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チャンドラーに「うちに来ない?」と電話で誘われ、その誘いに乗ることにしたフィービー。
フィービーは、チャンドラーに迫ることで、チャンドラーにモニカと付き合っていることを認めさせようとしています。
チャンドラーは、フィービーとエッチしたがっているように見せることで、フィービーがチャンドラーを騙そうとしていたことを認めさせようとしています。
どちらも折れず、チャンドラーとフィービーは、ついにキスをするのですが…。
これ以上嘘をつけなくなったチャンドラーは、キスしていたフィービーを押しのけます。
チャンドラー: Okay! Okay! Okay! You win! You win!! I can't have sex with ya! (わかった! わかった! わかった! 君の勝ちだ! 君の勝ちだよ! 僕は君とはエッチできない!)
フィービー: And why not? (それで、どうしてできないの?)
チャンドラー: Because I'm in love with Monica! (なぜなら、俺はモニカを愛しているからだ!)
フィービー: You're, you're what? (あなたは、あなたは、何ですって?)
(Monica comes out of the bathroom like a bolt, and Rachel and Joey both enter.)
モニカはバスルームから突然出てくる。そして、レイチェルとジョーイも部屋に入ってくる。
チャンドラー: Love her! That's right. I love her! I love her! (They walk together and hug.) I love you, Monica. (彼女を愛してる! そうさ。俺は彼女を愛してるんだ! 彼女を愛してるんだ! [チャンドラーとモニカは歩み寄りハグする] 愛してるよ、モニカ。)
モニカ: I love you too, Chandler. (They kiss.) (私も愛してるわ、チャンドラー。[二人はキスする])
フィービー: I just, I thought you guys were doing it. I didn't know you were in love! (私はただ、私はあなたたちがエッチしてるとは思ってた。(でも)あなたたちが愛し合ってるとは知らなかったわ!)
ジョーイ: Dude! (お前(ら)…。)
チャンドラー: And hats off to Phoebe. Quite a competitor. (Pause) And may I say your breasts are still showing? (それに、フィービーには脱帽だよ。敵ながらあっぱれだった。 [間があって] それから、君の胸がまだ見えてるって言ってもいいかな?)
フィービー: God! (She turns and buttons up.) (まあ! [フィービーは向きを変えてボタンを留める])
ジョーイ: All right! So that's it? It's over! Everybody knows! (よーし。じゃあ、それで終わりだよな? おしまいだ! みんな(二人の仲を)知ってる!)
モニカ: Well, actually, Ross doesn't. (うーんと、実は、ロスは知らないわ。)
チャンドラー: Yes, and we'd appreciate it if no one told him yet. (その通り。だから、ロスにはまだ誰も言わないでいてくれると、俺たちはありがたいんだけど。)
(Joey suddenly gets very angry.)
ジョーイは突然、ものすごく不機嫌になる。
お互い、相手を騙すためにしていただけなので、見ていても明らかに不自然で違和感のあるキスでしたが(笑)、結局、折れたのはチャンドラーの方でした。
君の勝ちだ、君の勝ちを認めるから、と言って、フィービーとはこれ以上は進めない、エッチはできない、と言っています。
Why not? は、文字通りの「どうして(私とエッチ)できないの?、どうしてだめなの?」という意味ですね。
Why? と聞かれたので、Because を使ってその理由を述べるチャンドラー。
I'm in love with Monica. 「俺はモニカを愛している、モニカと愛し合っている」とはっきり宣言したので、理由を尋ねた方のフィービーが非常に驚いています。
You're what? は、まさに、in love with Monica の部分があまりにも衝撃的だったため、その部分を what にして聞き返しているわけですね。
意味としては、What did you say? 「今、何て言った?」ということですが、特に聞き返したい部分、本当にそう言ったのかどうか確認したい部分を what にして、You're what? のように言うのは、セリフのような口語英語ではよく出てくるパターンです。
