2011年05月23日

同居すると切手代が減る フレンズ5-21その4

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ジョーイとチャンドラーの部屋に、フィービーとギャリーが入ってきます。
ギャリー: We have great news! (すごいニュースがあるんだ!)
フィービー: We're moving in together! Isn't it great! Yay! (私たち(引っ越して)一緒に住むのよ! それってすごくない? イェイ!)
みんな: Congratulations! Congrats! (おめでとう! おめでと!)
フィービー: I know, I'm so excited! (そうね、私はすっごく興奮してるわ!)
ギャリー: So am I! (僕もだよ!)
フィービー: Well, you're not more excited than I am! No way! I'm the most excited! (うーん、あなたは私ほど興奮してないわ! 絶対にそんなことない! 私が一番興奮してるのよ!)
ギャリー: Okay, I'll see you at the station later. (わかったよ、後で駅で会おう。)
追記:この station は「(電車の)駅」ではなく、「警察署」(police station)のことでした。)
フィービー: Okay, yeah, I'll see you later! Don't forget about the moving-in! (いいわ、わかった。後で会いましょうね! 一緒に住むことを忘れないで!)
ギャリー: All right. (オッケー。)
(Phoebe closes the door behind him.)
フィービーは彼が出た後、ドアを閉める。
モニカ: So you're moving in with him? What happened? (それじゃあ、フィービーは彼と一緒に住むのね? 何が起こったの?)
フィービー: I couldn't tell him no. He got so sad. Maybe it'll be all right. I do really like him a lot and probably do it eventually, anyway. And plus, think of all the money I'll save on stamps. (彼にノーって言えなかったの。彼はすごく悲しんだから。多分、これでいいのよ。私はほんとに彼がすごく好きだし、多分、ゆくゆくは一緒に住むわ、どのみちね。それに、私が切手代で節約するお金を考えたら。)
モニカ: Why, do you write him a lot? (どうして? フィービーはギャリーに手紙をよく書くの?)
フィービー: No, I just heard when people live together, they split the cost of stamps, don't they? (いいえ、ただ、人は一緒に住むと切手にかかる費用を分けるって聞いたのよ。違うの?)
みんな: Yeah! That's right. Yeah-yeah! Yeah! (そうよ! それが正しいわ! そう、そう、そうだよ!)
(Rachel enters with the cat, wearing the oven mitt, and startles Phoebe.)
レイチェルは例のネコと共に入ってくる、手にオーブン用ミトンをはめて。フィービーはそれにびっくりする。
フィービー: Oh, I'm sorry, the oven mitts really freaked me out. (あぁ、ごめんなさい、そのオーブン用ミトンにすごくびっくりしちゃったのよ。)

入ってきたフィービーとギャリーは、great news を伝えます。
We're moving in together! の「現在進行形」は、「決まった近い予定を表す」ものですね。
いつかそうする、という漠然としたものでなく、かなり具体的に計画が決まっている場合に使われます。
みんなは口々に、 Congratulations! Congrats! と言っています。
Congrats! 「コングラッツ」はまさに見た目通り、 Congratulations! の略ですが、このように短く訳されても、複数形語尾の -s は省略されないことに注意しましょう。

次のフィービーとギャリーのセリフは、比較級と最上級を使って、「どっちが興奮してるか」を張り合っているかのようなやり取りになっています。
「僕も(君と同じように)興奮してるよ!」というギャリーに、「あなたは私ほど興奮していない」という比較級の否定文、さらには「私が最も・一番興奮してるの」という最上級を使っていますね。
通常、ラブラブの恋人同士なら、「あなたと私はおんなじくらい興奮してるのよねっ!」と、二人の喜びが同じレベルであることを喜び合うものですが、「あなたより私の方がワクワクしてるのよ!」と自分の方がレベルが上であることをむきになって強調しているところに、却ってフィービーが「無理して喜んでいる」ところが表れているのですね。
実際はそれほど喜んでいないけれど、喜んだふりをしているのがその不自然なセリフからわかるわけです。

幸せいっぱいのギャリーは、そういうフィービーの「不自然さ」にも気付かず、「また後でね」と言って去って行きます。
去って行くギャリーにフィービーは、Don't forget about the moving-in! 「move in (together) することについて忘れないでね! 忘れないでよ!」と声をかけていますが、ギャリーが忘れるはずのないことをわざわざ口に出して言っているところにもまた、無理に喜んだふりをしているフィービーの様子が見て取れます。

