に通報しに行きます。

今度こそ、本当の二人を見つけたフレンズたち。
ト書きには、They watch them making up and sigh. とあります。
make up には、「仲直りする」という意味もありますが、この場合は「埋め合わせる」でしょうかねぇ?
いったん別れるという話になった後、それを修復するという意味の「仲直りする」かもしれませんし、それまでいろいろあったことを「埋め合わせている」ということなのかもしれません。
これが make out なら「(男女が)イチャイチャする、愛撫し合う」という意味になりますが、この後、説明するフィービーのセリフを考えると、それでも意味は通るような気もします。

あぁ、素敵ねぇ、とため息をつきながら見ているのですが、最後のフィービーの get a room というセリフに笑えます。
get a room は「部屋を取る、部屋を確保する」。
もう誰に遠慮もいらないとわかった二人は、路上で抱き合いながら、かなり激しい愛情表現をしているのでしょう。
ちょっと路上でそこまでするのはマズいんじゃないの?というくらい、ハードな行為をしている(またはしそうになっている)二人に対して、そういうことは、部屋の中でしなさいよ、部屋を用意して、つまり、路上じゃなくて自分の部屋とかとにかく人目につかないところで、そういうことはしなさいよね、とフィービーは言っているのですね。
路上にいる人に get a room と言うことで、「路上ではなくて部屋でしろ」と注意しているのがわかる、今の二人は、とても路上では見せられないような激しいことになっている、というのがそのフィービーのセリフでわかるわけですね。


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posted by Rach at 07:14| Comment(7) | フレンズ シーズン4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
And Merry Christmas from your Secret Santa! で観衆にジョーイがChandlerのChristmasプレゼントあげ者であることを思わせた後、「All right, who got Chandler? 'Cause I uh, need to trade. 」で実際そうではなかったという単純なオチの可能性もあるかと思います。
Posted by Fen at 2009年10月02日 12:29
上のコメントの補足です。
Merry Chrismasを言うのはプレゼントと関係なく、Chandlerが恐らくキャシーと一緒に過ごして戻らないので、Merry Chrismasを言ったのではないかと思います。
Posted by Fen at 2009年10月02日 12:34
最近はこそこそと本の執筆活動を始めたので、Rachさんのブログに書き込ませて戴くのは結構久し振りです。

ちょっとまだこのシーンを直接観て聴かないとわからないのですが、このmakeはstartの意味ですかね。

Rachさんが書かれているように、ト書きの部分はmake outのほうがしっくりいくような気がぼくもします。make outしているカップルを見て、おいおいという感じで"get a room!"と云うことは結構お約束なパターンなので、ぼく自身何度か聴いたことがあります。

make upはいろんな意味があるので、もしかするとmake outと同じ意味があるのかもしれないですね。「でっちあげる」という意味で日常では一番使われるのかな、と思います。
Posted by outrageous2007 at 2009年10月03日 01:17
はじめまして!!
コメントは初の書き込みですが、ずっとブログは拝見させて
もらってました!!
私はフレンズのDVDはありますが、日本語字幕がついていないもの
なので、このブログに大分助けられています!!
このブログのノートを作って勉強しています!!

家事、育児などで大変だと思いますが、これからもぜひぜひ!!
続けてください!!
もちろんランキングもクリックします!!笑
Posted by ウサ at 2009年10月04日 11:02
Fenさんへ
このエピソードは感謝祭なので、クリスマスはまだ先ですよね。ですから、本当はメリー・クリスマスと言うには早すぎるのですが、「これは、俺からのちょっと早いクリスマスプレゼントだよ」と言うところを、「俺はお前のシークレットサンタとして、このプレゼントをやるよ」と言いながら、キャシーを追いかけることを許した、という感じなのだろうと思います。


outrageous2007さんへ
コメントありがとうございます。
本をご執筆中とのこと、楽しみです。是非、素晴らしい本を書き上げて下さい。

このシーンでは、ベランダで見ているフレンズたちだけを映している状態で、チャンドラーとキャシーが実際にどういうことになっているかは、画面には出てきません。
ですが、最後の get a room で、get a room しなければいけないようなことをしている、とわかるわけですから、やはり make out の方がしっくりくるように私も思います。

フレンズでも、make up は「でっちあげる」という意味で一番よく使われるような気がしますね。


ウサさんへ
はじめまして! コメントありがとうございます。
ずっとブログを読んで下さり、ノートまで作って下さっているとのこと、誠にありがとうございます。とても光栄で嬉しいです。

温かい励ましのお言葉もありがとうございます。妻、母として生きる以外に、このブログで Rach という英語学習者でいられることが、いつもとても幸せだと感じています。できる限り続けたいと思っています。
また、ランキングクリックもありがとうございます。こんなブログでも応援して下さっている人がいる!と実感できるのが、とてもありがたいです。

これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします。
Posted by Rach at 2009年10月06日 06:42
ジョーイのI need to tradeはそういう意味か!と納得しました。
てっきり仲直りしたジョーイが埋め合わせにチャンドラーにプレゼントをあげたいって感動的な場面かと思ってたのに、観客が笑ってるから変だなと思いました(^^;;
こういう友情の話もいいですねー。
あと今回取り上げられてませんでしたが、レイチェルがロスとの思い出の品をちゃんと保存してたシーンもレイチェルの可愛いところが出てて好きでしたね。またいい感じになるのかなーと思ってたら、貝がミュージアムの展示品だってオチを真面目に突っ込むロスにも笑えました(笑)
Posted by かもお at 2013年03月02日 23:39
かもおさんへ
おっしゃるように「観客が笑ってるから」ということが、ジョークのセリフであることに気付くきっかけを与えてくれることがよくありますよね。ラフトラック(観客の笑い声)がないと、ジョークなのかどうなのかわからないまま通り過ぎてしまいそうな箇所が多々あるので、その点は学習者として非常にありがたいな、といつも思っています。

from your Secret Santa! のセリフは実にいいですよね。また、レイチェルが思い出の品々をちゃんと保存していたのは、ほんとに女の子らしくて可愛いな、と私も思いました。可愛いな、で終わらずにツッコミが入るところがまた、フレンズらしいですよね。
Posted by Rach at 2013年03月04日 15:21
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