「あなたは…何ですって?」という日本語を直訳したような英語ですが、これでちゃんと通じるのです。
このような形なら、日本人でもとっさに聞き返せそうな気がします。
「モニカを愛している」という衝撃発言に、当人のモニカが出てきて、そして、ドアの向こうで様子を伺っていたレイチェルとジョーイもやってきます。
もう隠す必要がなくなったチャンドラーは、何度も何度も「愛してる」という言葉を使い、それをうっとり見つめていたモニカと抱き合います。
みんなのいる前で、二人がお互いを愛している、と言い合うシーンは、何だか泣けてしまいますね。
そういうロマンチックなムードの中での、フィービーの発言、I thought you guys were doing it. I didn't know you were in love! にはくすっと笑ってしまいます。
文の構造は、「Aだとは思ってたけど、Bだとは知らなかった」という形。
do it は、これまでもフレンズで何度も登場してきましたが、「エッチする」という意味。
ですから、「あなたたちがエッチしてるって思ってたけど、愛してるとは知らなかったわ」と言っていることになり、「ただのエッチ友達かと思ってたけど、あなたたちは本当に愛し合っていたのね!」と驚いているセリフになります。
これまでの記事でも何度か触れたことがありますが、エッチをするような深い関係になっていても、I'm in love with you. や I love you. のような、love という言葉の入ったセリフは、そんなに軽々しくは使われません。
今回は、チャンドラーが(それも、真剣な男女交際に常に逃げ腰だった、あのチャンドラーが!)、友達の前ではっきりと、迷うことなくそう断言した、そのことに、みんなが衝撃を受けたわけですね。
ブログの解説では飛ばしてしまったのですが、フレンズ5-8 で、怒ったチャンドラーの機嫌を直そうと、モニカが頭にターキーをかぶって踊るシーンがありました。
それがあまりにもユーモラスだったので、チャンドラーはつい、
チャンドラー: You are so great. I love you. (モニカってほんと最高だよ。愛してる。)
と言ってしまったのですが、その時、チャンドラー自身が、ハッとした顔をして固まり、それを聞いてたモニカも、ダンスをピタリと止め、信じられないというようにゆっくり振り向く(そのターキー頭で…笑)、というシーンでした。
その後、「俺は何も言ってない、「君は最高だ」としか言ってない」とチャンドラーは言い、「あなたは確かに愛してるって言ったわ、あなたは私を愛してるのね?」とモニカが追求する、という流れになっていましたが、そのシーンの二人の様子からも、I love you. という言葉の重みがよくわかった気がしました。
フレンズ5-8 では、まるで失言であったかのように、チャンドラーはそう発言したことを必死に否定していたわけですが、今回は堂々とみんなの前でそれを告白した、だから、モニカ自身がものすごくびっくりしていたわけですね。
これまで二人でいちゃついていた時も、You are so cute! みたいなことは何度も言っていましたが、考えてみれば確かに、I love you. と言い合っているのを聞いたのはこれが初めてで、そういう意味でも、非常に重いセリフだったということです。
hats off to は「…に脱帽で、・・・に(帽子を脱いで)敬意を払って」。
日本語の「脱帽」と全く同じニュアンスのようですね。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
hats off to somebody also take your hat off to somebody : (informal) used when you want to praise someone for their achievement.
例) I take my hat off to him - he's a good lawyer.
つまり、「人の功績を称えたい時に使われる」。
例文は、「彼には脱帽だ。彼は良い弁護士だよ」
Quite a competitor. について。
quite a ... は「大した…、なかなかの…、すごい…、並外れた…」。
competitor は「競争相手」。
ですから、Quite a competitor. は「(君は)大した競争相手だったよ」と言っていることになり、よく聞く日本語だと「敵ながらあっぱれだったよ」みたいなニュアンスになりますね。
俺も負けないように頑張ってたけど、君の方がちょっと一枚上手(うわて)だったね、と、騙し合い合戦に勝ったフィービーを称えているセリフになります。
そんな風に負けを素直に認めながらも、チャンドラーを誘惑するために胸のボタンが外れたままになっているのを指摘するのも楽しいです。
これでみんなに秘密がバレたから、もう隠し事をしなくてもいいんだよね!と喜ぶジョーイですが、ロスはまだ知らないから黙ってて欲しいと言われ、ムッとした顔に戻るジョーイが何だかかわいそう。
