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前回の続きです。
チャンドラー: Okay, so you mean "No" as in: "Gee Chandler, what an interesting idea. Let's discuss it before we reject it completely." (わかった。じゃあ、君の「ノー」は、こういう意味のノーだよね。「まぁ、チャンドラー、何て面白いアイディアなの。それについて話し合いましょ、その考えを完全に却下する前に」。)
モニカ: Oh, I'm sorry. Of course.... Yes, interesting idea, umm, talk about it. But no. (あぁ、ごめんなさい。もちろんよー…そうね、面白いアイディアだわ。うーん、それについて話して…でも、ノーよ。)
チャンドラー: So that's it? (それで終わり?)
モニカ: I just don't think, y'know, arcade games go in a beautiful guest room. The beautiful guest room is gonna be filled with antiques. (私はただ、ほら、アーケードゲームは美しいゲストルームには似合わないと思うだけよ。その美しいゲストルームはアンティークでいっぱいにするの。)
チャンドラー: Which is why Asteroids is perfect. It's the oldest game! (だったら、アステロイドはパーフェクトだよ。最古のゲームだもん!)
空いたレイチェルの部屋を、俺はゲームルームにしたいと言ったチャンドラーですが、そこをゲストルームにしたいモニカに、あっさり、No. と否定されてしまいます。
チャンドラーは、一言でバッサリ切り捨てることはないだろ、と言わんばかりに、「その今のモニカの No. っていうのは、こういう意味の No. だよねぇ〜?」のように言っています。
as in は、「(例えば)…にあるような、…において見られるような」という感覚。
ですから、You mean "No" as in: ... は、「…って言葉にあるような感じの、No. って意味だよね?」というニュアンスになるでしょう。
as in は、これまでにフレンズで何度も登場しました。
フレンズ2-22その12 では、スコッチの neat の意味がわからなかったロスに対して、
レイチェルパパ: ...no, neat, as in no rocks. (違う、ニートだよ、つまり氷はナシってこと。)
というセリフが登場しましたし、そこでも併せて説明しましたが、フレンズ1-2 でのセリフでは、
キャロル: Marlon-if it's a boy, Minnie if it's a girl. (もし男の子ならマーロン、女の子ならミニー。)
ロス: ...As in Mouse? (ミニーって、マウスの?)
キャロル: As in my grandmother. (ミニーって名前は私のおばあちゃんの名前よ。)
というやりとりもありました。
また、今回のセリフのように as in の後に文が続くパターンとしては、フレンズ2-11その1 で、
キャロル: We're getting married. (私たち、結婚するの。)
ロス: As in, "I now pronounce you wife and wife" married? (それって、牧師さんが「私は今ここにあなた方が、妻と妻であることを宣言する」っていう、あの結婚のこと?)
というセリフもありました。
このように、本来の as in の意味は、「…にあるような」ということですから、as in 以下に、No. と同じ内容を意味するような文章が続かないといけないはずですが、ここでは、No とは反対の意味に近いような文「素敵なアイディアね。完全に却下する前に話し合いましょう」が続いています。
つまり、「…にあるような」と言った中には、No の意味に該当するようなことが「存在していない」わけで、かろうじて、reject という言葉にその否定のニュアンスがあるだけですね。
「…にあるようなやつ?」と言いながら、チャンドラーは、モニカの No. という一言を、「それはつまり、こう言いたいわけだよね? こういう意味で No. って言ってるんだよね?」と「別の意味に言い換えて」いるわけです。
チャンドラーとしては、「No. って言う前に、せめてもう少し話し合いがあってもいいんじゃないか、ちょっとはその案について考えてくれてもいいんじゃないか?」という気持ちがあるのですが、それを例えば…
"No? You said just "No"? Why can't we just even discuss it for a while before you reject it completely like that?! You are the one who said, "Let's talk about it," aren't you?" (ノー? 今、ノーって言った? 君がそんな風にその案を完全に却下する前に、俺たちでそれを少しの間、議論することすら、どうしてできないんだよ?! 「一緒に話し合いましょう」って言ったのは君なんだぞ、そうだろ?)
みたいに喧嘩腰に言ってしまうと、本格的な喧嘩に突入してしまうので、角が立たないように、「その No. っていうのは、こういう意味だよね?」と、モニカの No. の一言ではひどすぎる、ということをやんわり伝えよう、相手に気づかせようとしているわけです。
チャンドラーは、before we reject it のように we を使っています。
チャンドラー自身はゲームルームの案に賛成なので、本来は「(その案を)却下する、拒絶する」のは、モニカだけ(you)になるはずですが、チャンドラーが言いたいのは、せめてそのゲームルームの案がダメならダメでもいいけれど、二人でちゃんと話し合って、俺も納得した上で「二人で」(we)その案を却下する、というのでないと、俺は納得いかないな、みたいな気持ちが入っているように思います。
君が一方的に却下するんじゃなくて、俺も納得した上でないと困るよ、という感じでしょう。
そこまで言われたモニカは、ごめんね、と謝った後で、Yes, interesting idea, umm, talk about it. But no. と言っています。
「面白いアイディアだと認めて、それについて話したけど…やっぱダメ!」みたいな、「とりあえずあなたの言う通りにしてみたわよ」的な、御座なり(おざなり)な感じになっています。
「議論するって、たったそれだけ?」みたいに言うチャンドラーに、I just don't think... と言って、却下の理由を説明しています。
I just don't think arcade games go in... を直訳すると、「アーケードゲームが go in するとは思えない」ですが、これは英語には「否定語をできるだけ前に持ってくる」性質があるからで、「アーケードゲームは go in しないと思う」とした方が、自然な日本語になるでしょうか。
go in を直訳すると、「(〜の)中に入る」で、「ぴったり入る、収まる、サイズがぴったり合う」という意味があります。
ただ、ここでは、go with 「…とよく合う、似合う、適合する、調和する、溶け込む」と似たニュアンスで使っているような気もします。
そのゲーム機がデカすぎて(笑)部屋に収まらないとかの問題ではなくて、日本語で言うところの「部屋にしっくりはまらない、しっくりこない」みたいな感じで「収まらない、合わない」と言っている感じがするのですね。
その後のセリフでも、「アンティークでいっぱいにする」と言っているので、やはり、サイズ、大きさの問題ではなく、趣味やテイストの問題としてモニカは捉えているのだと思います。
「アンティークでいっぱいにする」という言葉を聞いて、Which is why Asteroids is perfect. とチャンドラーは言っています。
which は、その前のモニカの発言を指し、is why は、is the reason why と解釈するとわかりやすいでしょう。
「そのモニカが今言ったことが、アステロイドがパーフェクトな理由だよ」ということで、その後、「アステロイドは最も古い・最古のゲームなんだ」と言っています。
アンティーク、つまり、「古くて価値のあるもの、骨董品」だと言うなら、アステロイドは一番古いゲーム機だから、まさにアンティークだよ、完璧じゃないか!ということですね。
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It's quite time since my last visit. I'm glad you are doing well.
Regarding the phrase "Yes, interesting idea, umm, talk about it. But no.", I hear "Yes, interesting idea, umm, talked about it. But no."
Thank you for visiting again and for leaving a comment.
I listened to the phrase again, but I still hear "talk about it."
I'm not sure, but I think the line means "Yes, that's an interesting idea. Let's talk about it.... But no."