皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は5位、「にほんブログ村」は7位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
モニカとチャンドラーの部屋で感謝祭のディナーを一緒に食べることになっていたロスとジョーイですが、ジョーイのルームメイト、ジャニーンが、ダンサー仲間と一緒のディナーに二人を誘います。
ダンサーたちのディナーに行きたいジョーイたちは、とりあえずモニカの部屋にやってきて、挨拶もそこそこに出て行こうとするのですが…。
モニカ: Whoa, whoa, whoa! Where're you goin'? (ちょっと、ちょっと、ちょっと。あなたたちどこに行くの?)
ロス: Oh, oh, we did say we'd stop by this little thing Joey's roommate is having. (あぁ、ジョーイのルームメイトがやる予定のちょっとしたことに顔を出す、って、僕らは言っちゃったんだよ。)
モニカ: Oh, Janine, the really hot dancer girl? (あぁ、ジャニーン、あの実にセクシーなダンサーガールね。)
ロス: Some would say she's attractive, yes. (彼女が魅力的だと言う人もいるだろうね、確かに。)
フィービー: And who else is going to be there? (それで他には誰がそこに来る予定なの?)
ジョーイ: Uh, some of her friends, yeah. (あー、彼女の友達の何人かだよ、うん。)
レイチェル: Her dancer friends? (彼女のダンサー友達?)
ジョーイ: (frustrated) Yes! All right? All of her hot dancer friends are gonna be there and they're gonna be, be drinkin' and dancin', and we really wanna go! ([いらだった様子で] そうだよ! いいか? 彼女のセクシーなダンサー仲間が全員、そこに来るんだよ。そして彼女たちはそこで飲んで、踊ることになってるんだ。だから俺たちはすごく行きたいんだよ!)
ロス: (to Joey) Dude, we were good! ([ジョーイに] おいおい、僕たちはうまく行ってたのに。)
とりあえずの感謝祭の挨拶だけをして部屋を出て行こうとする二人に、モニカは「どこ行くつもり?」と尋ねます。
we did say we'd stop by... の did は say を強調した過去形で、「確かに…と言ったんだ」みたいに、そういうことを「実際に言った、すでに言ってしまった」ことを強調しています。
this little thing Joey's roommate is having は、Joey's roommate is having a little thing のような文章の a little thing を前に出した形になります。
ジョーイのルームメイトがする予定の「ある、ちょっとしたこと」に立ち寄る、顔を出す、って言っちゃったんだよ、と言っているわけですね。
パーティーだとははっきりとは言わずに、わざと、「まぁちょっとしたもの、ちょっとしたこと」とごまかそうとしているのも感じられます。
「ジョーイのルームメイト」と表現したのも、ダイレクトにジャニーンのイメージを出したくなかったからでしょうが、モニカはロスのわざとらしい言い回しに気づいて、「それってあの、the really hot dancer girl のジャニーンのことよね」と返します。
hot はフレンズでいつも使われる通り「セクシーな」という意味ですが、わざと hot dancer 「セクシーなダンサー」という言葉をモニカが盛り込んだところに、「セクシーなダンサーに誘われたからそっちを選ぶつもりなんだぁ…」と、二人の魂胆がミエミエであることを言葉で示しているわけでしょう。
わざわざ、「ジャニーンってあの、ホットなダンサーね」と言ったモニカに対して、ロスは、Some would say she's attractive, yes. と答えています。