I'd appreciate it if... は「もし…してくれたら感謝する、ありがたい」という決まり文句。
ここでは、チャンドラーとモニカの二人の気持ちを述べているので主語が we になっています。
We would appreciate it if no one told... は、仮定法過去が使われているのがポイントです。
「もしそうしてくれるのなら、感謝するだろう」と仮定の形で表現することで、相手の気持ちを尊重して、押し付けがましくならないようにお願いするニュアンスが出るわけですね。
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ところで、今回の場面の前のシーンなのですが、廊下でレイチェルが、作戦でフィービーの胸を少し開くところがあります。フィービーの答えのセリフがOh now, don't give away the farm!となっています。これ少し調べたのですが良く分りません。もしおわかりならば教えていただけませんでしょうか?該当場面以外の質問で申し訳ありません。
最近フレンズでの学習を始め、こちらのサイトを存分に利用させていただいております。
私は日本の大学生で、今アメリカに3カ月の研究室実習に来ています。チューターが日本人で、かつ研究という性質上、英語を使う機会が実際そんなにないのですが、たまの機会に英語を使うと自分の実力不足を突き付けられ、けっこうへこみます。一語も聞き取れないこともしょっちゅうです。
2年前にTOEIC825で確かリスニングも400以上だったのですが、こんなもんです。きっとこの気持ち分かる人は分かると思います。
そんな状況に焦りを抱いてフレンズでの勉強を始めたわけです。今season1の半分くらいです。
そこで質問なのですが、フレンズではすぐに使えそうな表現は確かに多いのですが、実際それをある場面でとっさに使えるようにするのって結構難しいですよね。聞いて分かるのと自分で使えるのとではやはりギャップがあります。使えるようにするには何回も見て、何回も声に出して、というプロセスが必要になってくると思います。ただそれをしようと思うと、一つのエピソードだけでも時間がかなりかかって、守備範囲を広くするのが難しいです。つまり狭く深く状態ですね。
そこまで深くやらなくても、たとえば、見ているうちに重複する表現や構文などが出てきたりして、自然と自分でも発せられるレベルになるのでしょうか。
実際Rachさんの場合は、フレンズの学習の際どのレベルを到達目標にどのくらいの反復回数でやっていらっしゃったのでしょうか。
長文、乱文申し訳ありません。ご回答どうか宜しくお願い致します。
こんにちは。いつも私の解説をお褒めいただきありがとうございます。
さて、ご質問の Don't give away the farm! について。
決まり文句っぽいのですが、意外と辞書などには載っていませんよね。ネットでも調べてみたところ、フレンズのスクリプト以外のいろんなサイトで使われていましたので、やはり、「決まり文句っぽいものである」と判断して良さそうです。
give away は「ただで与える、譲る」みたいな意味ですよね。そして、farm は「農場」。
ですから、直訳すると、「農場をただで渡さないで!」みたいな意味になるでしょうか。
ここからは私の推測になりますが、私の考えたところを述べさせて下さいね。
チャンドラーをドギマギさせようと、ボタンを1つだけ外したわけですが、さらに過激にしようと、レイチェルが他のボタンも外そうとした時のセリフがこれでしたね。
それを考えると、「そこまですることはないわよ、そこまでするとやりすぎよ」という意味で使ったのだろうと考えられます。
「農場をただであいつにくれてやることはないわよ!」みたいなニュアンスで、あくまで相手を困らせるためにちょっぴり見せるだけならいいけれど、そんなにたくさん相手に見せたら、相手にサービスしてあげちゃうことになっちゃうわ、相手に利益を与えることになっちゃうわ、とでも言いたい感じかな、と思いました。
「そこまですることはない」という意味で、農家であれば一番大切なものである農場を相手にただで譲る必要なんかない、という言葉を使ったのかなと思いました。ちょっと土地の隅を、家庭菜園用に貸すくらいはいいけれど、農場そのものをあげちゃうことはない、みたいな例えなのかなぁ、と。
ネットでざっと見る限り、ビジネスの場面で使われる言葉のように思いました。何となく「本丸は明け渡すな」のような言葉に近いニュアンスを(私は)感じたのですが、とにかく、「大事なものを渡すな」→「そこまですることはない」という感覚なんだろうと思いました。
上にも書いたように、フレンズのセリフだけではなく、一般的にも使われる言葉のようなので、意味としてはそういうことだろうと思うのですが、一瞬ちらっと思ったことを、少しおまけで書かせて下さい。
the farm という言葉には、「種を蒔いて、作物を育てるところ」というような「生命を育てる場所」としての「女性の身体」を示唆している、という可能性もあるのかなぁ、と…。
