2010年10月01日

4年間これしか聞いてない フレンズ5-7その3

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[Scene: Chandler and Joey's, Chandler is entering. As he closes the door, Joey pokes his head up from a box enclosure built using the 2 chairs.]
チャンドラーとジョーイの部屋、チャンドラーが入ってくる。チャンドラーがドアを閉めた時、ジョーイは、2つの椅子を使って建てた箱の囲いから頭を突き出す。
ジョーイ: Hey. ([ちょっと恥ずかしそうに] やあ。)
チャンドラー: What are you doing? (お前、何やってんだよ。)
ジョーイ: Nothing. (別に。)
チャンドラー: You built a fort, didn't ya? (お前、砦(とりで)を建てたんだろ?)
ジョーイ: (smiles) Kinda. ([微笑んで] まあね。)
チャンドラー: (notices something) Oh, my God! The air purifier. Ross's air purifier. All I heard for four years through college was (makes a humming noise.) ([あるものに気付いて] なんてこった! 空気清浄機だ。ロスの空気清浄機だ。[清浄機をコンコンと叩いて] 大学の間、4年間ずっと俺が聞いてたのはこれだけだった。 [ンンン[ブーン]という音を出す])
ジョーイ: Dude, you should've gone out once in a while. (なあ、お前もたまには外に出るべきだったんだよ。)
チャンドラー: I hate this thing! (俺はこいつ[この機械]が大嫌いなんだ!)
ジョーイ: Come on, Chandler. Ross is our friend. He needs us right now. So why don't you be a grownup and come watch some TV in the fort? (おいおい、チャンドラー。ロスは俺たちの友達だぞ。ロスは今、俺たちを必要としてるんだ。だから、大人になってさ、こっちに来て砦の中でテレビを見ないか?)

チャンドラーが部屋に入ってきたら、箱の山からジョーがひょいと顔を出すのに笑ってしまいます。
ト書きの enclosure は「(柵・塀などの)囲い、囲い地」という意味です。
動詞 enclose は「(場所)を囲む、取り囲む」ですね。
世界史では、イギリスで行われた、「公有地・共有地を囲い込んで私有地にするという排他的土地利用」のことを「囲い込み(エンクロージャー)」という用語で習ったりもします。
そういう「(イギリスでの)囲い込み」や「囲いをすること」という意味では、不可算名詞になりますが、「(柵などの)囲い、(塀で囲まれた)囲い地」を指す場合は、可算名詞になります。
今回の場合も、ロスの引っ越しの荷物が入った箱を使って柵をこしらえているので、a box enclosure 「箱でできた・箱で囲まれた囲い」のように、可算名詞扱いになっているのですね。

何やってんだよ?と尋ねられて、Nothing. と答えるジョーイですが、fort を建てたんだろ?と言われ、Kinda. と答えています。
fort は「砦(とりで)、城砦(じょうさい)」。fortress だと「(大規模な)要塞、要塞地、要塞都市」という意味になります。
最初は、Nothing. 「何でもない、大したことない、別に」と答えていたのに、ズバリ当てられてしまって、Kinda. 「まあね、そんな感じだよ」と答えるところは、いかにも「生きた英語」という感じがします。

チャンドラーは部屋に置いてある、あるものに気付いて驚きの声を上げています。
purifier は「清浄機、清浄装置」。
形容詞 pure 「清潔な、きれいな」に、「…にする、…化する」という接尾辞 -ify (-fy) がついたものが、動詞 purify 「…を浄化する」で、それに「…するもの」という接尾辞 -er がついたのが、purifier ですね。

All I heard for four years through college was... を直訳すると、「大学を通じて4年間、俺が聞いた全てが…だったんだ」みたいな感じになります。
大学の4年間、こればっかり聞いてた、こればっかり聞かされてた、という感覚ですね。
その聞いていた内容については、言葉では説明せず、音の真似をしています。
口をすり鉢みたいに動かしながら、ンンンンー[ムムムムー]、と振動音の真似をするチャンドラーに笑えます。
ト書きの humming は、いわゆる「ハミングする、ハミングで歌う、鼻歌を歌う」の hum ですが、そういう歌だけではなく、機械やハチのブーンという音も hum という動詞で表現します。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
hum [verb] :
1. to sing a tune by making a continuous sound with your lips closed
2. to make a low continuous sound
例) Sewing machines hummed on the factory floor.

つまり、1. は、「唇を閉じた状態で、連続した(途切れない)音を出して曲を歌うこと」。
2. は、「低い連続した音を出すこと」。
例文は、「ミシンは工場で、低い音を立てていた。」

「唇を閉じた状態で」というのがこの音のポイントですね。
m という音の発音はそのように唇を閉じて行いますので、文字で書くと、Mmmmm... みたいな音が、hum の音になる感じです。

4年間、この音ばっかり聞かされたんだ、とボヤくチャンドラーに、you should've gone out once in a while. と返すジョーイも楽しいです。
これは、「should have+過去分詞」の形で、「…すべきだった(のに実際は…しなかった)」というニュアンスになりますね。
4年間ずっとそれを聞いてた、って言うけど、それを聞くのがいやなら、たまには部屋から出りゃ良かったのに、みたいな意味になります。
4年間、この音しか聞いてない、みたいに大袈裟に言うので、それに合わせて、4年間部屋にこもりっぱなしのお前もいけないんだよ、みたいに言ってみせているのでしょう。

この空気清浄機が大嫌いなんだ!というチャンドラーに、ロスは俺たちの友達じゃないか…と説得するジョーイ。
その後、「大人になって、こっち来て、砦の中でテレビを見ないか?」と誘っているジョーイにも笑えます。
たかが空気清浄機の音くらいでそんなに怒らずに、もっと大人としてロスの気持ちを汲んでやれよ、みたいに言いながら、この砦の中でテレビを見ることを誘っている…それは、「秘密基地」が大好きな「子供、ガキ」っぽい行為ですよね。
大人になれよ、と言っているジョーイの提案が、まさに子供チックなことなので、「大人になるべきはどっちだよ」とつっこみたくなるジョークになっている、ということです。


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posted by Rach at 07:06| Comment(0) | フレンズ シーズン5 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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