2010年03月10日

リラクシーキャブ フレンズ4-17その5

フィービーは新しい仕事を考えています。
バンの後部にテーブルを据え付けるのよ、と説明した後、
フィービー: It's a taxi that people take when they need to relax. (人がリラックスする必要がある時に乗るタクシーなの。)
レイチェル: (interrupting) It's a Relaxi-Taxi! ([フィービーが言おうとするのをさえぎって] リラクシー・タクシーよ!)
フィービー: The name was my favorite part! (その名前が私のお気に入りの部分だったのに!)
レイチェル: What, what, I came up with it. (何、何よ? その名前は私が思いついた[考え出した]のよ。)
フィービー: You did not! Oh! No! You came up with Relaxi-Cab! That's not good. (あなたが思いついたんじゃないわ! あぁ、もう! あなたが考えたのは、リラクシー・キャブよ! そんな名前、良くないわ。)
レイチェル: Well, I.... (えぇ、私は…)
(The phone rings and Monica answers it.)
電話が鳴り、モニカがそれに出る。
モニカ: Hello. (もしもし。)
ロス: (on phone) Hey. ([電話で] やあ。)
モニカ: Oh, my God! Ross, are you in England? Was Emily surprised? (まあ! ロス、あなたはイギリスにいるの? エミリーはびっくりした?)
[Cut to Ross in one of those British phone booths.]
イギリスの公衆電話ボックスにいるロスに画面がカットする。
ロス: No, because she hasn't come home yet. And she hasn't been home all night. She's obviously staying with that other guy. I'm the stupid moron who spent the whole night outside her apartment. (いいや。だって彼女はまだ家に帰ってきていないんだ。それに彼女は一晩中家に戻ってないんだよ。彼女は明らかに、その別の男のところにいるんだよ。僕は彼女のアパートの外で一晩を過ごした愚かなバカ者さ。)
モニカ: All right. When is, when is the next flight out? (わかったわ。いつ、次のフライトはいつ出るの?)
ロス: About four hours. (4時間(後)くらいだな。)
モニカ: Okay, just stay there a couple more hours and if she doesn't show up by then, then just come on home. (わかった。そこにあと2、3時間いて、もしその時までに彼女が現れなかったら、その時は家に帰って来なさいね。)
フィービー: Hey, tell him about Relaxi-Taxi. And-and ask him if he thinks that's better than Relaxi-Cab. (ねぇ、ロスに、リラクシー・タクシーのことを話して。それから彼に、リラクシー・タクシーは、リラクシー・キャブよりも良いと思うかどうかを尋ねて。)
レイチェル: Okay, it's not Relaxi-Cab. It's Relaxicab. Like taxicab. (いいわ、ねぇ、リラクシー・キャブじゃないのよ。リ・ラクシーキャブなの。タクシーキャブみたいに。)
フィービー: Oh, that is better. (ああ、その方が良いわね。)

車にテーブルを取り付けてマッサージの仕事をするというフィービー。
その名もなんと…と説明しようとした時に、レイチェルが先に Relaxi-Taxi という名前を言ってしまいます。
The name was my favorite part! 「その名前が私のお気に入りの部分だった(のに)」というのは、その名前を皆に披露するのを楽しみにしていたのに、どうしてあなたが先に言っちゃったのよ!という感じです。
みんなが「わあ!それステキ!」と言ってくれるおいしいところを、レイチェルが持って行ってしまった、ということですね。
Relaxi-Taxi は、「マッサージでリラックスできるタクシー」という意味で、laxi と taxi が韻を踏んでいます。

come up with は「(アイデアなどを)思いつく、考え出す」。
だってその名前を考えたのは私なんだから、私が言っても構わないでしょ、というのがレイチェルの言い分。
それを聞いてフィービーは、You did not! 「あなたがその名前を考えたんじゃない!」と叫んでいます。
レイチェルが考えたのは、Relaxi-Cab で、Relaxi-Taxi は私が考えたのよ、私が考えた Relaxi-Taxi は -axi の部分が韻を踏んでいて良いネーミングだけど、あなたが思いついた Relaxi-Cab は韻も踏んでないし、ダメダメじゃん、と言いたいようです。

何か言おうとするレイチェルですが、その時電話が鳴ります。
ロスは実際にイギリスに行って、イギリスの公衆電話から電話してきたことが画面からわかります。
エミリーを驚かそうとイギリスまで行ったロスでしたが、エミリーは一晩中アパートに帰って来ませんでした。
どう見ても、明らかに、そのもう一人の男コリンのところに泊まってるに違いないよ、とロスは言っています。
アパートの外で一晩を過ごした、僕は大バカ者だよ、とも言っていますね。
そんな悲惨な話をしているのに、フィービーはまだ、名前の話の続きを言っています。
ロスにその名前の話をしてやって。リラクシー・キャブよりも、リラクシー・タクシーの方が良いと思うかどうか聞いてみて、と言っています。

Relaxi-Cab という名前はダメだわ、と言われたレイチェルは、そのネーミングの意味を説明します。
フィービーは、リクシー・キャーブ と2つにアクセントを置いて発音しているけれど、正しくは、リクシーキャブ よ、という感じ。
ラクシーの la の音にアクセントが来て、「ラクシーキャブ」と一気に言う感じです。
フィービーは、ラクシーとキャブじゃあ、韻を踏んでないとか言うけど、韻を踏ませるネーミングじゃなくて、taxicab に re- を付け、t を l に変えることで、taxicab を relaxicab にした名前なのよ、という説明になります。

DVD字幕では、
It's not Relaxi-Cab. It's Relaxi-Cab. Like Taxi-Cab. と表記されていたのですが、これだと、2つの発音の違いがわかりにくいですね。
ネットスクリプトでは、
Okay, it's not Relaxi Cab. It's Relaxicab, like taxicab.
となっていて、このハイフンの入らない、Relaxicab, taxicab の方が、キャブにはアクセントを置かず、「クシーキャブ」のように「リクシーキャブ」と一気に発音したレイチェルの言い方をよく表しているように思います。
ですから、上に書いた英語セリフは、ネットスクリプトの方を参考にしてみました。

taxicab 「タクシーキャブ」は taxi のことですね。フレンズの映像でもよく映っているアメリカのタクシーは、Yellow Cab 「イエローキャブ」と言いますね。

フィービーはちっとも韻を踏んでない名前、とバカにしていたのですが、taxicab に re- をつけて、relax と taxicab をかけた名前が Relaxicab なのだ、とわかって、「そっちの方が、(自分が考えた) Relaxi-Taxi よりもいいわ」とあっさり負けを認めているのが面白いですね。


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posted by Rach at 07:31| Comment(0) | フレンズ シーズン4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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