シーズン4 第20話
The One with All the Wedding Dresses (マイ・ウェディング・ドレス)
原題は「ウェディングドレスばかりの話」
[Scene: Central Perk, Chandler is getting another cup of coffee.]
セントラルパーク。チャンドラーはコーヒーをもう1杯もらおうとしている。
チャンドラー: Gunther, could I get another cup of coffee, please? (Gunther starts to pour him another cup.) So uh, what do you do when you're not working here? (ガンター、もう1杯コーヒーをもらえるかな?[コーヒーのおかわり、もらえるかな?] [ガンターはチャンドラーにおかわりを注ぎ始める] それで、あの、君はここで働いてない時、(いつも普段は)何をしてるの?)
ガンター: You don't need to fill these silences. (こういう沈黙を埋める必要はないよ。)
チャンドラー: Oh, okay, thanks. (He goes back to the couch and rejoins Monica, Joey, and Phoebe.) (ああ、わかった、ありがと。 [チャンドラーはカウチに戻り、モニカ、ジョーイ、フィービーに加わる])
モニカ: Chandler, that's, like, your fourth cup of coffee. (チャンドラー、それって、ほら、(もう)4杯目よ。)
チャンドラー: Well, I'm drinking lots of cups of coffee because I'm exhausted! Because Joey started snoring. (そうだな、俺はとっても疲れてるから、コーヒーをたくさん飲んでるんだよ。だって、ジョーイがいびきをかき始めたから。)
モニカ: He's in a different room. He's really that loud? (ジョーイは別の部屋のいるんでしょ。ジョーイ(のいびき)はほんとにそんなにうるさいの?)
ジョーイ: (proudly) Oh, you should hear me. ([誇らしげに] あぁ、モニカも聞くべきだよ。)
チャンドラー: It's not something to be proud of, okay? You have to go to a sleep clinic. (自慢するようなことじゃないよ、いいか? 睡眠クリニックに行くべきだ。)
チャンドラーは、カウンターにカップを持って行って、ガンターにコーヒーのおかわりを頼んでいます。
Could I get another cup of coffee, please? のように、could と please を使って、丁寧に頼んでいますね。
What do you do when you're not working here? の What do you do? の部分は、習慣などを表す現在形ですね。
いつもこのコーヒーハウスで会ってるけど、ここで働いている時以外のガンターを知らないから、ここで働いてない時は、普段いつも何してるの?という感じの質問になります。
ガンターの日常生活が謎なので、それを尋ねているのですね。
それに対するガンターの返事が面白いです。
You don't need to fill these silences. は直訳の通り、「君は(今の)こういう沈黙を埋める必要はない」で、おかわりを入れるのを待っている間、沈黙しているのが気まずいので、何か無理に話題を見つけようとしているみたいだけど、無理にしゃべろうとしなくてもいいよ、黙って待っててくれたらいいよ、という感じです。
silence は「沈黙、無言」という意味では不可算名詞として使われますが、今回のように具体的な「沈黙の時間」を指す場合は、可算名詞扱いになるのですね。
these silences のような複数形になっているのが面白いなと思いました。
チャンドラーは何杯もコーヒーをおかわりしている様子。
ジョーイがいびきをかいてうるさくて眠れないと言っています。
He's really that loud? の that loud は「それほど、そんなにうるさい」。
「それほど」とは「どれほど」かと言うと、別の部屋で寝てるのに、それでも眠れないほどいびきがうるさいの?という感覚ですね。
It's not something to be proud of. は、「自慢すべきことじゃない」。
be proud of something 「何かを自慢する」の something が前に出た形です。
英語の構造に慣れていない間は、something を前に出した時に proud of の of を最後に残すのを忘れてしまいがちですが、be proud of すべき何か、ですから、最後の of をつけるのを忘れないようにしましょう。
単語を移動させた後も、元の前置詞などがきちんと残っているのは、数学の方程式の変形に似た感覚があるような気もします。
(Rach からのお願い)
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2010年04月12日
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