直訳すると、「何人かの人は、ジャニーンを魅力的だと言うだろう」みたいなことで、「まぁ、ジャニーンが素敵だと言う人も中にはいるだろうけどね」と、まるで自分はそんなことちっとも感じてないけど、そんな風に感じる人もいるだろうね、と他人事(ひとごと)的な発言をしていることになります。
実際には、ジャニーンからそのパーティーの話を聞いて、目の色を変えて(笑)、即行く!と返事していたロスたちですが、人が言うほどにはそんなに魅力的だとは自分では感じてない、自分はそこまで彼女に入れ込んではいない、みたいなことを示そうとしているわけです。
彼女が a hot dancer だから行くわけじゃないよ、と言いたいわけですね。
「他にそこに来る予定の人は?」と聞かれて、ジョーイは「彼女の友達の何人か」だと答えます。
ただ「友達」と言ったのに、「友達っていうのはやっぱり、ダンサー仲間の友達?」とさらに突っ込んでくるので、ジョーイはそういう女性陣の質問攻めにキレた感じで、All of her hot dancer friends... 以下のセリフを、興奮した様子で、ひっくり返ったような声でまくし立てています。
それまでは、hot という形容詞は使わないようにしていた二人でしたが、ここでジョーイは自分からはっきりと、her hot dancer friends と表現しています。
「あぁ、そうだよ、君らが言う通り、セクシーなダンサー友達がそこには来るんだよ!」と開き直っている感じが出ています。
「そのセクシーなダンサーたちが、飲んで踊って…」と、そのパーティーが盛り上がる様子を表現し、だから俺たちは是非ともそのパーティーに行きたいんだ!と宣言します。
それを見ていたロスは、ジョーイの様子にあきれた感じで、we were good と言っていますね。
「僕たちは良かった」ということはつまり、ジョーイがそうやって自分の気持ちを「ぶっちゃけ」話してしまうまでは、いい感じで進んでたのに、という感覚。
「セクシーなダンサーが飲んで踊るパーティーなんだぞ、絶対に行きたいに決まってるじゃないか!」みたいに、男の欲望丸出し(笑)の正直であからさまな気持ちを吐露してしまったジョーイに、「せっかくそういう部分を出さずに、「行くって言っちゃったから、顔を出しとかないとね」みたいに丸く収めようと思ってたのに、それを台無しにしてくれちゃって…」みたいな気持ちだということですね。
ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
ちょっと久々のコメントです(笑)
ここのロスのセリフ We were goodのニュアンスがピンと来なくて解説読んで
判りました。どうしても日本語で考えて「私たちは良かった」・・・何が?で固まってしまいます(涙)早くRachさんの様に柔軟な発想出来たらいいなぁ〜〜
頑張ります!12月にTOEIC受けることにしたので今ちょっとペースダウンしています。確かにTOEICにFriendsの表現出ないんだよなぁって思って(笑)でも公式だけではつまんないので毎日ちょっこっとでもお邪魔しています。ランキングも毎日ポチしています。やりたいこといっぱいあるのでまずはTOEICをやっつけちゃいますね。(といっていつもやっつけられるのだ・・・涙)
コメントありがとうございます。
「解説読んでわかりました」「柔軟な発想」と言っていただけて光栄です。一度「私たちは良かった」と思ってしまうと、なかなかその発想から抜けられなくなってしまいますよね。
12月に TOEIC を受験されるのですね。TOEIC は語彙のジャンルが独特で、そのジャンルがフレンズとカブることは確かにあまりないですね^^
そのようにTOEIC に向けて頑張っておられる中、ランキングを毎日ポチして下さっているとのこと、本当にありがとうございます<(_ _)>
「やりたいこといっぱいあるのでまずは TOEIC をやっつけちゃいますね」というお気持ち、私にはすごーくよくわかるのです。TOEIC の点数に振り回されてしまっていた時期が私にもあって、その時は「さっさと満点を取って卒業したい!」という気持ちしかなかったです。
無事卒業できた後は、点数に振り回されることなく、「自分がやりたいと思うことだけをやる」ことができるようになって、毎日の英語学習がとても充実したものとなりました。
やっちんさんにも是非「TOEIC をやっつけて」いただいて、やりたいと思われていることをどんどんやっていただける日々が一日も早く来るよう、心からお祈りしています。
頑張って下さいね。応援しています!(^^)