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Twitter 上で、PHP研究所『THE21』9月号「英語勉強法特集」のレビュアーを募集されていました。
「THE21」の Twitter はこちら。
PHP研究所「THE21」編集部 (the21ed) on Twitter
そのレビュアーに応募したところ、早速、見本誌を送っていただきました。ありがとうございます!
今日はその「英語勉強法特集」についてレビューを書かせていただきます。
「THE21」9月号の目次データはこちら。
THE21 雑誌 PHP研究所
表紙には、大きな文字で、
海外経験ゼロでも英語ができる人はどのように勉強したのか?
と書かれています。
その「海外経験ゼロでも」という部分がやはり、多くの日本人英語学習者の興味をひきつけるんだろうなぁ、と思いながら読みました。
私も「海外経験なしでも、英検1級、TOEIC満点(990点)取れました」というのをブログのキャッチフレーズとして使っているので、同じ状況で英語を身につけた方の方法には、非常に興味があります。
その「国内だけで英語をモノにした人」の勉強法、としては、p.27 に登場されている、有子山博美さんの「海外ドラマ&映画のDVDで学習派」に大いに共感を覚えました。
「英語字幕を活用して「生の英語」を習得」と紹介されている部分も、私がこれまでやってきて、今もこのブログ上で行っている Rach流DVD英語学習法と同じスタンスだからですね。
今回のレビューでは、私の方法と一番近い有子山さんの勉強法を中心に書かせていただきますが、他の方の勉強法もそれぞれ説得力のあるものばかりです。
そこは実際に「THE21」を手に取って読んでいただければ、と思っています。
有子山さんは、留学しないで、英語の超★達人!―国内でネイティブ並みの英語力を身につける方法 という本を出版されています。
私と同じように「海外経験なし」で英語を身に付けた方として、ずっとその存在が気になっていました。
私も Twitter を始めるようになって、有子山さんとお話させていただけるようになったことは、Twitter を始めて良かったな、と思えた理由の一つです。
有子山さんの Twitter はこちら。
有子山博美(ROMY) (romyscafe) on Twitter
今回の「THE21」のレビューの件も、有子山さんの Twitter で、「THE21 のレビュアー募集」の tweet を RT されていたのを見て知ったわけですから、今、この記事を書いているのも、有子山さんと知り合えたから、なのですね。
「TOEICの問題がゆっくり聴こえるように」ということも書いてありますが、それは本当にそうだと思います。
「生の英語」であるドラマや映画の方が、リスニングはずっとずっと難しいです。
私が TOEIC のリスニングで満点を取れたのも、それよりも聞き取りが難しいドラマの英語で聞き取る訓練をしていたからなのは間違いありません。
日本人が英語ができるようになりたい、と思う理由として、「映画やドラマを字幕なしで理解し、楽しめるようになりたい」を挙げる人も多いですよね。
ですから、実際に映画やドラマなどの生きた教材を使って学ぼうとしている人も多いはずです。
でも結局、全然わからない、難しい…と思ってやめてしまう方も多いですよね。
拙ブログの過去記事、普通に映画を見ているだけでは… (私が著書で訴えたかったこと その1) で書いたことがあるのですが、その作品をエンターテインメントとして、英語音声にして(悪く言えば)ただぼーっと見ているだけでは、そこから多くのことを学ぶことはできません。
大切なのは映画やドラマで触れた「生きた英語、生の英語」を、自分で辞書を調べるなりして、自分の中できっちり確認する、という作業を行うことです。
有子山さんもその記事の中で以下のように書かれています。
「英語字幕で観ながら、知らない単語やフレーズが出てきたら一時停止をしてメモし、辞書で意味を必ず確認します。そのままにしておくと、永遠にわからないままなので」
私のRach流DVD学習法も、「英語字幕を一時停止して意味を確認する」という部分は全く同じです。
私は専業主婦になってから、32歳で英語のやり直し学習を始めて、もうかれこれ10年弱、DVD学習法を続けているわけですが、その時からずっと「英語字幕を確認する」という作業は必ず行っています。
おそらく、DVDを使って英語を身に付けてこられた方は、多かれ少なかれ同じ作業を行っているはずです。
そういう確認作業なしに、ただ流れている音声を繰り返し聞いているだけでは、本当の深いニュアンスは理解できないし、ましてやそれを自分で使えるようには到底なりません。
音声を文字の形できちんと確認し、自分の中で消化し吸収していくことで、「海外で毎日生活している人と同じ」と言っても過言ではないくらいの多くのことが学べる、と今の私は思っています。
海外で生活していれば、もちろん日本にいるよりもずっと多くの英語を浴びることになります。
ですが、ただ「大量の英語を浴びる」だけではだめで、その英語を自分が使える言語として理解する作業が必ず必要になってくるわけですね。
例え毎日英語で生活していても、その英語を深く理解しようという意識を持たずにいれば、「何となくわかるレベル」にとどまってしまう気がします。