フィービーが同居に乗り気でなかったことを知っているモニカは、心境の変化をもたらしたような出来事が起こったのかを尋ねています。
フィービーは、彼が悲しんだから断れなかった、拒めなかったと答えます。そして、自分自身を納得させるように、「これでいいのよ、彼のことはすごく好きだし、どのみち最終的にはそうなるんだから」と言っています。
ちょっと時期が早まっただけで、決心そのものは間違っていないはず、と自分に言い聞かせている感じですね。
それに、と別の理由を加える形で、think of all the money I'll save on stamps と言っています。
これは直訳すると、「私が切手で節約するであろうお金を全部(お金の全額を)考えて」のような命令形、もしくは「考えてみたら」のような仮定のニュアンスになるでしょうか。
「同居することで切手代が節約できる、その金額を考えてみたら」みたいな感じでしょう。

そのフィービーの発言を聞いて、チャンドラーとモニカは、わからない、という顔をしています。
モニカは、「同居したら切手代が節約できる、って、フィービーはそんなによくギャリーに手紙を書いてたの?」と尋ねます。
フィービーは、手紙をよく書いていたわけじゃない、と否定して、「人が同居すると、切手代も分担することになるって聞いたんだけど…」みたいに言っています。
みんなは一瞬ポカンとした顔をするものの、「そうそう、フィービーの言う通りだ」と口々に言います。

切手に関するフィービーの最初のセリフ、「(同居したら)切手代が節約できる」というのは、恐らく、離れて暮らしていた恋人が同居する時によく口にする決まり文句みたいなものかなと思います。
モニカが質問したように、日頃からよく手紙を書く恋人同士であれば、一緒に住むことで郵便代としての切手代を使わなくて済むようになる、という効果が実際にありますよね。
もう少し現代風に考えるのなら、長距離恋愛をしているカップルが、同居することで電話代がかからなくなる、みたいなことでしょう。

フィービーが切手の話をするので、みんなが知らないところでフィービーもギャリーにせっせと手紙をしたためていたのかと思ったらそうではなくて、「よく聞くそういうセリフは、一緒に住んだら切手代の負担も半分になる、って話だと思ってたんだけど」みたいにフィービーは答えます。
「同居したら費用は半分になる」のは事実としても、それじゃあ別に切手代じゃなくて、食費でも光熱費でも家賃でもいいわけですよね。
わざわざ「切手」に言及しているのは、頻繁に文通している恋人のイメージがあってこその話なのに、それをフィービーは他の費用分担と同じ系列の話だと思っていた、という面白さなのでしょう。
フィービーの勘違いにフレンズたちは気づいたようですが、同居に後ろ向きなフィービーがその申し出を受け入れる覚悟を決めたことに水を差したくなかったのでしょう、「切手の話はフィービーの言う通りよ。一緒に住んだらどんな費用も半分こだもんね!」みたいに盛り上がって、切手の話を流そうとしているわけですね。

その時、部屋にまた、スフィンクスキャットを連れてレイチェルが入ってきます。
フィービーはそれを見て、えらくびっくりした顔をしていますが、ネコを見て驚いたのではなく、レイチェルが手にはめていたオーブン用ミトンを見て驚いた、と言っています。
他のフレンズのメンバーは、スフィンクスの特異な見かけに驚くのが常でしたが、フィービーはそのネコの姿には動じず、レイチェルの手が巨大になっているかのように見えた(?)そのミトンに驚いたと言っているのが、フィービーらしいおとぼけなのかな、と思いました。

一瞬、「ミトンに驚いた」→「ネコをオーブンで焼いて持ってきたように見えて驚いた」という意味で言っているのかな、とも思ったのですが、それだとまずは、動物愛護主義者的に、I can't believe you! You baked tha cat?! みたいな言葉を発する気がするのですね。
ネコのことは一切言わず、ミトンだけに言及しているところに、普通はみんなそのネコの姿に驚くものなのに、フィービーは全く動じていないのがわかって面白いのかな、と思いました。
「あー、びっくりした、(レイチェルの手が赤くでっかくなったんじゃなくて)ミトンだったのね」「そっち? 驚くのは、ネコじゃなくて、ミトンの方?」みたいな、フィービーのちょっとずれた感性による面白さなんだろうと思います。


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posted by Rach at 13:55| Comment(0) | フレンズ シーズン5 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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