2010年04月01日

そう来るとは思わなかった フレンズ4-19その2

モニカとレイチェルが、ジョーイとチャンドラーの部屋に入ってきて、
モニカ: Hey, guys, what-what should I wear to a Knicks game? (ねえ、ニックスの試合に何を着ていくべきかしら?)
チャンドラー: Uhh, a T-shirt that says, "I Don't Belong Here"? (「私はここにふさわしくない」って書いてるTシャツは?)
ジョーイ: You have Knicks tickets? (君たちはニックスのチケットを持ってるの?)
レイチェル: Yeah, my mom got my dad's season tickets in the divorce, so she just gave them to me. (ええ。離婚の時にママがパパのシーズンチケットをゲットしたのよ。それでママがそのチケットを私にくれたの。)
モニカ: Yeah, apparently, they're pretty good seats. (そうよ。どうやら、かなり良い席みたいだけど。)
レイチェル: Yeah. (そうね。)
ジョーイ: (examining the tickets) Oh, my God! Those are almost right on the floor! ([チケットをよく見ながら] なんてこった! フロアのすぐ傍じゃん!)
レイチェル: Do you guys want these? (あなたたち、このチケット欲しい?)
ジョーイ: Yeah! (ああ!)
チャンドラー: Yeah, we do! (ああ、欲しいよ!)
レイチェル: Ohh, well, you got 'em. (ああ、そうね、あげるわ。)
ジョーイ&チャンドラー: All right! (よし!)
レイチェル: Just give us our apartment back. (ただ私たちの部屋を返してくれたらね。)
フィービー: Boy! I didn't see that coming. (まあ! そう来るとは思わなかったわ。)

普段はあまりスポーツに興味のなさそうな女性陣(モニカとレイチェル)が、バスケのニックスの試合に何を着て行ったらいい?と尋ねてくるので、チャンドラーは、"I Don't Belong Here" と書いたTシャツを着て行ったらいいんじゃない?と答えています。
a T-shirt that says の say は「(印刷物や掲示などに)…と書いてある」という意味ですね。
belong は、belong to の形では、「(…に)属する」という意味。
また、belong in などの形では、「(人・ものが)(ある・いるべきところに)ある・いる、ふさわしい」という意味になります。
belong here を直訳すると、「ここにいるのがふさわしい」ということなので、それを否定した don't belong here は「ここにいるのはふさわしくない、場違いである」という意味になります。
ですから、I don't belong here. は「私はここでは場違いだ、ここは私の来るところじゃない」というような感覚ですね。

フレンズ1-10その5 にも、"You belong in Minsk." 「あなたはミンスクにいるべき人よ」というセリフが出てきましたし、その時に、映画「インデペンデンス・デイ」の大統領(ビル・プルマン)のセリフ、"I belong in the air." 「空が俺の居場所なんだ」というセリフもご紹介しました。
そういう「”いるべきところに”いる」という感覚が belong なのですね。

スポーツに興味のない女性陣はニックスの試合を観戦してもただ場違いなだけだよ、と言いたくて、「場違い」だと書いたシャツを着れば?と言ったのですね。

離婚の時にママがパパからゲットしたシーズンチケットを見せるレイチェル。
Those are almost right on the floor! を直訳すると、「その席は、ほとんどまさにフロアの上!」みたいな感じでしょうから、バスケットコートのすぐ傍の席、コートサイドの席ということですね。

ニックスの、それもとても良い席のチケットを見せて、「欲しいならあげるわよ」と申し出るレイチェルたち。
喜んだ男性陣に対して、キツい調子で、Just give us our apartment back. と言うレイチェルに笑ってしまいます。
このチケットが欲しいなら、文句を言わずに(元々は女性陣の部屋だった)この部屋を私たちに返しなさい、ということです。
喜んでいたジョーイとチャンドラーが、それを聞いてひるむのも面白いですし、観客からも「よくぞ言った、レイチェル!」のような拍手と歓声が上がっています。

フィービーの、I didn't see that coming. を直訳すると、「それが来ることがわからなかった」という感じでしょうか。
まさに日本語の「そう来るとは思わなかった」「そう来たか」と同じ感覚です。
男子なら欲しくてたまらないチケットを見せびらかしに来たのはそういうことだったのね、そういう展開になるわけか、と面白がっている感じですね。


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posted by Rach at 08:25| Comment(0) | フレンズ シーズン4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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