日常的に使われるフレーズである、Don't give away the farm! という決まり文句を、この状況で使うことで、フィービーは何かを「農場」に例えている、それってもしかして、女としての身体のことを言ってる?みたいに聞いている人に思わせることを期待してのセリフなのかなぁ、と思ったりした…ということなのですが・・・。またいつもの深読みかもしれませんので、適当に聞いておいて下さい(笑)。
ODAさんへ
初めまして。コメントありがとうございます。
私のサイトを英語学習に利用して下さっているとのこと、とても光栄で嬉しいです。
今、アメリカにいらっしゃるのですね。研究の実習をされながら、英語力の向上にも努めておられるその姿勢、実に素晴らしいと思います。
TOEIC の点数と、自分が理想とする英語力とのギャップのようなものは、点数が上がれば上がるほど、余計に感じるものかもしれませんね。私も900点超えを目指していた頃は、900点取れるようになればさぞかし…みたいに期待していましたが、取れてみれば「この程度の英語力で取れちゃうのか」みたいな感じでした。満点も同じことですね。このブログに説得力を持たせるために、満点という資格が欲しかったのですが、満点を取ったからと言って、英語力がものすごいわけではない、ということは、満点を取った後も、いつも感じています。そういう思いがあるからこそ、自分なりに「これだ!」と思えるこの学習法とこのブログを、ずっと続けていられるのだと思っています。
さて、ご質問に関してですが、「聞いて分かるのと自分で使えるのとではやはりギャップがあります」というのは、まさにおっしゃる通りです。ですから、まずは「聞いて分かる」フレーズを自分の中に蓄積していくことが大切なのかな、と思っています。人間の赤ちゃんが実際にしゃべり始める前に、周りの大人の発言をじーっと聞いている長い期間があるように、何かの語学を学ぶ際には、ある程度、自分の中にそういうフレーズを「貯めていく」期間が必要な気がするのです。
私の実際の学習法で言うと、私は「何回も声に出して」という行為はあまりしていませんでした。シャドーイング、音読、というようなことはあまりしていなかったのですね。まずは、英語のセリフを「理解」することに重点を置いていました。それは私自身が今すぐ英語で話さなければならないという必要性がなかったから、そうしていただけのことで、それが正しい順序なのかどうかはわかりません。ただ私はまずは英語のセリフを理解できるようになりたくて、自分で決めた段階を踏んで英語と日本語を切り換えながらDVDを見て、最後に英語のセリフとじっくり向き合って、意味を調べながら、英語の構造を理解していく、という方法を取っていました。
ですから、私は1つのエピソードにはあまりこだわらず、必要な段階が済むと、すぐに次のエピソードに移りました。ですから1つのエピソードを何回も反復する、ということはしなかったですし、具体的な到達目標みたいなものもなかったんですよね。繰り返し音読し、暗記するための時間も設定していませんでした。
ODAさんが書かれているように、私自身は、「見ているうちに重複する表現や構文などが出てきたりして、自然と自分でも発せられるレベルになる」のだと思っています。1つのエピソードを完璧に覚えよう、とか、暗記しよう、というのではなく、何度も何度も似たようなフレーズ・表現・構文に出会うことで、「英語とはこういうものだ」という英語の感覚が養われていく気がするのです。そうすると、自分が英語で発信する(書く・話す)時に、その「感覚」を使って、英語が組み立てられるようになると思うのですね。
「英語の感覚」というのはあまりにも漠然とした表現で掴みどころがないのですが、そういうものを養ってこそ、英語らしい英語が使えるようになってくると思うし、それを養うには、本物の英語にできるだけ多く触れるしかない、というのが私の持論です。
私は「話す」というチャンスはあまりなくて、自分で発するのは主に「書く」方面でしたが、英語日記を書く時や、誰かのブログへ英文コメントを入れる時は、日本語で考えたことを無理やり英語に直す、とかではなく、自分が知っているフレーズや英文を思い出しながら、それに少し手を加え、アレンジして書く、という感覚がいつの間にか身に付いていました。
フレンズなどを見ていると、「これ、そっくりいただき!」というような「そのまま使えるおいしいフレーズ」などにもたくさん出会いますよね。そういうのを「いつか使ってやろう」と思いながら、自分の中に溜め込んで行く…そういう気持ちで、フレンズのセリフを見ていけば、自然に英語が使えるようになってくるのでは…と思っています。
わかりにくい点などありましたら、ご遠慮なくご質問下さいね。
いつも質問するととても丁寧に調べてきちんと解説してくれるので恐縮してしまいます。ファーストフードでいいやと思っていたらフレンチフルコースのごちそうが出てきて感激しているような。でもたぶんまたいろいろ質問してしまいそうなので今後ともよろしくお願いいたします。
(No reply this time, please.)
