2010年03月05日

想う気持ちが強すぎて怖い フレンズ4-17その3

ロスが愛してると言ったのに、エミリーはありがとうとだけ言ってイギリスに帰ってしまったんだから、それで終わりだよ、というチャンドラー。
モニカはそれに反論します。
モニカ: It is not over because she is going to call you and tell you she loves you. And the reason why she couldn't, is because her feelings were so strong that it scared her. You go home and wait for her call. She could be calling you from the plane! Come on now go! Go! (Tries to push Ross out the door.) (終わりじゃないわ。だって、彼女は(これから)あなたに電話してきて、あなたを愛してるって言うんだから。そして、彼女がそのことを空港で言えなかった理由は、彼女の気持ちがとても強くて、そのことが彼女を怖がらせたからよ。あなた(ロス)は家に帰って、彼女の電話を待つのよ。彼女は飛行機から電話してくるかもしれないわ! さあ、行って! 行って! [ロスをドアの外へ押し出そうとする])
ロス: Okay! Okay! But if she doesn't call, it is definitely over! No, wait. Wait. Unless, eventually, I call her, y'know just to see what's going on, and, and she says she'll call me back, but then she doesn't. Then it's over! (わかった、わかったよ! でももし彼女が電話してこなければ、それで完全に終わりだよ! いや、待って。待って。こういう場合は話は別だけどね。結局、僕が彼女に電話して、ほら、それはただ今どういう状況なのかを知るためだけだよ、そして、彼女が僕にまた電話する、と言って、それから彼女が電話して来なければ。その時は、終わりなんだ!)
(Joey holds his fist up, and Chandler gives him two thumbs up.)
ジョーイはこぶしを高く掲げ、チャンドラーは両手の親指を立てる。
ジョーイ: Way to be strong, man! (その調子で強く頑張るんだ、ロス!)
(Ross leaves, and after the door closes, Joey gives him the loser sign.)
ロスは立ち去る。そしてドアが閉まった後、ジョーイはロスに負け犬サインをする。

モニカは、「まだ終わっていない。エミリーはきっとロスに電話してきて、愛してると言うはず」と言っています。
愛しているのに、空港で愛していると言わなかったのは、her feelings were so strong that it scared her だからだ、と説明していますね。
これは、学校文法でも習った、so... that 〜 の構文。
直訳すると、「彼女の気持ちがとても強かったので、(そのことが)彼女を怖がらせた」。
ロスのことを想う気持ちがあまりにも強かったために、彼女は愛してるとあなたに言うのが怖かったのよ、ということです。
いかにも女の子が考えそうなロマンチックな理由ですね。

そのような理由をつけて、とにかく家で彼女の電話を待つのよ、と説得するモニカ。
ロスもその後押しを受けて、家に帰ることにします。
去り際にロスが長々と述べているセリフが面白いですね。
ロスも内心、もうダメかな、と思っているのがわかります。
「エミリーが電話してこなければ終わりだ」といったんは言うのですが、ただ待っていても、電話がかかってこないかもしれない可能性が高い、とロスは思っているのですね。
それで、unless 「ただし、こういう場合は話が別だけど」と言って、ただロスが電話を待つだけではなく、別の行動を起こすことを続けて述べています。
まずは僕が電話して、と言った後、自分から電話するなんてみっともない、もしくは未練がましいと思われたらいやなのでしょう、just to see what's going on 「ただ、何が起こっているかを知るためだけに、ただ状況がどんな様子か知るためだけに」まずは僕から電話をかけるんだ、と自分から電話をかける理由を説明しています。
エミリーは無事にイギリスについたか、元気にやっているか?という状況を知りたいためだけに電話するだけで、彼女の気持ちを確かめたくて電話するんじゃないんだよ、という言い訳です。
そしてそういう電話をした後、エミリーが「また私から電話するわね」と言って、それで結局彼女がそれ以降かけてこなければ、そこで正真正銘、二人の関係は終わりってことになるんだよ、とロスは言っているのですね。
「ありがとう」と言われて気まずく別れた後、勇気を振り絞って僕が電話したのに、それでも結局、納得のいく返事がもらえないのならば、さすがに僕もその時はすっぱりあきらめるよ、というところです。

ジョーイとチャンドラーは、そのロスの宣言を聞いて、頑張れよ!と激励しています。
こぶしを高く掲げたり、親指を立てたサムアップをしているのは、「いいぞ! その調子で頑張れ!」というニュアンスですね。
ただ、ロスが出て行った後、ジョーイはその高く掲げていたこぶしの指をエル字形にして、おでこにくっつけています。
これが、ト書きにある、the loser sign のようですね。
loser の最初の文字エルを指で示したもののようで、「あぁ、きっと、ロスとエミリーの仲はもうダメだろうな」とジョーイが思っていることがわかります。
ロスが「もし僕が電話して、それでも彼女が電話してこなかったら」と譲歩に譲歩を重ねたのを見て、もうすでに負けを見越したような敗者の言葉だと感じたのでしょう。


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posted by Rach at 10:15| Comment(4) | フレンズ シーズン4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。

Way to be strongについて、
「強いことには道が遠い」、つまり「お前は弱いな」と
捉えたんですが、やっぱり間違ったのでしょうか?
Posted by Fen at 2010年03月07日 18:45
Fenさんへ
お久しぶりです。

have a long way to go だと「(何かを成し遂げるには)まだまだ道は遠い」という意味になりますね。
LAAD にも、
We've made some progress, but we still have a long way to go. という例文が出ていました。
ただ今回は、その「道が遠い」というニュアンスではないと私は考えます。

何かを成し遂げた人に対して、Way to go! と声をかけることがありますね。「よくやった、いいぞ、その調子だ」というような意味です。
その Way to go! と似た感覚が、今回の Way to be strong! なのだろうと私は思いました。

Way to go! がそういう激励の言葉として使われるのはなぜか?を私なりに考えてみました。直訳すると「(今君がやっていること)それが進むべき道だ!」というような意味になると考えられるので、そこから「その調子だ」という意味の激励・賞賛の言葉として使われるような気が私にはするのですね。

その感覚を使うと、「それが強くあるべき道だ!」というようなニュアンスで Way to be strong! と言っていて、つまりは「その調子で強くあれ!」というような意味の激励の言葉になっているのだろうと思いました。
それで上の訳では、「その調子で強く頑張るんだ」と訳してみたのです。

ロスが去ってから loser sign をしていますので、ロスの姿が見えている間は、しぐさも言葉もロスを励ますものであると考えるのが自然かなと思います。
Posted by Rach at 2010年03月08日 12:23
Rachさんへ

回答有り難うございます。
納得しました。
way to goが知らなかったです。
Posted by Fen at 2010年03月19日 18:27
Fenさんへ
ご丁寧なお礼のお返事、ありがとうございました。
Posted by Rach at 2010年03月23日 10:17
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