2010年12月01日

私はゴシップ好きじゃない フレンズ5-11その3

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嬉しそうに友人のうわさ話をしているレイチェルに、
モニカ: Hey Rach, maybe your resolution should be to umm, gossip less. (ねぇ、レイチェル。多分、あなたの(新年の)決意は、その…うわさ話をするのを減らすことね。)
レイチェル: What? I don't gossip! (何ですって? 私はうわさ話はしないわ!)
(They all laugh.)
全員が笑う。
レイチェル: What, maybe sometimes I find out things. Or I hear something and I pass that information on. Y'know, kinda like a public service. It doesn't mean I'm a gossip. I mean, would you call Ted Koppel a gossip? (何よ、多分、私は時々、何かを見つけてしまうのよ。もしくは、私が何かを聞いてその情報を人に伝えるとか。ほら、公共サービスみたいなものよ。それで、私がゴシップ好(ず)き、ってことにはならないわ。ほら、テッド・コッペルをゴシップ好きって言うつもり?)
モニカ: Well, if Ted Koppel talked about his coworkers' botched boob jobs, I would. (そうねぇ、もし、テッド・コッペルが自分の同僚の失敗した胸の整形について話したら、私はそう[彼をゴシップ好きだって]言うわね。)
レイチェル: What? They were like this! (何ですって? その胸はこんな感じだったのよ!)
(She puts her hands over her breasts and indicates that the coworkers boob job resulted in one pointing up and one pointing down with her hands by pointing up with one hand and down with the other.)
レイチェルは自分の胸の上に手を出して、その同僚の胸の整形が、片方は上を向き、もう片方は下を向いたという結果になったことを、自分の手の片方を上に向け、もう片方を下に向けることで示す。)

ゴシップ好きのレイチェルは、モニカに「新年の決意は gossip less にすべきね」と言われてしまいます。
「ゴシップ」はすっかり日本語になっていますが、「うわさ話」のことですね。
ここでの gossip は動詞の「うわさ話をする」という意味で使われています。
less は動詞 gossip を修飾している副詞で、「より少なく」。
your resolution should be not to gossip なら、「”うわさ話をしないこと”を新年の決意にすべきだ」という意味になりますが、ここでは、should be to gossip less ですから、「うわさ話をする頻度を少なくする、(今より)うわさ話をするのを減らす」ということになります。
モニカは、ゴシップ好きのレイチェルのことだから、それを完全になくすのは難しいだろう、とでも思ったのでしょうか?(笑)

その発言に対して、驚いたように I don't gossip! と返すレイチェル。
これは習慣を表す現在形で、「私はうわさ話なんかしない、うわさ話をするような人間じゃない」という感覚。
それを聞いたみんなが笑うので、レイチェルは、自分が話しているのはゴシップなんかじゃない、ということを説明しようとしています。

pass on は「(情報などを)(人に)伝える」。
伝える相手を示したい場合は、pass that information on to someone のように、前置詞 to を使います。
It doesn't mean I'm a gossip. の a gossip は名詞。
名詞としてはもちろん、「うわさ話、ゴシップ」という意味もありますが、ここでは「うわさ好きな人、人のうわさをふれ回る人、おしゃべり」という「人」を指しています。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
gossip : [countable] (disapproving) someone who likes talking about other people's private lives
つまり、「他人の私生活について話すのが好きな人」。
disapproving とありますので、その人に対して「非難する」ニュアンスで使われる言葉、つまり悪口として使われる言葉になります。
a gossip だと思われることは不名誉なことなので、レイチェルは自分が a gossip であることを必死に否定しているわけですね。
私は公共サービスみたいに人に情報を伝えているだけよ、そういうことをしてるからって私がうわさ好きな女、とは言えないわ、と反論していることになります。

レイチェルが名前を出した、Ted Koppel について。
情報を伝えるのは公共サービスみたいなもので…という説明の後に出てきた流れから、その人物が人に情報を伝える仕事をしている人であろうことは想像できますね。
調べてみたらやはりそうで、アメリカの「ナイトライン」(Nightline)という報道番組のアンカーとして有名な方でした。
Wikipedia 英語版: Ted Koppel
そのウィキペディアの References in pop culture には、多くの作品で彼の名前が言及されていることが書かれていますが、残念ながら今回のフレンズのことは書いてありませんね。