『「英語とはこういうものだ」という英語の感覚』はすでに感じているかもしれません。というのは、例えば今までwouldの使い方って自分の中であいまいで、なかなか使えなかったのですが、フレンズを見てるとしょっちゅう出てきますよね。いろんな場面で出くわすことで、自分の中にwouldが「蓄積」されて、「wouldの感覚」的なものが養われているような気がします。教科書的な定義をいくら覚えても、やはりそれは実践向きではないことを痛感しました。
そういう意味でRachさんのおっしゃる通り、一つのエピソードにそこまでこだわらないで、幅広く見ることも重要なことのようですね。
復習と新しいものをバランスよくやっていけたらと思います。
本当にありがとうございました。また質問させていただいたときは宜しくお願いします
いえいえ、私からも一言言わせて下さい。
こちらこそ、ご丁寧なお礼のお返事、ありがとうございます。
また、「フレンチフルコースのごちそう」などと形容していただき、ありがとうございます。
「並を頼んだら、メガ盛りが出てきた」みたいな感じはあると思うのですが(文字数だけは多いので…笑)、そのようにお褒めいただけると、本当に励みになります。
こちらこそよろしくお願いいたします。
ODAさんへ
ご丁寧なお返事ありがとうございます。「説得力がある」と感じていただけて嬉しいです。
would という単語は、「英語の感覚」の重要性を理解するのに、最適な単語の一つですよね。would をネイティブ並みに使いこなすのは本当に難しく、そのニュアンスを日本語で説明するのもまた難しいと感じています。
単語やフレーズの感覚を養うには、やはり、「いろんな場面で出くわす」ことが大切だと思うのです。もちろん、一つ一つのエピソードのセリフを、その構造を理解するためにじっくり見つめることが非常に大切だと考えているのですが、それが終わった後は、あまりこだわらず、そのまま次に進んだ方が良いと思っています。次に進んで同じようなフレーズに出会うことが「復習」となり、あやふやだった感覚がだんだん自分の中で固まってくる、という効果も生まれると思っています。
こちらこそ、今度ともよろしくお願いします。
私もここのDon't give away the farm. 判らなかったので、とても参考になりました。で、そのちょっと前のモニカのセリフ
She'll give in way before you do.
のwayですが、これは副詞のwayですよね?give inで「折れる、負けを認める」で最初はレイチェルとフィビーチームのやり方のことを言っているんだなって思ったんですがそれだとwayに冠詞がつくのか、と思い、このwayがどのように使われているのかが判らなくなりました。 give in wayで調べてみても見つからず、気になります。
教えてください。
コメントありがとうございます。
まず、Don't give away the farm. の件、参考になったと言っていただきありがとうございます(^^)
そしてご質問のセリフについて。
この way はおっしゃる通り、「副詞」の way で正解だと思います。
ご指摘の通り、名詞で「やり方、方法」などの場合だと、a/the way のような冠詞がつきますよね。
実際の発音を聞いてみると、She'll give in WAY before you do. のように、way を強く発音しています。その強調した発音から、これは強調の副詞 way だな、と判断できると思います。
give in は「折れる、負けを認める、降参する、屈服する」ということで、you do の do は、その文章の前半に出てきた give in を指していると思われます。
どんどんエスカレートしてくる状況に、チャンドラーが「俺はフィービーと、どこまでいかないといけないことになりそう?」と心配しているので、モニカは、
「フィービーが降参するわ、あなたが降参するよりずーっと前に」
という意味で、このセリフを言っているわけですね。
「あなたが心配しなくても、先に折れるのはフィービーの方よ、それも接戦じゃなくて、フィービーの方がずっと先に折れるわ。あなたが心配する間もなく、すぐにでもフィービーが降参するわ」みたいに言った感覚になるでしょう。
繰り返しになりますが、名詞の way の意味だと、ここまで強く way を発音しないという気がするので、
She'll give in / WAY before you do.
