2012年01月02日

乾燥した日にはリップクリームが必要 フレンズ6-10その4

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明けましておめでとうございます!
昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年も読者の皆様と、楽しく英語を学んでいけたら幸せです。


前回の続きです。
「年越しカウントダウンのキス」を理由にして、真夜中にジャニーンにキスすることで、彼女の気持ちを確かめることができる、と言うジョーイに、
レイチェル: Well, that's a lot better than Ross trying to kiss me in high school, and saying that he did it because he needed Chap Stick. (そうねぇ、今のは、高校の時、ロスが私にキスしようとしたのよりはずっとマシね。ロスはリップクリームが必要だからキスしようとしたって言ったのよ。)
ロス: It was a dry day. (乾燥した日だったんだ[あの日は空気が乾燥してたんだ]。)

カウントダウンのキスに乗じて、ジャニーンの気持ちを確かめようとするジョーイの説明を、「そんなことではごまかされないだろ」みたいな顔で聞いているロスとモニカですが、レイチェルは「今のジョーイの考えた言い訳は、ロスが高校でキスしようとした時(の言い訳)よりずっと良い、ずっとまし」だと言います。

Chap Stick はいわゆる「(唇の荒れを防止する)リップクリーム」のこと。
大文字になっているのは、商品名、商標だからですね。
商品名ながらも、ちゃんと、LAAD (Longman Advanced American Dictionary) に載っています。

Chap Stick [noun] [uncountable] trademark :
a stick of a wax-like substance that you put oon your lips to make them feel softer when they are chapped and to prevent them from becoming more chapped

つまり、「ワックスのような物質のスティックで、唇が荒れている時に、よりソフトになるようにするために、またはそれより荒れてしまうことを避けるために、唇に塗る」。

語義説明の中に、chapped という言葉が2回出てきていますが、chap は名詞で「皮膚や唇などの荒れ、ひび」、自動詞で「(手や唇が)荒れる」、他動詞で「ひびをきらす、あかぎれを作る、(手や唇を)荒れさせる」という意味になります。
ですから、be chapped は「(唇が)荒れている・ひび割れている(状態)」ということですね。
そういう chap を防止するスティック、chap 用のスティック、という意味で、Chap Stick という名称が商品につけられた、ということになるでしょう。

Chap Stick が何かわかった上で、レイチェルのセリフを見てみます。
レイチェルのセリフは結構長いので、こういう場合は前から順番にイメージしていくのが良いですね。

そうねぇ、今のはずっと良かったわ→(何より?)→ロスが高校で私にキスしようとしたことより→(その後のことをさらに追加で説明)→(キスしようとして)…と言ったことよりずっと良い→(その言った内容は?と言うと)→ロスはリップクリームが必要だったからレイチェルにキスしようとした(と言った)、という感じになるでしょうか。
自然な日本語に直すとすると、「今のは、ロスが高校時代に私にキスしようとして、リップクリームが必要だからキスしようとしたんだ、って言ったのより、ずっとマシだわね」みたいなセリフになるでしょう。
ただ、音としてのセリフを聞いている場合には、文が終わるのを待ってから、そういう日本語に組み立て直している時間はありません。
英語をしゃべっている人がイメージのまましゃべっている語順で、聞く方も受けとめないといけない、ということですね。
リスニングと言うと、「音そのもの」の聞き取りばかりが取り沙汰される傾向にありますが、英語を聞いて理解するために一番大切なのは、相手が言った語順のまま、こちらもイメージする、という感覚です。
このレイチェルのセリフは最後の Chap Stick が話のオチになっています。
レイチェルのセリフを聞きながら、「へぇ、ロスは高校時代、レイチェルにキスしようとしたんだ、そのために何か理由を言ったらしいけど、その理由って…リップクリームが欲しいから!?」みたいな感じで、最後の単語を聞いた瞬間に笑えてしまう、みたいなことが、「英語で理解して笑える」ということになるでしょう。

高校時代の恥ずかしい思い出を暴露されて、ロスはレイチェルをにらんでいます。
が、その真面目な顔のまま、It was a dry day. と言っていますね。
dry day は「乾燥した日」なので、「僕が君にそう言った日は、空気が乾燥してたんだ」みたいなことを言いたいわけです。
レイチェルに「そんなミエミエのウソついて、私にキスしようとしてたのよね、高校時代のロスは」みたいに言われたので、「あの日は空気が乾燥してて、本当に僕の唇はカサカサだったんだよ!」と、その理由が嘘ではなかったと訴えているわけですね。
激昂するわけでもなく、真面目な顔のままそういうセリフを言うのがいかにもロスらしく、面白いなと思いました。


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posted by Rach at 08:18| Comment(0) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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