日本語版ウィキペディアには、テッド・コッペルさん個人の項目(ページ)はありませんが、彼がアンカーをしていた番組「ナイトライン」についてのページは存在します。
Wikipedia 日本語版: ナイトライン
ニュースのアンカーみたいに、いろいろな情報をテレビを通してみんなに伝える人のことをゴシップ好きって言ったりする? 私がやってるのも、あの人たちと同じようなことよ、みんなに情報を提供してあげてるのよ、と自分の行為を正当化しているのですね。

botched boob jobs について。
botch は、名詞では「ぶざまな・下手な仕事、へま」、動詞では「…を下手にやる、しくじる」。
LAAD では、
botch [verb] [transitive] (informal) : also botch up to do something badly, because you have been careless or because you do not have the skill to do it well
つまり、「不注意だったため、または上手にやるスキルを持っていないために、下手に何かをすること[何かをするのが下手なこと]」。
boob job は「豊胸手術」。
ですから、coworkers' botched boob jobs は、「同僚の失敗した豊胸手術」。

if Ted Koppel talked about... I would のように「仮定法過去」が使われているのは、アンカーである彼が自分の同僚の整形手術の失敗を言ったりすることはあり得ないからですね。
もし、あのテッド・コッペルが同僚の手術の失敗について番組で語ったりしたら、私は彼をゴシップ好きだって言うでしょうね(I would call him a gossip)と言っていることになります。

そのモニカのセリフから、レイチェルが以前に、自分の同僚の手術の失敗をゴシップとしていろんな人に言い回っていたことがわかります。
レイチェルの、They were like this! について。
中1で出てくるような簡単な単語ばかりの文章ですが、あまりに抽象的過ぎて却ってわかりにくいタイプのセリフですね。
このセリフの意味は、ネットスクリプトのト書きに書いてある通りのようですね。
ト書きにあるように、レイチェルは自分の胸の前に手を置いて、左右の指をそれぞれ斜め上、斜め下に向かって伸ばしています。
その仕草で、手術の結果、彼女の胸はこんな風になっちゃったのよ、と描写して見せているのですね。
つまり、they という複数形は、her boobs 「彼女の胸・おっぱい」を指していることになります。
like this 「こんな感じ」と言いながら、どんな感じかを手で示しているわけで、レイチェルにしてみれば、「だって、手術後にこんな風になってたんだもの、ゴシップ好きじゃなくても誰かに言わずにはいられないわ」というところなのでしょう。


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posted by Rach at 12:12| Comment(2) | フレンズ シーズン5 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
rachさんこんばんは。お久しぶりです。
何日かDVD見れずにいたら、遅れてしまっていて、ようやくここまで追い付きました。チャンドラーの突っ込みは字幕無いとなかなか掴めません。前回のDo you want us to leave the room, or...? は私は単純に、チャンドラーが、ルームシェアしている自分たちに部屋を出ていってほしいの?って言ってるだけかと思ってました。それじゃセリフとしては面白くないですよね。また勉強になりました。

あと、ここでのモニカのセリフはgossiplessというone wordの名詞(形容詞)かと思ってました。そのほうが意味がすっきりするかと。だけどそういう言葉は辞書には載ってないですね。scriptもgossip lessでしたね。
直接関係ないですが、-lessと-freeというのは使い方とニュアンスに差があるのでしょうね。
Posted by koroyakun at 2010年12月03日 21:33
koroyakunさんへ
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
leave the room のセリフについては、「みんな出て行く」→「ロスは部屋で一人になる」という連想から、チャンドラーが make oneself happy をエッチな意味に捉えたジョークを言った、と考えられると思います。フレンズ1-17 で、マルセルのことを語った時の、when nobody's watching と同じニュアンスですね。

gossip less に関しては、DVD英語字幕も、
Maybe your resolution should be to gossip less.
となっていました。
これがもし、careless のような形容詞であれば、
should be to be gossipless
のように、be動詞が必要になってきますね。
モニカが gossip を動詞として使っているので、レイチェルも、I don't gossip. のように動詞で返している、ということだと思います。

また、-less と -free のニュアンスの差のお話、興味深いですね。
いろいろ調べてみたら面白かったので、今日、記事として投稿しました。

-lessと-freeの違い フレンズ5-11その6
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388471705.html

興味深い話題を提供していただいて、ありがとうございました。
Posted by Rach at 2010年12月08日 13:15
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