というモニカの発音から、この way は before を強調している副詞の way (「ずっと」という意味)だと判断できる、ということになります(^^)
今回は半分合っていたのかしら?
セリフを読み、分析する時に「音」としてのセリフ飛んでました・・・そっか、アクセントにも注意ですね。確かに名詞のwayならそれ程強く発音しないですね。副詞?って思ったけど何を修飾しているの?give in?って考えて判らなくなりました。beforeのほうだったんだ!とてもよく判りました。本当にいつもいつもお世話になりますが、これからもどうかよろしくお願いします。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
はい、今回のセリフについてのやっちんさんのご見解は、半分以上合っていたと思います(^^)
私は、副詞の way が何だかとても好きなんですよ^^ というのも、フレンズを見るまで、way too much のような表現を全く知らなかったんですよね。
以前の私のように副詞の way を知らない方は大勢おられるだろうと思うので、「副詞かも?」と思われたというところに、フレンズで英語を学ばれている成果がきちんと出ていると感じました。
way too much では、「way が直後の too を強調している」のと同じように、way before は「way が直後の before を強調している」ということになるわけですね。
それから、「私の仕事を止めてしまう」だなんてことは全くないですよ(^^)
こうして過去記事にご質問をいただけることで、私が飛ばしていた部分を補完し、補足説明ができますし、私もまた新たにいろいろと調べたりすることで、とても勉強になっています。
私が知っていること、わかったことだけを一方的に書くのではなく、どなたかの疑問に答える形で会話できることが、ブログという双方向性ツールの醍醐味だし、そういうツールだったからこそ、私もここまで続けて来られたのだと思っています。
ですから、わからない部分がございましたら、どうぞこれからもご遠慮なくお尋ね下さいませ(^^)
こちらこそこれからもよろしくお願いします。
ところで、10/3号の週刊STで
いま期間限定でソーホーにフレンズのセントラルパークがやっているっていう記事出ていました。今年はフレンズ放送から20周年なんですね。ニューヨークまで見に行きたいところだけど・・・とりあえずお知らせでした。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
はい、是非是非「張り切って」ご質問なさって下さいね。私も同じく張り切ってお答えしますので(^^)
それから、週刊ST にそのような記事が出ていたのですね。実はそのニュースは、最近の記事のコメント欄で教えていただいたことがあって、私もそれで初めて知りました。
教えていただいたコメント欄は以下の記事になります。
コメント欄に直接リンクをはっていて、そのコメント欄ではフレンズのネタバレはないので、現在シーズン5に取り組んでおられるやっちんさんがご覧になっても大丈夫だと思います(^^)
「メントス?」「いや結構」 フレンズ8-19その4 のコメント欄
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/404696207.html#comment
本当にこういうニュースを聞くと、「ニューヨークまで見に行きたいところだけど」ってなりますよねぇ^^
放送開始から20年、放送終了からほぼ10年で、今でも多くの人に愛されている作品だということが、ファンとして本当に嬉しいですよね♪
週刊ST にも取り上げられていた、というのは、元読者としてとても嬉しかったです。お知らせありがとうございました!(^^)
毎日コツコツこのRachさんのブログで英語勉強させてもらっています。
ここにきてなんとなくフレンズ楽しんで見られるようになりました。
今まではお勉強モードだったので、、、なんとなく苦しかった・・・です。
ようやくRachさんの解説もなるほど〜と毎回感心しつつ勉強させてもらっています。ありがとうございます。
今回のエピソードは脚本がよく出来ているなって思いました。
最後のRossのセリフ
get off my sister!
はせっかく怒りの感情をコントロールできるようになって職場復帰ってなるところが台無しになってしまったっていうオチ、見事だと思いました。 で、大笑いしてしまいました。
ボクもシリーズ10まで行く覚悟ですので(笑)これからもよろしくお願いします。(ってもう終わっているんですけれど・・・)
コメントありがとうございます。拙ブログについてそのように言っていただけてとても光栄で嬉しいです(^^)
今回のオチも本当に面白いですよね。フレンズの脚本は本当によく練られているなぁ、と感心します。
これからも引き続き読んでいただけたら大変嬉しく思います。シーズン10までずっと面白く、私も楽しみながら記事を書いていましたので、その楽しさが伝わるといいなと思います♪
こちらこそこれからもよろしくお願いします。
温かいコメントありがとうございました!