2009年11月28日

仮定法過去完了で相手を責める フレンズ4-12その6

男性陣がゲームに勝ったので、モニカたちの部屋は男性陣のものとなりました。
早速、自分の持ち物をモニカたちの部屋に持ち込むチャンドラーたち。
また、この時、フランクとアリスが妊娠検査薬を持って訪ねてきており、フィービーはその検査薬で妊娠しているかどうか(フランクとアリスの受精卵が代理母の自分の子宮に着床しているかどうか)を調べるため、トイレに入っています。
レイチェル: Y'know what, you are mean boys who are just being mean! (ねぇ、あなたたちはただ意地の悪いことをする、意地の悪い少年たちだわ!)
ジョーイ: Hey, don't get mad at us! No one forced you to raise the stakes. (おい、俺たちに怒るなよ! 誰も君に賭け金を上げるように強制したりしてないぞ。)
レイチェル: That is not true! She did! She forced me! (それは違うわ! モニカがしたのよ! モニカが私に賭け金を上げることを強制したのよ!)
モニカ: Hey, we would still be living here if you hadn't gotten the question wrong. (ねぇ、あなたがあの問題の答えを間違えなかったら、私たちは今でもここに住んでいるところなのよ。)
レイチェル: Well. it was a stupid, unfair question! (ええ、バカで不公平な問題だったわ!)
ロス: Don't blame the questions! (問題を非難するなよ!)
チャンドラー: Would you all stop yelling in our apartment! You are ruining moving day for us. (みんな、俺たちのアパートで叫ぶのをやめてくれないか! 君らは俺たちの引っ越しの日を台無しにしてるんだぞ。)
レイチェル: Will you stop calling it your apartment! (ここをあなたのアパートって呼ぶのをやめてくれない?)
ジョーイ: But it is our apartment! (でも俺たちのアパートだ!)
レイチェル: No, it's not! (いいえ、違うわ!)
(They all decay into massive bickering as Phoebe returns from the bathroom.)
大きな言い争いになる、その時、フィービーがトイレから戻ってくる。
フィービー: You guys! You guys! You're gonna have a baby. They're gonna have a baby! ([フランクとアリスに]あなたたち! あなたたち! あなたたちに赤ちゃんができるわ。[フレンズたちに]彼らに赤ちゃんができるのよ!)
フランク: My sister's gonna have my baby! (俺の姉さんが俺の子供を産むぞ!)
(They all go over and hug Phoebe.)
全員が集まってフィービーをハグする。
フィービー: Okay, but this can't be good for the baby. (いいわ。でもこれって、赤ちゃんにとって良いはずはないわね。)
全員: Oh! (They stop hugging her to let her out and resume the hug without her.) (ああ! [みんなはフィービーを抜けさせるためにハグするのをやめ、彼女なしでハグを再開する])

この部屋は俺たちのもの!と言わんばかりに嬉しそうに荷物を持ち込む男性陣に、何て意地悪な男たちなの!と怒るレイチェル。
ジョーイは、「俺たちが賭け金を上げた、つまりアパートの交換を持ち出したわけじゃない、俺たちが無理やり強制したんじゃなくて、アパートを賭けると言ったのはそっちなのに、俺たちを責めるのはおかしいだろ?」と言っています。
レイチェルは「誰も君に強制していない」というジョーイの発言は間違いだと言います。
私はそんなこと望んでなかったのに、モニカが勝手にそんな条件を提示したのよ、私にその賭けを強制した人は確かに存在するわ、それはモニカなんだから、ということですね。

非難されたモニカは、負けたのはレイチェルの誤答のせいだと責めます。
We would still be living here if you hadn't gotten the question wrong. は、条件節が仮定法過去完了で、「過去の事実に反対の仮定」をしていますね。
帰結節は would be living で、仮定法過去になっており、こちらは「今ごろは…だろうに」と現在の状態を推量しています。
つまり、「あの時(過去に)…していたら、今は(現在は)〜だろう」という風に、条件節と帰結節で時制のずれがある、ということです。
実際にはあなたが問題の答えを間違えたけれど、もしあの時(その事実に反して)あなたが間違えなければ、私たちはまだ・今でも(still)、ここに住んでいることでしょうに、という感覚です。
「あなたが間違えなければ、私たちは以前と変わらずここに住んでいる状態だろう」ということはつまり、「あなたが間違えたせいで、私たちはここに住めなくなっちゃった」ということで、ここに住めない原因はあなたにあるのよ、と責めているわけですね。

レイチェルは問題が悪い、と問題を責めます。
問題を作ったロスは、問題のせいにされたので、「問題のせいみたいに言わないでくれよ」と言っていますね。

だいたい喧嘩というものは、誰かがふともらした一言に「そんなこと言う?」みたいにつっかかっていくことで、どんどんエスカレートしていきますよね。
今回も「あなたたちは意地悪」→「アパートを賭けたのは俺たちじゃなく君らだ」→「私を巻き込んだのはモニカよ」→「間違えたのはレイチェルよ」→「あれは問題が悪いのよ」→「自分が間違えたことを棚に上げて、僕の問題を非難するな」と、非難の矛先がどんどん別の人に向かっていくことで、喧嘩が大きくなっていきます。
自分が非難されたら、「それは自分のせいじゃなくて、誰々が悪い」と次々に別の人の行為を非難していくという喧嘩の「流れ」みたいなものを今回のやり取りで感じていただけたらな、と思います。

チャンドラーやジョーイがこの部屋を our apartment と呼ぶのも気に入らず、喧嘩はどんどん激しくなります。
その時、フィービーが妊娠検査薬での検査を終えてトイレから出てきます。
フランクとアリスに向かって、You're gonna have a baby. 「あなたたちには赤ちゃんができることになる、あなたたちは赤ちゃんを持つことになる」と言っていますね。
その後、They're gonna と主語が変わっているのは、今度はその事実をフレンズたちに向かって話しているので、「この人たち(フランクとアリス)には赤ちゃんができるのよ」という感覚です。

その後のフランクのセリフに笑ってしまいますね。
フィービーはフランクとアリスの赤ちゃんの代理母なので、My sister's gonna have my baby! 「俺たちの赤ちゃんの代理母である姉さんが、俺の赤ちゃんを産むぞ!」というのはまさにその通りなのですが、そのややこしい状況を知らない人が聞いたら、「俺の姉さんが俺の子を産む!」と、まるで近親相姦の結果、姉が自分の子供を産む、と言っているように聞こえてしまいます。
普通に聞いたら、倫理的に問題があるような内容を、ガッツポーズをして嬉しそうに叫んでいるのが面白いわけですね。

ビッグニュースに、喧嘩をしていたみんなも、フィービーたちに駆け寄ってきて、ギューっとハグします。
ハグしてくれるのは嬉しいけど、そんなにギューッと締め付けたら、胎内の赤ちゃんに悪い影響を与えちゃうわ、とフィービーは言っています。
まだ着床したばかりなので、圧迫感を与えても赤ちゃんに影響があるわけでもないでしょうが、まぁ、お腹を押したり、体をきつく締めたりするのは妊婦さんには良くない、というのは何となくわかる気もします。
そこでフィービーを外に出した後、残りのみんなでスクラムを組むようにハグをして、フィービーの妊娠を喜ぶみんなの姿が微笑ましいですね。


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posted by Rach at 06:42| Comment(0) | フレンズ シーズン4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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