日本にいながらでも、その生きたセリフの意味を「言葉」としてより深く理解しようとすることで、浴びる量の少なさを十分カバーできるようになると思うのです。
昔の私は、自分に海外経験がないことで、海外経験の豊富な方に対して「とてもかなわない」と感じることもありました。
が、今ではそういう気持ちはほとんど感じなくなりました。
日本にいながらでも、日本語のドラマと同じような感覚で英語のセリフを楽しみ、英語のジョークに笑えるようになったからですね。
私がブログの宣伝文句に使っている、「英検1級、TOEIC満点」という肩書きは、これはあくまでも資格であって、それが私の英語力の全てを示しているわけではありません。
海外経験のない私が、アメリカのドラマのセリフを解説するというブログをもう5年間も続けてこられたのは、そういう「資格としての英語力」ではなく、「DVDで学ぶことで、私は英語がここまで理解できるようになった、英語のジョークに笑えるようになった」という「自分の中での実感」があったからです。
そういう自分の中にある自信は、何よりも自分を勇気付けてくれます。
これからもこのやり方でずっと英語に触れていけば、もっともっと英語力が伸びるはずだ、という希望を与えてくれるのです。
英語学習法には、人それぞれに合ったやり方、というのがあります。
ですから私は人に自分のやり方を押し付けるつもりはありません。
また、それぞれが求める英語力というのも異なるので、それに合わせた学習法を選ぶことも必要です。
まずは自分がどういう英語力をつけたいのか?をしっかり見極めることが大切ですね。
TOEIC で高得点を目指すことと、映画やドラマの英語を理解することとは、ベクトルがかなり異なります。
いろいろな目標がある中で、「映画やドラマの英語を理解できるようになりたい」というベクトルで英語を学ぼうとしている人は、やはり実際にDVDなどを使ってセリフから学ぶのが、一番スタンダードで、かつ一番の近道であるはずです。
私はビジネスパーソンではないので、英語を学ぶ必要性というのは「全く」と言っていいほどありません。
私はただ、「海外ドラマの英語を楽しみ、理解できるようになりたい」と思って、英語のやり直し学習を始めただけです。
と同時に、TOEIC で高得点を取ることも目標にしましたが、それは、英語学習において何らかの目に見える形での「ものさし」があった方が励みになるかな、と思ったからですね。
海外ドラマの英語を理解する、というのは、なかなかはっきりした形で結果が出るものではありませんから、その結果を数字として表してくれる TOEIC を一つの指標として使っていた、ということです。
私の場合はその両方を同時に行うことで、どちらかの結果に失望することなく、うまい具合にバランスを取りながら、ここまで英語学習が続けてこられたのだと思っています。
今回の特集の p.59 に「楽しみながら英語力が身につく教材」として、「超字幕」がオススメされています。
超字幕については、私も、「超字幕」先行体験記 というレビューを書かせていただきました。
超字幕ではいろんな作品が取り上げられているのですが、その数あるタイトルの中で、p.59 の写真で使われているのが「フレンズ」なんですねぇ〜。
こういうブログを書いている人間として、何だかとても嬉しかったです。
また、今回の9月号には、カリスマ英語講師の竹岡広信先生、安河内哲也先生の「分野別速習法」も載っています。
拙ブログでも、竹岡先生については、
ドラゴン桜のモデル、竹岡広信先生
安河内先生については、
安河内哲也先生の「できる人の勉強法」
という記事を書かせていただいたことがあります。
そういうカリスマ講師の先生方のアドバイスはやはり参考になりますよね。
これは直接、じっくり読んでいただければと思います。
今回の特集の p.11 に、
本特集に登場された方はみな、「英語がなければ、今日の自分はない」と口を揃えていた。
という言葉が書かれています。
今回の特集では、各界で活躍されている著名人の方々のインタビューも載っていますが、出版社から直接、見本誌を送っていただく形でそういう本のレビューを書くことができるようになった自分、ブロガーRach に対して、「英語がなければ、今日の自分はない」と私もはっきり言うことができます。
私の世界を大きく広げてくれた「英語」に対して私は心より感謝しています。
そしてこれからも英語を学び続けていきたいし、英語を「楽しく」学べる人がもっともっと増えて欲しいと思っています。
自分の学習法に不安を持っている人は、広く素直にいろんな方の意見を聞いて、その中から自分に合ったものを選んでいかれるといいですね。
いろんな人の意見から「いいとこどり」をするのもアリでしょう。
私はまさに「ええとこどり」するタイプですが、学習においてはそういう柔軟性も必要ですね。
英語学習についていろいろな不安を感じている方も多いと思いますが、今回のこの特集を読んだ多くの方が、「自分にあった英語勉強法」を見つけられますように…と心から願っています。
以上、自分の経験や過去記事と絡めて(絡めすぎ…?笑)、「THE21」の英語勉強法特集についてのレビューを書かせていただきました。
特集に登場された皆様、そして「THE21」の関係者の皆様、本当にありがとうございました。
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2010年08月10日
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